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能力者VS能力者~autumu story~   作者: 黒神 妄者尾
第2章 教育指導 編
20/63

第20話

今回はかなり短いです。

物語の展開のため短くなりました。

すみませんm(_ _)m

ですので今回は後書きにこれまでの登場人物の紹介をしたいと思います。

よろしけば、そちらも見ていただけると嬉しいです。

では、ご意見ご感想お待ちしてます(`_´)ゞ

コンコン。

ジョエルは教頭の話を終えた後、言うわれたとおりに理事長室の前に来ていた。


「入りなさい」

「失礼します」


中から女性の声が聞こえ、扉を開けて中に入る。そして、扉を閉めてから頭を下げてから挨拶に入った。


「今日より臨時教師として来ました、ジョエル・T・ラフリアです。お初にお目に掛かります、理事長、校長先生」


そして、ジョエルは広々とした机の向かい側で座っている、二十代後半の女性と横に立っている中年の男性を観察した。女性は髪が足の踵まで有り、今は座っているため床に銀色の髪が垂れている状態だ。しかも光の加減により鮮やかさが際立っていた。

そして、横の中年の男性は黒髪をオールバックでまとめており目が細い為、常に睨まれている感覚になる。しかも、生徒達からはあまりいい印象は持たれていないらしい。


若いですね…。校長は相応の歳に見えますが、理事長は若すぎる。今の育成機関は何をやっているんでしょうか?ぬる過ぎですね。

まぁでも、そのおかげで私も潜入できたんですが。


理事長が机の上にある紙の資料を見ながら口を開く。


「本土ではなかなかの教育者だったそうですね。生徒からも信頼があったと、お聞きしています」

「たいした事じゃありません。ただ教育者として如何いかに生徒と打ち解け合い、信仰を深めて行ったら良いのか、考えながら接していただけです。それが評価されたものだと思います」


校長は喋る事なくジョエルを見定めるように見ているだけである。

そして、ジョエルは顔を上げない理事長に嫌味もなく笑顔で受け答えた。

答えを聞いた、理事長は資料を最後まで見てから顔を上げてジョエルに微笑んで見る。


「そうですか、…分かりました。では、本土での実力をぜひ、ここでも活かして下さい。期待していますよ」

「はい」

「では、ジョエル先生。そろそろ時間ですの講堂に行って下さい。紹介は校長先生がやってくれますので、緊張なさらず堂々と立っていて下さい」

「はい」


理事長が笑顔でそう言うとジョエルは返事を返してから理事長室を出よう扉を開けようとした。

だが、扉は歩いてきた校長が開けてくれてジョエルは会釈だけをして廊下に足を一歩踏み出そうとした。

しかし理事長はジョエルが廊下を出るタイミングを見計らって"あと一つ言うことがありました"とジョエルの背中に満面の笑顔で言った。校長は扉の横で特に気にする様子も無くただ、ジョエルの反応を待った。

ジョエルは笑顔で向き直り"なんでしょう"と聞き返す。だが、理事長の次のセリフにジョエルは背筋が冷えた。


「ジョエル先生…いいえ、"Kキング"…私の生徒達を侮ってはいけませんよ。特に『偽善者』と『最弱者』と『死に急ぐ者』にはね。あと『神の子』にも気を付けて下さい。彼らはこの学園で異端であり特別な"ひと"です。くれぐれも首を落とされないように」


理事長の満面の笑みを見てジョエルは頬に冷たい汗が流れているのに気がついた。

それもそのはず。なぜならこの学園の理事長は"ジョエル達"の存在と潜入している事を知りながら、あえて何もしていないのだ。いや、もしかしたら『番犬ケルベロス』か『戦乙女ヴァルキュリア』ぐらいは入れているかもしれない。だが、この理事長は自ら『宣戦布告』をして来た。

