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なろう少女の自由談話  作者: 阿礼 泣素
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どうも、オチなしヤマなしコンビでーす!

本日から連載します!みなさんの協力が必要です!多くの人に協力して頂けると幸いです。

「みなさん、始めました。堕無おちなし あかなです」


「始めましたって、誤字じゃないの? 一言目から冷やし中華みたいに始めてんじゃないわよ。どうも、夜馬無やまなし ゆさなでーす。今日はね、名前だけでもね、覚えてくださいね」


「ゆさなもさぁ、売れない漫才師みたいに自己紹介しないでよ」


 堕無と夜馬無と言う少女は優雅な佇まいで、いすに腰掛けて悠然としている。しかし、全くと言っていいほど気品がない。


「「二人合わせて、オチなしヤマなしコンビでーす」」


 なぜなら二人は……


なんの変哲もない女子高生だから。


なんの取り柄もない女子高生だから。


なのに、かけがえのない女子高生だ。


「って結局コンビ名言うんかーい!」


 二人はお互いに見つめ合って破顔一笑する。堕無と夜馬無はもう一度お互いに向き合って談笑を始める。


「あかちゃんさ、早速だけど、今日の一作いっとく?」


「そうだね、ゆさゆさ。今日の作品見ていこうか」



一作品目『ミライミイラ~10歳になる俺の娘はS級水魔法使いだった件について~』


堕無:「きたーって感じだね。流行りのS級作品。ほんと、A級より上のランクがS級だって決めたやつ出て来いよって感じだ」


夜馬無:「え? そこなの」


――もっと他に言うところあるんじゃないの、あかちゃん?


 夜馬無は不満げに堕無の方を見つめる。その視線を全く気にかけることなく、堕無は続けた。


堕無:「しかもこの、ミライミイラってなんか聞いたことあるんだよなー……」


――あ! 今映画が公開されてるじゃん! 未来のミ○イってやつ!


夜馬無:「あーたしかに、公開されてるわね、あの有名映画監督細○守さんのやつ……」


堕無:「アレがヒットするのを見越してきっと書かれた作品なんだよ! これは!」


夜馬無:「ってことはだよ……あの作品がヒットすれば、この作品もヒットするってわけね!」


 合点がいった風の夜馬無。そのままの姿勢で、夜馬無は囁いた。


「そして、ここで取り上げられた作品はヒット作品となる!」


「あ、それ最後に(願望)ってつくやつだ」


「その通り、さすがあかちゃん。よくわかったね」


 このように二人がここで自由に談義したところで大した変化はないかもしれない。しかし、この二人の少女の知名度が上がってゆけばもしかしたらここで紹介されると大ヒット間違いなしと言う太鼓判を押され、お墨付きをもらえることになるのかもしれない。


 今はただの二人の女子高生だが、このオチなしヤマなしコンビが世間に名を広める日が来る……かもしれない。



「ところであかちゃんさ、ミイラってみたことあるの?」


「うーん。うちは国立科学博物館で江戸時代のミイラってのを見たことあるなー」


 そう、東京の上野公園にある国立科学博物館では本物のミイラが展示されている。江戸時代のものなので約二百年前のものだ。


「あれはほんとすごかったねー。訴えかけてくるものがあるっていうか……」


「なんて訴えかけてきたの?」


「えー、それ聞いちゃうの? それは実際に見て感じてよ」


 結局作品の話からそれてしまったことは言うまでもないが、こうやってこれから二人の少女は作品を口切りにして自由に話を進める。それが功を奏すのか、はたまた、裏目に出るのかは二人が関知するところではない。


 だからこうして今日も堕無と夜馬無の二人は、何気無く、他愛無く、性懲りも無く、談笑する。


 こうやって、二人の談笑のネタにして欲しい作品を募集しています。


 ネタにしても良いと言う方は、感想欄にタイトルと、作中の名言(迷言)をコメントして頂ければ勝手に使用させていただきます。


 皆様のコメントをお待ちしております。




読者参加型の小説になるので協力して頂けると嬉しいです。

今日の作品のURL「https://ncode.syosetu.com/n1839ew/」

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