三人目の可能性
「ここが私達が普段使っている部室です、夜桜さん、昨日貴方も聞いていたかと思いますがメンバーは私とそこの変態男、二人だけです、その他はいません」
「っこ、ここが、ですか…」
「部活にしては人数が少なすぎるよな…」
あれから陽太と雪奈はなんとか明乃の後を急いで追っては今、部室の前にいた、いつもの事ながらこの部室の階はほとんどが物置なだけあり誰も、誰一人生徒がいなかった、また見た目ただの部室というよりもただの物置なだけあり雪奈はその部室の見た目になんとも言葉に言い表せない、言葉にならない事に呆然としては見ていた、どこの誰がどう見てもただの狭い部屋、そうとしか見えなかった
「・・・この部活に関しては貴方も知っている通りほとんど部活、とは言えませんから、部活という名の仮にしか過ぎません」
「っえ、ぶ、部活じゃないんですか??」
陽太の言ったことに明乃は念の為と思ってはそう半分雪奈に紹介するように陽太を見ては言った、そしてそれを雪奈は聞いていたのか驚いた表情を浮かべてはそう明乃を見ては言った
「その事については部室の中で説明しますので、またこの部室の事について一つ言っておくことがあります」
「!は、はい」
明乃はそう言ってはスカートのポケットの中から部室専用、と言っても異空間に繋がっているもう一つのこの部屋用の鍵を取り出した
「?っそ、それはなんです?」
「いい質問です、この鍵はこの部室の鍵となります、・・・ですがこの鍵はただの鍵、ではありません」
「っただの鍵じゃない…?」
明乃がそう言ったことに雪奈は疑問を浮かべた、確かに少し古びたようなまた鉄か何かで出来たような鍵に見える物のただの鍵にしか見えない、その事に頭を悩ませた
「この部室、いえ、違いますね本来はこの部屋はただの空き部屋でした、そして本来のこの部屋の鍵はこちらです」
明乃はそう言ってはもう片方のスカートのポケットの中からいかにも普通の何処でも使われそうな鉄でできた小さい鍵を見せた
「っえ、か、鍵が二つ…?」
「はい、本来この学校の生徒、他先生が使う鍵はこちらのいかにも普通な小さい鍵です、そしてもう片方のこちらの鍵が私たち部活、で最も必要で無くしてはならない最重要な鍵です」
明乃はそう半場ボロクソ気味にに学校で使われる方の鍵を見せては言い、もう一方の昔に使われるような、古い型の鍵を見せた
「な、なるほど…って、ん??なんで鍵が二つもあるんですか…?こちらの鍵が部活で必要だとはわかったんですけど…」
雪奈はなんでそんな鍵が二つも必要があるのかと疑問に思ってはそう明乃を見ては言った、それに対し明乃は一息付いては言った
「・・・そうですね、それでは夜桜さん、貴方にわかりやすいように二つの鍵を使ってみましょう、まず最初にこちらの学校で使われている方の普通の鍵を」
「!は、はい!」
「っあ、その鍵方、俺初めて使うの見るよ」
「こちらは普段使う必要もありませんし、なにより説明する相手すらもいませんから」
ある程度は雪奈も感心を持ったのかそう言っては鍵穴に鍵を挿し込む明乃に雪奈は近づいた、一方でその普段(学校用)の方を使う明乃に陽太はそう言っては近づき見た、そして明乃はそう近づいてきてはそう言ってきた陽太にそう説明してはゆっくりと鍵を回した、するとカチャ、と音がしては明乃はそっと開けた
「っこちらが普段学校から見た空き部屋です」
「っ…け、結構埃っぽいんだな…」
「っそ、そう、ですね・・・」
開けた途端ムワッ、となにか土埃に似たような物が廻った事に明乃は勿論陽太と雪奈は腕で口元を覆った、そして中は明乃が言う通り完全に空き部屋となっているのかなにもなかった、ただ完全に空き部屋というわけでもないのか所々になにか小道具のような物が置いてあった
「夜桜さん、今のこの空き部屋をちゃんと覚えておいてください」
「えっ、は、はい」
中を確認した事を明乃はそう言う雪奈に言った、雪奈はそう言われては特になにか質問せず大人しく従おうと頷いては返事した、明乃は雪奈が返事を返してきたのを見てはゆっくりとドアを閉めた、ガチャ、と音を立てては閉まった事を確認し鍵を閉めては抜き、ポケットの中に入れしまった
「次はこっちの私達が使う鍵です、まぁ今更こんな事を言うのはバカみたいであまり言いたくないのですが別にこんな事覚えていなくてもこの鍵はいつも私が持っているので覚える必要性すらもないんですけどね」
「・・・じゃあ今なんで説明しているんだ…?」
