その悲鳴の正体、それは刀だった
「・・・」
「っか、狩野くん…、ま、前…」
「っえ、ま、前ってなにが…??、それよりも夜桜、お前いきなり、大丈夫か…?」
高い悲鳴と、そして顔面真っ青にしている雪奈を見ては流石に陽太もそんな雪奈に心配するのかそう言いながらも雪奈の言う通りに前を向いた。
そして前を向くと同時に雪奈のその驚いた理由も悲鳴を上げた理由も大体は察することができたのかただ冷や汗掻いては一言、呟いた
「・・・・・・これって、銃刀法違反じゃね…?」
目の前にあるその物を見ては現実だと陽太は思いたくないのか、または、軽く少し冗談を言っておきたいと思ったのかただ笑みを浮かべては明乃が右手に持っているその物を見ては言った
「・・・大丈夫です、ちゃんと本部から私達二人分、使用許可をもらったので」
明乃はそう陽太の半分冗談で半分真面目なそんな言った独り言にまじめに答えてはポケットからちゃんと使用許可書を貰いましたと言わんばかりにノート一ページ分ぐらいの大きさの紙を見せてきてはそう言ってきた。
それもちゃんと二人分、日本語じゃなく英語でもなく、よくわからないがそう書いてあっては押印が押されていることから本当なのだと陽太はわかった。
そしてそんな陽太を置いては右手に持ってあるその長物を床へと叩き付けた
「っ…!」
鈍い、なんとも言えない音に雪奈は驚いたのかビクッ、と震えてはそっと陽太の背後から頭を出した、陽太はそんな雪奈と明乃を見ては苦笑いした
「・・・なぁ、なんで俺と夜桜のだけその許可書があって氷野、お前の許可書はないんだ?」
大体検討がついている陽太だったが敢えてここは聞いておいた方が良いかと思ったのか念の為聞いておくことにした
「…はぁ、仕方ないですね…」
陽太のそんな言ってきたことに明乃は面倒臭いと思わんばかりにため息付いては制服の裏内ポケットから小さく畳んである紙を見せてきた
「?あれ?なんか、古くないか…?」
明乃が見せてきたその紙を目を凝らしては見た陽太はそう言った、その紙は先ほどまでの自分達の白い紙ではなく少し古臭いような、少し薄茶色に変色したような、そんな色になっていた
「…私は何年も前にこの使用許可書を貰いましたから、古くなったんでしょう…」
明乃はそう目を瞑ってはまた小さく折り曲げては裏内ポケットへと閉まった、そしてそう仕舞うと同時に明乃は陽太の目の前へときてはその陽太の許可書である紙を渡してきた
「はい、これは貴方の分です、無くさないでくださいね」
「っな、なくさないけどさ…とりあえずその右手に持ってる物騒な物置いてから言ってくんない…?」
近づいてきてはそんななんとも何故か純粋そうな笑みを浮かべてきては言ってきた明乃に陽太は寒気を感じた、その笑みに関してもだがその右手に持っている物を見ては猶更だった。
また今更ながらその今回陽太達が使用許可された物は「刀」だったのだ
「貴方も同じ物騒な物右手に持ってるじゃないですか、人のこと言えませんよ、それより、夜桜さん、これが貴方の分です」
「っ!は、はぃ…」
そう陽太が言ってきたことに明乃は少し嫌味を聞かせては言った、そしてそう言うと同時に陽太の後ろへと縮こまるようにしては隠れている雪奈へと明乃はその許可書の紙を渡した。
雪奈自身、その明乃の刀を見ては恐怖を感じたのか陽太を若干盾にするかのようにしてはその紙を左手に受け取った、明乃は二人に渡したことからかまた陽太の前へと戻っては言った
「くれぐれもこの今渡した許可書については無くさないようにお願いします、この許可書の紙を無くされてしまうと後々面倒ですので…まぁ、面倒と言っても再発行するのが面倒なだけなんですが…」
最後の方は単なる本音なのかわからないがそう少し俯いては言ったことに陽太は思わず苦笑い、雪奈は多少は慣れたのかゆっくり陽太の隣へときてはその左手に持っている紙を見ては右手に持っている刀を床へと置いては折り畳み足元へと置いてある制服の中へと閉まっていた。
陽太はそんな雪奈を見ては同じく足元へと置いてある制服の中へとしまった、そしてそんな二人がしまい終わったを見てか明乃は言った
