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まぁ、頑張りましょうか。【学生編】  作者: 和水 璃雨
三章 学園編 中等部
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46話 相談する人選ミスったな…。


「コトハって、意外とモテたんだね!しかも、クローシュ君…コトハ的に言えばジェニー君って、コトハと同じ委員会だし(委員会は、一学年男女で四人と言う規定がある。)確か凄く良いところの御曹司かなんかだよ?上手くいけば玉の輿とか狙えるよっ!」


「玉の輿って言われましても…私、下級ですが一応貴族なんですよ?別に今の状況に不満があるわけではないですし、今更この状況を変えようとも思っていません。尚且つ…ジェニーさんの事よく知りませんし。(つか、ジェニーさん…ジェニー君の情報今初めて知ったわ。)」


ああ、何でこんなリア充みたいな会話をルナさんとしないといけないんだ…。(因みに、やっぱり会話中に頬を赤らめるなんて芸当出来ません。良くできて冷や汗をグッと我慢する程度です。背中には滝のように流れています。……あぁ、風呂上がりなのに…。)


「あれ、同じ委員会なのに話したことないの?少しも?一センチも?」


「一センチって、何の例えですか…クラスメイトとは言え初対面…もしくは面識が数回ある程度の人に話しかけると言うのは緊張しますし…男子のクラスメイトなんて、ソルさんとディオさんしか話をしたことありません。」


女子なら多少は話せるけどね!リアマ嬢も、ここ数年で少しお喋り出来るようになったし。(相変わらずのツンデレっぷりですが、少しは大人しくなりました。…成長したんだね!お姉さん嬉しいよっ!)


「う~む、コトハってガード固いんだね。僕からは良いアドバイスは出せないなぁ。…そうだ、こう言う時こそ由榎ちゃんを頼ろう!由榎ちゃんって、色んな人から告白されているらしいし、良いアドバイスをくれそう!」


「(ガード固いって…認めるけど。)由榎さんにアドバイス…ですか?一体何の…」


「何って、コトハがどうやれば素直になるかってアドバイス。」


ブッ!?…何よ素直になるって!驚いて(心の中で)変な声出しちゃったじゃないですか!あと、私はいつでも(自制した)本能に忠実だよ!?


私の制止の言葉に耳を貸さないルナさんは、「いってきま~す。」の言葉を残して部屋から出ていった。



数分後、七分袖の白いワンピース(たぶん寝巻きであろう。)を着た由榎さんを連れてルナさんは帰ってきた。…ああ、また話がややこしくなっていく…。


「ここに来るまでに粗方事情は聞いたけど…へぇ、琴波があのジェニーに手紙で告白されたの。」


「そうなの!!由榎ちゃんはジェニー君の事何か知ってる?」


…私が告白されただけなのに、何でこんな女子会みたいな空気になったんだろう…。(恋バナか?恋バナのせいなのか?年齢問わず、何で女子は恋バナが好きなの?凄く疑問だ…。)


「そうねぇ…。ジェニーはどこかの結構大きな製薬会社の御曹司で、顔良し性格良し家柄良しって三拍子が揃った奴よ。…良いのは表の性格だけだけど。」


お、表の性格…だって!?やっぱり、外面は良いけど内面は腹黒いってありがちなパターンなのか!?


「表の性格?表があるなら裏もあるって事だよね、どんな性格なの?」


聞いちゃうの!?そこ聞いちゃうの!?『触らぬ神に祟りなし』って(コトワザ)、ルナさん知らないの!?(…知らないだろうな。ルナさん、意外と語学の勉強苦手みたいだし。)


「これは、とあるクラスメイトに聞いた話なのだけど、どうもジェニーの裏の性格って……」


いやぁぁぁあ!?そこ、あえて勿体振って言っちゃうの止めて由榎さん!私の恐怖値メーター振り切れちゃうから!振り切れて壊れちゃうから!(ついでに壊れて変な思考回路になっちゃうからぁ!)


「…重度のブラコンらしいのよね。彼の全てが弟基準で回っているみたいよ?」




……へ、ぶ、ブ…ラコン?え、そこは普通シスコンやマザコンじゃないですか?あえてのブラコンなんですか?


「…余計に、ジェニー君が何で私に告白したかが謎になったんですけど…。」


「こればっかりは私達には分からないから、いっその事本人に聞けば?ここでウダウダ考えているより、よほど単純明快な気がするわ。」


……これは、『手紙自体を無かったことにして、全体的にうやむやにする作戦』は、真実を知りたい場合は実質却下されたって事ですね?


「コトハ、後で色々教えてねっ!」


くぅ、ルナさんめ。他人事だからってそんなポワポアしやがって!撫で回すぞ!




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