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(新作VRMMOでただただ遊ぶだけ)  作者: 茶影さん
本編:Ver.1
18/153

第二回ログイン

 朝かぁ......親はどうなってるんだろうか、階段を下りてみればいいか。


『コンコン』

「さてさてどうなってるかなぁ」

「「うぅ.....うぇ」」


 やはりというか思った通りでした。お酒弱いのにたくさん飲むからだよ。玄関からは少し遠ざかってはいずりながら移動しているがまるでゾンビのように動きが遅く、じれったい。...スポーツドリンク有ったっけ?


「おはよう」

「お”あよぅ」

「う”ぅ”のみずぎだ」

「お水いる?」

「「い”る」」


 まったくこの親は....リビングからキッチンへ行って、コップを二つ持ち、水を灌ぐ。その間にも両親のゾンビのような声は聞こえ続ける....あれ?仕事は良いのかな?休みなのかな。......不安になってきたんですけど?


「......ねぇ、仕事は?」

「今日は....やずみ....んっくんっく、ぷはぁ」

「明日は仕事なんだけどね」

「ならいいけど、お酒はほどほどにしなよ?あ、あとテーブルの上に請求書あるから」


 昨日、寿司屋のおっちゃんが渡していった4万ないくらいの請求書があるんだよ。酒代で2万いってたんだけど。どうやったらそうなるんですかね。まったくもぅ、とりあえず着替えておこっとまだ寝巻のまんまだし。


「シャワーだけでも浴びなよ?」

「「はい」」


 いまだに玄関で伸びてる人たちが言っても信用ならないな。まったく.......さてと、ログアウトしてから何時間たったんだろ?5時前には終わってたし16時間かな?で、ゲーム内48時間、2日間が経ったくらいかな。ログインしてもしばらくは本を読み進めるだけだしね。10時には始めよっと。

_________

 それから、親へ少しばかり介護を施した後にようやくログインできる状況になった。昨日のログアウトの時にもう一回入るって言ってたけど結局は入れなかったなぁ。......リビングのソファーと机で伸びている両親にログインすると伝え、いざ!ログイン!

_________

 ......うっ、やっぱりこの浮遊感は少し慣れないとなぁ。まずはアイさんをさが.....いたぁ。なんかかどっこでいじいじしてる。いやまぁ、悪いのは私なんですけどね。あはは


「え、えっと。おはようございます」

「......昨日、来ませんでしたね」

「えっと、両親がお酒飲んでべろべろになって、介護してたら入れなくって」


 若干鼻声でした。ごめんなさい。体育座りでいじいじしている姿は少しいやかなり可愛いので、笑いそうになりそうで、笑ったら何か言われるのが大体察せるからそんなこと言えないんですよねぇ。


「あ、あのログインしても」

「......分かりました。行ってらっしゃい。」

「え、はい。行ってきます。」


 あら~......拗ねちゃってる。....まぁ行ってきますね

________

「.....う」


 ....来たかぁ。こっちだと2日ぶりになるっぽいね。......本を読む前に外で飲み物を買ってこよっと。そのあとで本を読もうっと。


『ダダーン!』


 ......あれ?この前と違うな。まぁいいけど。廊下を歩いて玄関の方へレッツゴー!ついでにメッセ来てるかも確認しておこっと。......特にないか。そして司書さんは相変わらず受付で本を読んでるなぁ。でも私が来ていることは分かっているみたい。それでも気にしてない感じがする。せめて挨拶くらいはしておこっと。


「こんばんは」

「こんばんはミーノさん。本どうなさいますか?」

「ちょっと出てきます」

「分かりました。行ってらっしゃいませ」


 司書さんとあいさつをしたのち、外へ、今回はどんな鈴の音が鳴るのだろうかね


『カランチリリン』

「普通だった」


 夜の街に出ていく私は街行く人たちの装備が少しではあるけれども変わっている事に気づいた。どう違うのかというと、私のような初心者用の装備をしている人が少なく見えた。......街に入れるようになれたのかな?方法が見つかったのか。街にいる人たちが頑張ったのか、まぁ私には関係ないんだけどもね。


 さぁて、あのマスターにコーヒーを入れてもらえないかなぁ?あのコーヒー美味しいんだよね。


 街はまだ少し騒がしく、移動するにはちょっと不便だけれども昨日よりはまだましかな?あれ?じゃあまだ外にいる人はいるのかな?いやえぇ?じゃあ装備が更新されている人って店売りの装備を買った人なのかな?


「ま、いっか」


 ミニマップを頼りに昨日の喫茶店に歩を進める。その間に何かしらの障害があるわけではなく、案外あっさりと店にたどり着く事が出来た。出来たが....店が混んでいる気がする。人の気配が多い感じがするような?


「......入ってみれば分かるか。」

『リンゴンリンゴーン』


 え、どうなのそれは。ランダムで決まるのかな?この鈴の音は。それで店の中は、まぁほどほどに混んでる。男女問わずいるけど、なんかうっとりしてる。声にやられちゃったかぁ。


「......いらっしゃい」

「こんばんは。マスター」

「あぁ、どうも......なにか?」

「コーヒーを持ち帰りって出来ませんか?」


 やっぱりいい声だよねぇ。作りものってわかっているけれどもいい声に変わりないんだよね。でもつかれてそうだね。ハハハ!自爆じゃないかな?