これはあまりにもジョエル達を舐めていると受け取れる。

なんせ、『注意』ではなくジョエル達の存在を認めて『宣戦布告』をして来たのだから。しかも自分は関わらないと、遠回しで言いながら。

だが、ジョエルはそんな『宣戦布告』に対してさっきまでと違い、笑顔が作れないでいた。作ろうとすれば引きつった笑顔になるとわかっていた。だからジョエルは無表情で理事長に言葉の反撃に入る。


「知っていて招き入れるとは…私も馬鹿にされたものです。理事長…、貴方の考えは分かりませんが、"こちら"もやりたいようにやらさせていただきますよ……では」


ジョエルは無表情で何とか話終えると足を再び動かし、講堂に向かった。校長も特に驚いた様子もなくジョエルの後に続いた。

理事長室に残った理事長は窓の外に向かって笑顔で呟く。


「ふふふっ。さて、誰が"Kおう"の首を落とすのですかね。そして"Kおうが消えた、トランプ達はどうなるんですかね〜」



登場人物(第1章、第2章総合)


東山ひがしやま 秋真あきまさ(16歳)―霊能力者。

左眼に花の形をした青紫に光る『瞳』、『桔梗眼ききょうがん』を持つ。

普段はテンの能力で超能力と偽っている。

通称、変態ナルシスト。


如月きさらぎ ひびき(16歳)―超能力者。〈SSサイキッカー〉、能力ー『水変演舞ダンスフラタ・アクア』。世界で12人しかいない、SSダブルサイキッカーの一人。そして、学園最強の一人。

通称、ヤンキー。


如月きさらぎ かなで(24歳)―超能力者。〈Aランク〉、能力ー不明。

如月 響の義理の姉で能力教師、Eクラス担任。

通称、金剛力女。


睦月むつき れん(16歳)―超能力者。〈Eランク〉、能力ー『増血力破ストライク・ブラッティ』。秋真の親友。父はSSサイキッカーの睦月むつき げん

通称、歯が輝くモテ男。


四ノ宮 雫(しのみや しずく)(24歳)―コンビニの店長で新婚ホヤホヤ。

通称、天然若奥さん。


四ノ宮 優夜(??)―能力警察の方。四ノ宮 雫の夫。

通称、不明。


北川きたがわ 冬花とうか(16歳)―霊能力者。毒舌。ドS。秋真の妖怪、ぬまと仲が悪い。ブラコン。

通称、口が悪いブラコン(ぬま命名)。


リリス・ルクレツア(24歳)―超能力者。〈Sランク〉、能力ー不明。奏の同期。数学教師、Aクラス担任。

通称、ダブルメロン(秋真命名)。


リアナ・ユール(28歳)―超能力者。〈???〉、能力ー不明。保険教師。学園での不順異性行為を目的に持つ。だが、秋真限定。秋真のことを親しみを込めてボスと呼ぶ。

通称、盛っている女(響命名)。


ジョエル・T・ラフリア(??)―不明。Aクラスの臨時教師。コードネームは『(ダイヤ)の"Kキング"』。

通称、不明。


理事長―???


校長―???


稲葉いなば(16歳)―超能力者。〈Eランク〉、能力ー『反光射鏡ミラーズ・ミラージュ』。近い内にCランクに上がる予定。

通称、エキストラ。


花形はながた(16歳)―超能力者。〈Eランク〉、能力ー不明。

通称、エキストラ。


小野おの(16歳)―超能力者。〈Eランク〉、能力ー不明。

通称、エキストラ。



◆◆◆


たまも(??)―秋真と契約した妖怪。秋真いはく、ツンデレ。


テン(??)―秋真と契約した妖怪。秋真いわく、妹みたいな存在。


ぬま(??)―秋真と契約した妖怪。秋真いはく、逆らうことができない姉的存在。霊能力者の冬花とは仲が悪い。


シイ(??)―???


ライゴウ(??)―???


本多ほんだ 忠勝ただかつ(??)―冬花に従っている。冬花いはく、名武将。


金熊童子かなくまどうし(??)―鬼。




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