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いざ!高天原へ!3

「もしもし~聞こええてますか~?映ってますか~?受付のうずめですよ~。」

私が応答にタッチすると、スクリーンが拡大して、うずめさんがにこにこしながら手を振る映像が映し出される。

「はい、うずめ様、聞こえてますよ。映像にノイズもなく良好です。」

かんなさんは落ち着いた様子で返事をしている。私達はこのスクリーンがどうやって出たか、なぜうずめさんの映像が出ているかわからず、

「あ、あの、うずめさんこのスクリーンは何なんですか?」

「ふっふっふ、びっくりしてますね!これはカグラ士になった人だけが使える”神通話”と言うものなのです!」

うずめさんは、どうだ!と言わんばかりに得意げにピースをした。

「”神通話”?」

「はい~。神通話とは、カグラ士協会に正式にカグラ士として認められた者だけが使える、遠距離会話通信のことですよ~。神通話が使えればどんなに遠い所にいても会話ができる便利ツールなのです!!

しかも、お互いに神通話に登録しておけば何時でも連絡ができますよ~!すごいでしょ~。ぱちぱち~。」

と意気揚々に説明してくれるうずめさんを見ながら、かんなさんがふふっと笑い


「うずめ様ったら、いつもカグラ士になったばかりの子にこうやって、いきなり連絡して驚かすのが好きなのですよ。驚かせてすいません。」


「いえ、確かに驚きましたけど、でも便利ですね何時でも何処でも相手を見ながら話ができるってことですよね?」


「はい~その通りなんですよ~、天界高天原はと~~~~~~っても広いですからね~。離れた相手と会話できないといろいろ不便ですしね~。神通話の使い方なんですけど~、パン!と一回拍手して、心の中で神通話と言い、連絡の取りたい相手を想えばオッケーですよ~。これで相手が応答してくれたら会話できます~。拒否したいときは拒否の所をタッチすればいいんですよ~。」

うずめさんがスクリーンの向こうで、お手本として実演してくれている。


紅ちゃんも同じ様な仕草をして

「なるほど、簡単だね。」

「そうですよ~、もし高天原で迷子になったら、私に連絡を貰えればカグラ士協会まで強制的に引き戻すこともできますし~。」

「夕華、しっかり使い方覚えてね、これで迷子になっても安心だから。」

「えっ!私!?」

紅ちゃんが、捨てられた子犬を見るような優しい目をして、声をかけてくれた。

そのやりとりを見て、私以外の3人がくすくすと笑っていた・・・。


「それにしても、この鳥居大きいね。」

紅ちゃんが鳥居を前に上を向きながら言った。

「確かにそうですね~、普通の鳥居の2~3回りは大きいですね~。この鳥居はカグラ士協会内では、天の岩戸あまのいわとと呼ばれていて~、私の本質の能力でしか、ここの結界は解除されないのですよ~。」

うずめさんがえっへん!と腰に手を当てポーズをした。


「あ、それはさっき、かんなさんから聞きました!うずめさんの本質って何なんですか?」

私が質問すると、うずめさんはよくぞ聞いてくれましたと言わんばかりに、満面の笑みを浮かべて


「脱ぐ事です!」

「芸能です。」

と、うずめさんの言葉を遮り、かんなさんがにこやかな表情でさらっと答えた。

「か、かんなちゃん!せっかくの私のネタが・・・・。」

スクリーンの向こうでうずめさんが落ち込んでいる。

「うずめ様が言いそうな事は大体理解しておりますので。」

「流石、かんなちゃんね・・・。式神一のツッコミよ・・・。」

と涙ながらにうずめさんは言った。



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