「持ち帰りねぇ......まぁいいかな。20Gだ」

「20G......はい」

「あいよ。少々お待ちを」

「はい」


 ん~...いい匂いだよねぇここ。けどここにきている人は知っているのだろうか。この声作りものだし、この人副社長らしいよ?聞かされた時はびっくりしたよ。本当に。......お?紙コップだ。へぇ


「こちらを」

「どうも、あの、このコップって?」

「飲み終わったら自動で消えるのでごみは出ません。」

「ほほぅ、便利ですね」

「えぇ」

「はぁ~......では私は行きますね」

「えぇ、ご利用ありがとうございました」

『リンゴンリンゴーン』


 さて、インベントリにコーヒー入れて。図書館に行きますかね~。今日もガンガン読むぞー!あ、でもお金が足りなくなる前にちゃんと稼ぎに行かないとね。一応メインは調合士でやりたいし、採取のスキルもあったほうがいいかな?あ~でもそれならハイドに任せた方がいいかも?......連絡してみよっと。フレンドリストからハイドにフレンド通話してみよっと


『ジリリリ』

「......あ、もしもーし」

『もしもーし、どうしたミーノ』

「うん。薬草とか持ってる?」

『ん?あぁ、調合か?』

「そう」

『あぁ~~、今そこらへんにいないんだ』

「え?そうなの?」

『あぁ、残念ながらな。そっちに戻るには......あ~このゲーム内で6時間後だな』

「どこまでいってるの?」

『あ~リンゲル森の少し奥だ』

「えっと?」


 リンゲル森?一体どこにあるんだろうかなぁ?あ、そろそろ着くな。切らなきゃね。図書館は静かにしなくちゃね。


『あ~、うん。まぁどうする?』

「いや、頑張ってね。じゃ切るね」

『お、そうか。そっちも頑張れな』

「うい」


 そうして、ハイドとの通信を切った後、青い屋根のある建物に入る。普通に図書館ですけどね。しかしなぁ、ここに来る人が少ないんですが、なぜでしょうかね?皆やっぱり外に出てるんでしょうかね?いやぁ、ご苦労様ですぅ。


『チリンチリリン』

「ただ今戻りました」

「はい。では何冊お読みになりますか?」


 う~ん。現実で2時間だから6時間分2冊かな


「2冊で」

「分かりました。では、こちらとこちらをどうぞ」

「ありがとうございます」


 というわけで、ちゃんと二冊借りて読むとしましょう。えっとタイトルは?【観測のススメ】と【魔力と魔法】か、じゃあ【魔力と魔法】読もうっと。気になってはいたけど他の本を読んでみたくて読んでたんだよね。ようやく魔法かぁ。楽しみだなぁ。


 そう思い私はその本を開き、本を読み始めた。読み始めたはいいものの.......これは訳が分からない。魔力とは何か、魔法とは何かを書いてあるのは分かる。分かるけども、分からない。......でもあれだ。これ理解できてないと魔力が暴走して死に戻りだわ。.......やっぱりノートのスキルが欲しいですね。メモ機能が無いからなぁ。


「ふぅむ」


 実践してみないとわかんないかなぁ。自爆を恐れててはどうしようもないので頑張りますか。よし、あとこの【観察のススメ】を読んでみよっと。この本にスキルに関しての情報があるかもしれない。ので!頑張って読みます。

_________

 .......うぅ~ぁ。読み切ったぁ~!ふぅ、全部読んで分かったことは、これはスキルを習得したいときには役に立つものですね。......やっぱりノートのスキルが欲しいね。でもまずは、調合と魔法のほうをどうにかしなければね。ふぅ....コーヒーを時々飲んではいたけど、これは冷めないようになっていたのかな?全然冷めなかった。


「ふぅ....うぅ~~」


 疲れた...今何時だろ?......2時?がっつり夜じゃん?あ、リアルで11時過ぎか。ん~なら一旦止めとこう。休憩も必要でしょうし。司書さんに言っておこっと。


「ふぅ、司書さん」

「はい。ご休憩ですか?」

「はい。いいですか?」

「はい。大丈夫ですよ。その二冊の本は読み終わりましたか?」

「あ、はい。終わりました。」

「なるほど。分かりました。では」

「あ、はい。」


 そうして、司書さんから許可をもらったのち、仮眠室へ。とりあえず休憩しましょ。カーテンを閉めて、ログアウトっと。

_______

「ふぅ、ただいま」


 つい言ってしまった。あそこにまたいじけている人がいるのに。一瞬顔が「ぱぁっ」ってなったけどはっとしてまたそっぽ向いちゃった


「......おかえりなさい」

「アイさんまだ機嫌悪いんですか?」

「そんなことは」

「え~?......あ~今日はちゃんと入るから、ね?」

「......本当ですか?」

「はい。これはただ単純にお昼休憩です」

「......行ってらっしゃい」

「はい。行ってきます」


 .......可愛いかぁ。まぁ一回現実に戻ってからこっちに来る予定だもんなぁ。よし、お昼過ぎまで休憩しますね。


「あぁ....戻ってきた。」


 結局本を読むだけでやっぱり終わった第二回ログイン。......今日のお昼は素麺でいいかな。作るの面倒だし。こうして二回目のログインが終了した。お昼は素麺ではなくうどんを作り、みんなで食べましたとさ。

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