「・・・それでは二人も私が先ほどやって見せたかのようにその紐の部分を解いては中身を出してください、そのままでは勿論使えませんし、ただの鈍器と同じです」
陽太はそう言ってきた明乃を見ては先ほどの光景を思い出しては同じくその紐である部分を解いては思いっきり引っ張った
またそんな陽太を見てか雪奈は少し緊張しているかのようなそんな表情を浮かべながらも紐の部分に手をかけては思いっきり引っ張った
そしてそれから陽太、雪奈とその中身、刀が露わになった、だがその露わになった刀を見ては陽太は苦笑いした
「・・・なぁ、氷野、なんで俺の刀、黒なんだ…?」
「!わ、私の刀は水色です!」
能力同様、またその刀の色も真っ黒なことに陽太は思わずがっくし、と残念そうな表情を浮かべた、また一方で雪奈の刀は能力同様水色の刀だった。
雪奈は陽太とは違い綺麗な水色だった事からか嬉しそうな表情を浮かべていた、明乃はそんな陽太と雪奈を見ては言った
「・・・貴方ならもう察してるかと思いますがこの刀の色は能力同様の事を示して作りました、私は黄色、貴方は黒、夜桜さんは水色、と、後あくまでこれを作ったのは私ではなく本部です、またこの色にするように頼んだのは私です、ですから私からのプレゼントのような物です、なにか文句でもありますか?」
絶対に文句だけは言わせまいとしているのか明乃はわざととても悲しそうな、まるで捨てられた子犬のようなそんな表情を浮かべては言ってきた。
普通のただのそこらの女子だった場合は酷く打ちのめされるところだが明乃のその容姿なだけあり陽太はそんな明乃を見てはため息付いた
「・・・別になんでもないです…」
悔しいと思いながらもここで反抗した場合明乃だけじゃなく雪奈からもなにか言われそうと思った陽太はそう若干明乃を目を細めては睨むようにしては見た。
だがそんな陽太を見て、聞いた明乃はなんともなさそうな表情を浮かべては無視していた、陽太はそんな明乃を見ては内心少しだけ舌打ちしていた
「・・・夜桜さんはその刀、結構気に入ったみたいですね」
一方で雪奈はその手にした刀を見ては目を輝かせては見ていたことに明乃は優しく笑みを浮かべてはそう言った、陽太はそう明乃が言ったことに隣、雪奈を、というよりもその瞳を見ては思わず苦笑いした
「!はい!凄く気に入りました、本当は凄く危ない物なのにこの部分だけはとても綺麗で、すごく落ち着きます…!」
雪奈はよほど気に入ったのかそう言っては鞘の部分に頬を擦り付けるようにしていた、陽太はそんな明乃を見ては少し瞬きするもその心底嬉しそうな表情を見ては思わずつられてか嬉しくなり笑みを浮かべていた
「・・・まぁ、それはあくまで鞘を収めている時なだけであって鞘を抜けば危ない危険な代物ですけどね」
まるでその雪奈の夢をぶち壊すかのように冷徹な声、そして冷徹な心籠っていないそんな言い方をすると同時に明乃は普通に鞘を右手に持っては引き抜いた
そしてその言葉通り鞘を引き抜くとそこには動物という動物を簡単に真っ二つに一刀両断できるであろう刀身が丸見えになっていた
「っおいおい…いきなり引き抜くなって…危ない…」
流石に陽太は驚いたのか雪奈を少し若干庇うように前に出てはそう言った、勿論雪奈が襲われるなんてそんなことはなくただただ自然に陽太は前へと出ていた
「?…あぁ、すみません、あっ、ところで鞘を抜いてしまえばこの刀身部分は私達三人共色はなく白に近い銀色ですから、念の為言っておきますね」
明乃はそう言うと同時にそっと、ゆっくりと引き抜いた鞘を元に戻した、また本当にちゃんとした刀の為カチッ、と音がしていた
「へぇ、そこは色ないのか…良かったというかなんというか…」
「あっ、そこはないんですね」
明乃がそう言ったことに陽太はなんとも複雑そうな表情を浮かべ苦笑い、一方で雪奈は明乃の言うことを聞いていた為に少しだけ鞘を抜いては明乃の言った通り白に近い銀色と確かめてはそっと収めていた
「・・・ちなみにですが、この刀の由来のような物は「草薙の剣」これを見本として作ったそうです」
とうとう百話まで来ました…ではなくて戦闘に関してなんですが次の話です…(戦闘戦闘、戦闘詐欺…




