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蒼雷の征く果て〜青龍の力が強すぎて、俺の平穏が常に更地になる件〜  作者: セルライト
少年期

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第40話:騎士団最強の誕生(不本意)


……あら、こんな暗いところで『こそこそ』と、二人で楽しそうなことしてるじゃない?」


地下迷宮の最深部。安息の場所を見つけたと思ったカイトの背後に、太陽のような熱源が突如として現れた。

壁を素手で溶かして入ってきたカナデだ。


「げっ。……お姉さん、なんでここが……」


「私の魔力探知を舐めないで。……でも、いいわ。今の動き、ようやく『青龍』の特性を使いこなせてきたじゃない。雷と風の同期……合格点よ」


カナデは満足げに頷くと、不敵に笑った。


「でも、まだまだ『出力』が足りないわね。……レナード君も、いいセンスになってきたじゃない。……よし、決めたわ。明日から、あなたたち二人を**『騎士団最強のタッグ』**として、私が直接、地獄の果てまで叩き上げてあげる!」


「「(…………終わった)」」


カイト(絶望)と、レナード(感動)の声が重なった。


一週間後。

学園騎士団の訓練場には、伝説が生まれていた。

圧倒的な雷速と風の隠蔽で、誰にも姿を捉えさせない「影の番長」カイト。

そして、そのカイトの戦術デバッグを完全に理解し、あらゆる攻撃を最小限の動作で無効化して切り捨てる、新生レナード。

二人が並び立つ姿は、もはや「騎士団」という組織を超越した、災害級の抑止力となっていた。


「(……ねぇ、レナード君。なんで君までそんなに強くなっちゃったの? 騎士団最強とか、一番目立つポジションだよ? ……俺の有給が、君のせいでどんどん遠のいていくんだけど……)」


「師匠! 騎士団の連中が、師匠のことを『雷神』、俺のことを『その右腕』と呼んで崇めています! これも全て、師匠の導きのおかげです!」


「(……誰が雷神だ。俺はただの、定時退社を夢見る12歳児だよ……!)」


カナデが背後で「さあ、次のパッチ(特訓)の時間よ!」と炎を練り上げる中、カイトの「平穏への戦い」は、さらに絶望的な高みへと加速していくのであった。

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