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全て受け止めてしまえばいい②(陽太の思い)

「・・・はぁ、難しいわ…というよりもう考えられる物が何もないわ…お手上げね」


「っえ、えぇ??お母さん今の話を聞いてる限りだと恋だとしか思えないんだけど…」


「・・・だから恋じゃねえって、まぁ、今まで感じた事がない感情だから余計になのかもしれないけど、さ…」


陽太はそう言い表情を暗くした、そんな陽太に母親はなんとかしてあげたい、そう思うもなにも思い浮かばない、そしてこのままではダメ、そう思い母親はある提案を出すことにした、だがこれは放棄したと同然の答えでしかなかった


「…一つ、私に考えがあるわ」


「・・・っえ?」


「!お母さんなにかあるの?」


「・・・う~ん、まぁあるはあるんだけど…」


これではなんの解決にもならない、そう思う母親だったが陽太はいち早くこの自分が抱えている感情、思いをなんとかしたいのか顔を上げては熱い眼差しを向けた


「母さんなんでもいいから言ってくれ、このなんか・・・っと、とりあえずなんか言ってくれ!」


この気持ち悪い感情、そう陽太は言おうとしたがその言い方はあまりにも失礼、明乃に対して失礼、そう思い言えなかった、そして一方で母親はそんな陽太の熱い眼差しについ押され、言う事にした


「…わかったわ、でもこれはなんの解決にもならないけど…大丈夫?」


「!あぁ、今はとりあえずなんか答えがほしいから!」


母親の言うことをとりあえず聞いてみようそう思い陽太はちゃんと座っては耳を傾け聞こうとした、母親はそんな陽太にとりあえず言ってしまおう、そう思い言うことにした


「…そうね、言った方がもしかしたら力になるかもしれないわね…それじゃあ私が思った事はね」


「!あ、あぁ…」


「・・・」


陽太はともかく一華も気になるのか母親の言う事に耳を傾けた


「…なにもしなきゃ良いのよ!」


「・・・っえ?」


「・・・ん???」


母親からの返答に意味が全くわからないのか陽太と一華は互いに見つめ合っては首を傾げた、言葉があまりにも足りないのか、または短縮しすぎたのか母親は苦笑いした


「まぁ、簡単に言ってしまうと陽太は別に今のままでも平気だって、その事を伝えたかったのよ」


「・・・っえ、い、今のままって、え??俺今のままだからこんな…」


陽太は母親の言っている事が理解できずに自分の胸を抑えてはそう言った


「私の勝手な想像なんだけど陽太が苦しんでるその感情って、あれでしょ?えっと、今日初めて会話をしたばかりのにこんな感情を持ってて、しかもそれが原因で泣いちゃった自分がおかしくて、それで苦しんでるんでしょ?」


「!!あ、あぁ!そう、そうなんだよ!」


あまりにも適格に自分が思っていた事を簡単に言いのけた母親に陽太は驚き、そしてわかってもらえた事に喜び笑みを浮かべ頷いた


「私自身もうまくは言えないんだけど陽太はその子の事がそれだけ魅力的に見えて、まぁ異種の一目惚れに似た類なのかしらね??それで陽太は多分苦しんでるのだと私は思う、でもそうした場合まぁ簡単に言ってしまうとその時分が抱えてる思いは全部受け止めてしまったら良いんじゃないかな、って私はそう思う、わね」


母親自身もうまく言葉にして伝えられないのか頭に人差し指を当ててはそう少し苦しそうに言った、陽太は今の母親の言葉がうまく伝わったのかはよくわからないがかなり驚いた表情をしている


「っう、受け止め、る…」


「そう、受け止めてしまうの、仕方がないってね、それに陽太の話を聞く限りだと別に嫌われたとかじゃないんでしょ??」


「!あ、あぁ…ただ、なんか…そう言われて、多分俺感性に浸ったせいで…」


「・・・お兄ちゃん昔からよく泣いたりしてるからねぇ、泣き虫お兄ちゃん」


一華はそう横にいる陽太に向かっては苦笑いしながら言った、陽太はそんな一華の言葉にドキッとするもある意味合っていてなにも言えなかった


「…それなら猶更よ、これからもその女の子と関わっていってそれでいつか友達になれると思うわ、それに友達はなろう、って事でなるんじゃなくて無意識に勝手になるんだから、そこら辺もしかしたら勘違いしてるかもしれないから今言ったけど…陽太、ちゃんとそこはわかりなさいよ?」


「!そ、そのくらいはわかってるって!」


「・・・あ、後その子の性格だとかはよくわかってないけど別に陽太にそう思われてても嫌だとかそういう事は絶対に思ってない筈よ」


「・・・っえ、なんでそんな事・・・」


何故そんな事がわかるのかと陽太は不思議に思い聞くことにした


「ん?だって陽太さっき自分で言ったじゃない、あまり慣れ慣れしくしないでくれ、まだ知り合いじゃないって」


「・・・??」


陽太は母親にそう言われ思い出した、だがそれのどこにそんな思いがあるのかと疑問に思った


「あら?わからない?」


「っえ、あ、あぁ…うん」


「・・・お兄ちゃんもっと人と会話した方がいいよ」


「っは、はぁ!?」


横からそんな図星を突かれたような事を言ってきた一華に陽太は思わずそう少し大声を上げ言った


「ふふっ、そうね陽太はもうちょっと人と関わった方が良いわね、家でパソコンばかりしてないで」


「っう、うるせぇよ…そ、それで今のどこにそんな…」


「…まだ知り合いじゃない、つまりこれからはもしかしたら知り合い、つまり友達になれるかもしれないって事、言ってるじゃない」


母親はあまりりにも鈍いのかまたはアホな陽太に苦笑いしてはそう言った、そしてその言葉の意味、裏に何があるのかと気づいた陽太は驚き、そして心がドキドキ、と喜んだが事がわかった


「っっ…た、確かに…」


「・・・お兄ちゃん自分では全く気づいてないかもしれないけどその顔気持ち悪いよ」


「っえ?」


「ふふふ、陽太が女の子関連でそんな表情するの初めて見た気がするわ」


母親はそう言っては後ろの棚から鏡を取っては陽太に見せた、そして陽太は自分が一体どんな顔をしていたのかわかり慌てて顔を真っ赤にしては隠した


「っや、やめろよ!というか誰が気持ち悪いだ!」


「ん?お兄ちゃんだよ」


「っってめぇ…」


「ふふふ、それじゃあ話も解決した所でそろそろ夜ご飯を作るわね」


母親は陽太のそんな嬉しそうにしている表情を見ては椅子から立ち上がりそう言った、陽太はそんな母親に


「!あ、あぁ…えっと、つまり俺はこのままで良いって、事なんだよな?」


「ん?えぇ、そうよ、別に陽太はそのままで平気、大丈夫よ、それよりも・・・」


「?」


母親の視線に陽太はふと不思議に思いその視線の先を追った、それは手だった


「っ!あ・・・いや・・・これは・・・」


「あぁ!そういえばさっきお兄ちゃんが帰ってきた時から気になってたんだよね、お母さん何も言わないから言わなかったけど、どうしたの?その指」


「!!ま、まさか陽太貴方、その子への思いが溢れて襲っ「っ違うわ!!」


勘違いにしてもひど過ぎる勘違いに流石に陽太は完璧否定した、その後もその女の子、明乃の名前を教えてやらと、どんな子なのかと陽太は色々と聞かれては否定しては一華に煽られ、そしていつの間にか言い合いになっていた、そしてそんな二人を見ていた母親は暖かい目で見守っていた



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