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まぁ、頑張りましょうか。【学生編】  作者: 和水 璃雨
二章 学園編 初等部
41/2202

38話 わ、私は無実だ!

授業の後に先生の所に行ったら案の定、制御装置(リミッター)渡されました…。どれにしようか散々悩んで、銀色の細身のバングルタイプにしました。……いや、黒にしようかと思ったんですけど…それだと由榎さんと被るし、同じ考えで赤もやめました。ええ、リアマ嬢と被ったらそれだけでネチネチネチネチ嫌がらせをしてきますからね…!


まあ、色被ってなくても嫌がらせ…(?)はうけますけどね、現在進行形で。



「(ふふ、私何が悲しくて応接室所に行く道を、リアマ嬢と一緒に歩いているのかしら…私、何も悪くないよね?ヴオルカン公もそう言ってたし…。なのに、何でまたヴオルカン公に会いに行かなきゃなんないんですか?そろそろ3コマ目始まるよね?え、リアマ嬢サボる気なの?私道連れされるの?…チッ、こんな時に限って一団の人達はちゃっかり早めに帰っちゃうし…。ルナさん達待ってもらえば良かったな…先生との話があるから遠慮してしまって…くっ。)」


(ワタクシ)からお父様に罪を軽くさせてもらえるように言ってあげるわ!感謝しなさいよねっ!」


先生から制御装置を貰った帰りにそう言われて、腕を引かれたのが運の尽きだった。


…いや、罪も何も…もう保健室の件でお咎めなしって決まってるんですが…。ふふんって胸を張っても、残念感が伝わってくるだけなんだけど…(貧乳はステータス、希少価値的なアレなのか?それとも、まだそれ程成長してないだけ?…リアマ嬢の場合は、後者であってほしいね、切実に。)


私がスッゲーリアマ嬢に失礼な事を考え込んでいた姿が、リアマ嬢には不安そうに見えたんだろう。そっと手を繋いできた。……って、はい?


「か、勘違いしないでよね!す、少し手先が冷えてきたから、カイロ代わりに貴女の手を繋いでいるだけなんだから!決して貴方を慰めようだなんて、これっぽっちも思っていないんだからっ!」


…わお、典型的なツンデレ出た。これ程典型的で見事なツンデレは、アニメの中だけかと思っていたわ…。


体を…特に手先を温めることは、体内保持魔力をある程度巡らせることによって解決するんだけど…。コレ、言わない方が平和的に事が進むかな?今ちょうどデレてくれているし。


黙っているのもアレだから、リアマ嬢に目線を合わせて(私の方が少し身長が高い。)小さく微笑んだ。


リアマ嬢は、微笑んだら顔を真っ赤にしてそっぽを向いてしまったが、手はしっかり繋いであった。


あらま?キレられると思って身構えていたんだけど、逆にデレを増幅してしまった?キレられるよりは全然ましだけど、何でいきなりデレるんだ?


「…今まで私に説教する人なんて居なかったの……お父様以外だと貴方が初めてよ、このリアマ・イグニース・ファイスカ様に二度も説教をしたのは。」


そっぽを向いたまま、リアマ嬢はボソリと呟いた。


「あ~…まあ、二回のお話で申し上げた通り、あのままリアマ嬢が制御装置をお取りになって力を使ったら周りの人達にも危害が来る上、下手したら教室が燃え落ちそうでしたから…。人は感情が高ぶると、周りが見えなくなる事が多々ありますから、リアマ嬢には頭を冷やしてもらったんです。(そして怒りの矛先が私に向いて、現状に至るんだよね。)」


…あ、私普通にリアマ嬢と話してるよ。今気づいたよ。(バカかって?悪いか!本気でさっきまで気付かなかったんだよ。)


「わ、私の力を認めた上での発言でしたの?」


ありゃ?また予想外の答えが返ってきた。


「当たり前です。制御装置を付けられるのは、属性の純度が高いのと同時に体内保持魔力の多さも示しています。……例外として私みたいな者も居ますが。(ボソッ)」


「っ~!!」


小声で言った呟きは、リアマ嬢には聞かれなかったようだ……良かった…。…リアマ嬢顔真っ赤だったけど、私の風邪でも移ったのかな?


「風邪でも引きました?」ってリアマ嬢に聞いたら、「さ、さっさと応接室に行きますわよっ!」って返された。…デレが消えてた。



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