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まぁ、頑張りましょうか。【学生編】  作者: 和水 璃雨
三章 学園編 中等部
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93話 また出てきたんですか…。


懲りずにまたアレが出てきます。




朝ご飯を食べ終わり、一旦部屋に戻ってから歯を磨いたりして寮を出て、暫くしたらディオさんやソルさんやヴェールさんと合流した。


「お、夜風。もう学校に行っても大丈夫なのか?」


「はい、熱も咳も引きましたし。」


寧ろ、ヴェールさんの爽やか加減がキラキラと眩しいです…朝だから特にその爽やかさに拍車がかかっているように感じられるぜ…。


「ルナからある程度は事情を聞きました。…本当にごめんなさい。」


「いえいえ…ソルさんはお粥のダメージの方は大丈夫でしたか?」


「はい、ディオさんにお世話になったので…。」


一口しか食べていない私と違って、ソルさんは何回も何回もアレを食べたんだよね……お兄ちゃんなんだから一言くらい突っ込んでやれよ。


「お、お粥の事は言わないで!僕だって反省してるんだから…。」


「ルナさんが言うならもう言いませんが…。そう言えば、ヴィオーラ先生が告白された件知ってます?」


「どっかの非常勤講師が、親衛隊の隙を突いて告白ってアレか?」


「男子寮でも、その話題で持ち切りでしたよ。…残念ながら、それ以上は分かんないんですけど…。」


「ふふふ、僕は新聞部の友達から新情報ゲットしてるよ!…どうやら、ヴィオーラ先生はその非常勤講師の告白をフったらしいよ?どうやらヴィオーラ先生には、昔っから好きな男の人が居るらしいんだよね!キャッ!!」


へぇ〜。ヴィオーラ先生、告白断ったんですか。しかも、昔から好きな男の人が居るとか…結構一途なんだな。(てか、何でルナさんが照れているんですか。…そう言うモノなのか?)


「しかも、告白した竜人の非常勤講師にはとある秘密が隠されていたみたいなんだよね!それが知りたい人は、150円で売っている『トレラント学園新聞−号外−』を買ってね…って新聞部の友達が言ってた。」


ちゃっかり宣伝盛り込んできてるな、新聞部部員兼ルナさんのお友達さんは。


「えぇ、新聞部制作の新聞って購買に売ってるじゃん。買ってくるの面倒だから教えろよヘニミス妹〜。」


「…何でここに居るんですかアルベロ先生。職員室は逆方向ですよ?」


「いやぁ、気になる話題を小耳に挟んで付いて来たらここまで来てしまったのよ。こっから引き返すのも面倒だからこのままサボろうかなぁっと思ってな。」


サボるなよ通常勤講師。貴方がサボると、私が探しに行かないといけなくなるんですからね!


「ふざけた事言っていないで、さっさと職員室に戻ってください。」


「へいへい……ん?」


何だ、いきなり足元見てどうかしたのか?


気になったので、私も視線を足元まで落としてみた。



カサカサカサカサ――


キョロキョロ。


カサカサカサカサ――


キョロキョロ。


「よし、今回は見つかってないな!」



「「「……。」」」



どすっ


「痛ぁぁぁあ!?いや、別にどこも痛くはないけど痛ぁぁぁあ!!」


「見ぃ〜つけた。」


漸く見つけましたよ影の精霊。あの指環の恨み、これっぽっちも忘れていませんからね!


「何々コトハ、何を踏み付けたの?」


「これは…黒い髪に黒い服を着た小人?普通に可愛らしいけど、琴波は何かこの子が関わった事でトラウマでも持っているの?」


トラウマって言うか、大変解くのが面倒くさい呪いを以前頂きました。


「まぁ、似た様なモノを以前少し…で、今回は何をしに来たんですか?」


面倒事ならぶん投げるぞ。


「う〜、何で見つかったんや?…って、これは君らの足やったんか。そりゃバレるなぁ。あ、僕が何でここに来たと言うとな、この前の指環のお返しにと思ってプレゼントを持って来たんやけど…どうらや登校中みたいやから放課後辺りにまた来るで!」


あ……ちっ、あの野郎逃げやがったな!


「お礼って何だろうなぁ?食べ物とかだったら良いな。あ、タオルセットでも可。」



アルベロ先生、ちょっと黙っていて下さい。




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