表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
(新作VRMMOでただただ遊ぶだけ)  作者: 茶影さん
本編:Ver.1
86/153

素材収集2

 リンゲル森に到着するとすでに夕方から夜へと時間が変わり森の中は暗い。しかし森に入ると月明りがこの森を照らし、暗さを感じさせることはない。そんな森をテウスと一緒に歩いていく。


「ん~......モンスター出ないねぇ」

「ワフ」

「まぁいいかぁ。おっと微癒草だっと」


 手当たり次第ではないけど微癒草や癒し茸、微毒草などの毒草も集めておく。何があるか分からないからねっと。フラフラと森の中を捜索していくと何故か異様に明るい場所が見えた。......なんだろうかあそこ。近づいてみるとテウスが急に周りを索敵し始めていた。ちょっと気を引き締めたほうが良いかなぁ。


 異様に明るい場所に来るとそこは小さい泉で月明りを反射していた。そこはなんとも神秘的な景色が映し出されていたけれども異様なほど生物の息遣いが無くて不気味に思える。というかこんなところがあるとは知らなかったけども、ここら辺は何かがおかしい。周りの草が切り揃えているのもそうだけどモンスターが来たことがないんじゃないかと言うほどなにも感じない。


「ウゥゥゥ!」

「......やっぱなんかおかしいよねぇ」


 そう思って警戒をしていると勝手にドゥーサとチューンが出てきて警戒し始めている。やはり何かがおかしいのか。ラビちゃんとライムは出てこないみたいだけど、それは仕方ないかなぁ。私とウルフ三体は警戒したまま探索を開始した。


 泉を鑑識してみると『魔除けの泉』と書いてありここにモンスターがいないことについて納得がいった。近づかないようになっていたからかぁ。


 そもそもここを見つけられたのって運が良かったのかな。いや、そもそもテウスが近づけたことの方が不思議なんだよね。そしてそこからの警戒モードにちょっと疑問を感じる。そういうものって言われたらそれまでだとは思うけども絶対ここには何かあるはず。


 ......周りをキョロキョロと見渡してみてもやはり不気味なほど静かなだけ。う~む、ここって一種のセーフティエリアになっているのかな?でも他のセーフティはもっと違う感じがするんだけどなぁ。.......ちょっと気になるなぁ。司書さんならなにか知ってるかな?ちょっとメッセを送ってみようっと。送ったらどうであれここを出よう。落ち着かない。


________

司書さん。魔除けの泉って知っていますか?知っていたら教えてくれませんか?

________


 よし、これで大丈夫っと。


「テウスたち、ここを出るよ」

「「「ワンッ!」」」


 ゆっくりとしていたい感じではなかった。私たちはその場から後ずさりいつもの雰囲気漂う森に入った。どこからともなく安堵のような吐息が出る。なんか......疲れたなぁ。もう帰ってもいい気がする。


「疲れたね......帰ろっか」

「「「わふ」」」

「それじゃテウス」

「ワンッ!」

「ありがとー」


 テウスに跨がりドゥーザとチューンが護衛となりリンゲル森を駆けていく。......ミニマップにあそこまでの道は書かれているってことは後でも行けるはず。1人じゃちょっと不安だしユーカとハイドと共に来ようっと。そう思っていると司書さんからの返事が来た。


_______

魔除けの泉は冒険者たちのなかでは有名ですよ。ただ厳かな気配がして休まらないという欠点がありますが

_______


 なるほどやっぱりそういう感じなんだね。さらに詳しくとは思うけどそれは戻ったらでいいや。素材の収集は終わってるし帰ろう。なんか疲れた。肉体的ではないけども精神的にあそこで気を張りすぎた。


 走っているテウスがふと速度を弱めた。なんだろうかとテウスを見てみるけどなんか上を見上げている。見てみればドゥーザとチューンも見上げている。私も上を見上げてみる。


 見上げた先にはなんと蛍みたいな光と月の明かりが周りを照らし、森のなかが明るくキラキラと光っていた。月明かりだけでもきれいだったけど蛍みたいな光が混ざるとさらにきれい。


「きれー」

「「「......ウォゥ」」」


 私たちが見上げているとここを通りかかったプレイヤーたちも上を見て感激の声をあげていた。ついついスクショをとってしまった。しばらく堪能していたけれどもテウスたちが歩きだし、この場所から離れていった。リンゲル森を抜けて空を見上げる。


 ここがゲームの中ということを忘れてしまうような、でも現実じゃ絶対に見られないだろう満天の星を私は目にした。月明かりが明るいから月の周りには星が見えず、月から離れるほど星々がキラキラと輝いている。このゲームで上を見なかったことをとりあえず後悔してしまうほどにはきれいだった。


 東門に到着し、街中にはいる。当然だけど目立つ。門番さんは特に気にも止めず入れてくれるし街の人も気にしてないから私としても気にするようなことでもないんだけどプレイヤーからの視線が煩わしい。


 図書館に到着したところでテウスたちを撫でて送還する。それから図書館へと入る。図書館に入ると司書さんが軽く手を振ってくれて「帰ってきた」と思う。


 司書さんと少し話して私は仮眠室でログアウトした。そしたらアイさんがまた別の人?にしばかれてた。ホッホォ怖ぇ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