あまりにもツッコミ所満載な事を言う明乃に陽太は唖然としてはここは聞いておいた方が明乃の為になるのではないか、などそんな気配りしては一応、聞いた
「・・・一体どのような原理でこの部屋はなっているのか、そう一応、説明しておいた方が良いかと思い今説明しているんです」
「っあ、あぁ~…な、なるほど…」
「あはは…私は氷野さんが私の為にわかりやすくやってくれてるのだとわかりとても嬉しいですよ、別に無駄だなんてそんな事全然思いませんよ」
陽太はそう明乃が鍵を挿し込んではそう言ってきたことに自分の時はそんな説明もせず普通に入れたよな、などそんな事を思っていた、勿論口に出してそんな事を言った場合どんな仕打ちが待っているのかと、また面倒な事になりそうだなと想像しては頭の中だけで思うことにした、また最後に雪奈が苦笑いしては一生懸命にフォローしている事に陽太は、えっ、もう部活入る気なの?などそんな事を思っていた、だがこれもまたなにか言った所で明乃に口出しされる、そう思ってかもうなにも言うまいと思っていた
「・・・そうですか、それは私としても無駄な時間だとは思わず有意義な時間だったと思えてとても助かります、そこの変態男とは大違いですね、とても」
「あ、あははは…」
「俺がなにしたってんだ…というか、夜桜、お前この部活入る気なのか…?」
明乃からの突然の理不尽極まりない返しに雪奈は勿論陽太は苦笑いてはそう言った、またそう思うと同時にやはり陽太は先ほど思った、この部活に入るのか?、とそう思っては雪奈だけに聞こえるように聞こうとした、だがそれは面倒、そう思ったのか普通に聞くことにした
「っえ、あ、は、はい、っえ、えっと…迷惑、だったでしょうか…?」
「っい、いや、全然迷惑だなんて思わないけど…」
「・・・?」
この部活は部活とはそんなわけがなくどちらかと言えば、表現しやすい物と言えば警察、または自衛隊、この二つがとても表現しやすい物だと陽太はそう思った、しかも下手をすれば明乃から聞いたものだとすればそれ以上に悲惨な物だと聞かされていた陽太は少し戸惑った、ましてややっとの思いで虐めから解放された物のそれ以上に最悪な場所に入れさせるなどもってのほか、と
「・・・一つ、とても大事な事を説明するのを忘れていましたが夜桜さん、貴方はこの部活に強制的に参加せざるを得ません、そこの変態と同じで」
「っえ、それって一体どういうことなんですか…?」
「っぇ、な、なんで…!?」
陽太と雪奈の会話を聞いていたのか明乃は少し暗い表情を浮かべてはそう言った、雪奈はそれに対しなにか察したのか不安そうな、冷や汗を掻いてはそう明乃を見ては言った、また陽太はそれを聞いては勿論最初に思い浮かんだのは自分達「特異な人間」この事だった、この学校には自分以外はいない、そう聞かされていた筈が何故か雪奈もその対象の中に入っているような言い方に陽太は驚くことしかできなかった
「・・・その事については部室の中で説明させていただきます、またこの事に関しては昨日、貴方も私と同じく見た筈です」
明乃は陽太のそんな問いにそう振り向いては陽太を見ては言った、そしてそう言うと同時にカチャ、と鍵を捻っては音を立てドアを開けた、そして当然ドアを開けるとそこに広がっていたのは先ほどの空き部屋とはかなり違い部屋の中はほとんど端から端まで荷物に埋もれ、だがそれでも綺麗に片づけられていた、真ん中にテーブル、そしてその横にソファに椅子、そしてその奥にパソコンにまた椅子、そしてその端と端にダンボールがわんさかと並べられていた、またこんな所を見た雪奈は衝撃的すぎたのか目を大きく見開いては固まっていた
「・・・どうですか?これで実感したと思います」
明乃はそう目を瞑っては言いサッと一足踏み込んでは部室の中へ入っていった
「っは、はい…す、すごく、衝撃的です…驚きで頭の中がいっぱいです…」
「こうして見てみると本当に別の空間なんだなこの部屋って…」
元々の本来の部屋の中を見たことがなかった為陽太はその本来の部屋とこの異空間の部屋の違いの差に驚いては苦笑いしてはそう言った
「っえ、べ、別の空間…?」
「!な、なんでもないから、ほら、とりあえず入ろ!」
「っ!は、っはぃ…」
変に戸惑うような不安になるような事を言っていた事に陽太は雪奈にそう不安そうな顔を向けてきては聞いてきた事に驚いては慌てて雪奈の両肩を掴んでは部室の中へ押した、陽太は無意識にやっていた為かなんとも思っていなさそうな表情、一方雪奈はそれなりに恥ずかしいと思ったのか顔を赤くしてはゆっくりと足を部室へ踏み入れた




