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そして鐘が鳴る  作者: 美空 侑李
第一章

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プロローグ

 遠くの教会で鐘が鳴る音が聞こえた。


目の前にいた男は首から激しく血を流し、絶命した。


煙と爆弾音が響く中で、すでに自由のきかない首をぎこちなく動かしてそれを見届けた。


自分の胸から溢れる血を眺めながら、ずっと待っていた瞬間を受け入れる。


――私は、何のために生きていたんだろう。


幾度となく考えたその答えは、結局分からなかった。


鐘の音は聞こえなくなった。視界はひどく曖昧だ。


――あぁ、もし来世というものがあるのなら。

――次は、生きる意味がほしいなぁ。


その願いを最後に、見上げていた灰色の空は、暗闇に閉じた。


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