67話 Let'sチェック!
ルナ&ソル視点です。
▼ルナの場合
「じゃあ、その装置の上に手ェ乗っけろよ。乗っけてから魔力を全力で込めろ。そうしたらちゃんと測定されるからな。」
「はい!…ねえ先生。判定が終わったら装置バラしても「よろしくない。」ちぇ、分かりました。」
えっと、このちょっと手形に窪んだところに手を置けば良いのか。ああ、この装置をバラして中身を見てみたかったなぁ。
まあいいや、ここに魔力を込めれば良いんだね!
「手ェ置いたな。そんじゃ、判定を開始する。」
先生が装置のスイッチをポチっと押したのを見てから、僕は全力で魔力を装置にぶつけた。
「むむむぅ。」
これでもかってほど魔力を込めても、装置に全て吸収されていく。…キッツイ!三分で終わるって言っていたけど、三分を越えたら僕倒れる自信あるよ!そんだけキツいよ!何か、炎天下の浜辺か砂利道でフルマラソンしてる気分だ!42.195Kmなんて走った事ないけどね!せいぜい走って3Kmしか走った事ないけどね!
「ほれほれ頑張れ。後約一分だからな~。」
適当だな先生っ。約一分て中途半端だな!え、それって長いの短いの?どっちなの!?
「くっ…ぁ。」
マジヤバイ。アレだ、熱々(45℃位)のお風呂に三十分間浸かったらこんな感じに違いない!今汗がダクダク流れて、息切れして、喉乾く…ああ、誰か水を…僕に水を恵んでください!
「はい終了。もう手を離しても良いぞ?」
「やっと解放かヤッホォォオ痛ぁぁあ!?」
「騒ぐな。次測るやつの迷惑になる。」
「うぅ、ごめんなさい。…で、僕の数値はどうでしたか先生!」
「あ?ああ、魔力値は884で上の上の中ぐらい…中々のレベルだな、お前。魔力質はやや補助系寄りだったが、純度も高めだし基本的に不向きな属性以外ならどれでも問題なく使えるな。ヘニミス妹で言ったら、不向きな属性は闇と炎だな。」
闇と炎…由榎ちゃんとリアマ嬢?え、僕二人の事無意識に苦手意識を…。
「…あのな、別にお前が魔法を使うのに不向きなだけであって、お前の人間関係には全く影響ないからな?」
「おお、そうなんですか!…ちょっと焦ってしまいました。」
「納得したところで、次のやつ連れてこいよ?…ほい、用紙。」
「はい、分かりました。…あ、先生ー。僕は一応魔法細工師になりたいんですが、なれるでしょうか?」
「おー、大丈夫大丈夫。言ったろ、補助系寄りだが基本的に不向きな属性以外なら使えるって。だから安心しろな。さっさと次のやつをつれてこい。」
「…ありがとうございます!!次の人連れてくるねー。」
▼ソルの場合
「どうしたヘニミス兄。印をつけているところに手を置けって。」
いや、置きたいのは山々なんですが…。
「(…なんで印がドヤ顔ウサギと呆れている熊のデフォルメイラストのシールなんですか。もっと別のがあったでしょうに…。ウサギと熊と微妙に目があってしまって気になるじゃないですか。)」
少しシールから目をそらしながら窪みに手を置いたら、先生が開始の合図が出たので魔力を込めた。
最初の80秒は緩めに、最後の80秒で一気に魔力を込めると良いよな。疲れにくくするのはそれが一番だよな。
「くっ…かはっ。」
疲れにくいって言っても、やっぱり疲れるものは疲れるなぁ。
「はい、終りだ。…お前魔力のコントロール結構上手いな。ちゃんとペース配分できるやつは久々に見たよ。」
「あはは、俺コントロールだけは上手いみたいで…。」
ルナはコントロールより威力…つかスピード重視なんだよなぁ。あれだ、下手な鉄砲も数撃てば当たる的な。
「えっとな、魔力値は881で上の上の中…大体妹と一緒だなお前。で、魔力質は純度高めで創造系寄りだ。」
「そうなんですか。…アレですね、双子だから色々似るんじゃないですかね?…じゃあ用紙を下さい。次の人を呼んできますね。」
「おお、頼んだ。…ほい、用紙。」
「それじゃあ失礼します。」




