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透  作者: 夜霧


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第四章

 日差しが柔らかでとても心地よい

 今度夫の会社でUVケア部門が無くなるようだ


 風もそよそよと吹いてくる

 だが、その風は生臭い

 海は見渡す限り赤く染っている

 ここへ住み始めた頃はキラキラと光る海だった

 それを見るのが好きだったのに


 私は病院へと急ぐ

 お腹に出来た丸みのある赤み

 最初は小指ほどだったそれは強い痒みと範囲を広げていった


 病院はとても混んでいた

 これは待ちそうだ


 ボンヤリとTVを見上げるとそこには

『 またもや新種発見!!』のテロップ

 またこの話題か


 出かけると直ぐに疲れる

 早く家に帰りたい


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