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まぁ、頑張りましょうか。【学生編】  作者: 和水 璃雨
二章 学園編 初等部
38/2202

35話 居眠りって気持ち良いよね。


あのあと、熱を測ったら平熱までに下がっていたので、取り敢えず『無理をしない』を条件に保健室を出て教室に戻った。教室に戻ろうと、何の身構えもなく普通にガラッっとドアを開けたもんだから、私が席につくまでクラスの全員に一度めっちゃ注目されたときは恥ずかしかった。



「(恥っずかしい…顔が熱い。)ディオさん、授業終わった後で良いのですが、授業ノートを見せてもらっても構わないでしょうか?(ボソッ)」


「おお、良いぞ。…顔、今度は真っ赤だけど本当に大丈夫なのか?(ボソッ)」


さっきまでは、顔が青くなるか白くなるかの二択でしたからね。


私、注目されるのも大の苦手ですからね、軽度とは言えアガリ症だし。(外面は落ち着いているようにしていますが、内面は凄くテンパりまくってるアレ。)


「コレは大丈夫なやつですので、安心してください。詳細な…詳しい事情については、後程ルナさんと一緒に説明します。(ボソッ)」


ルナさんもあの場にいた証人の一人だものね。私一人が説明するよりは、分かりやすくなると思う。


「(つか一コマ目は算数かよ、簡単すぎて逆に寝みいな。)ふっくぁあ…。」


噛み殺しきれなかった欠伸が口から漏れた。…結局あまり仮眠は取れなかったし…、十分くらい寝るか。


「ディオさん、少し眠るので十分たったら起こしてください。(ボソッ)」


「…分かったが、ちゃんと十分たったら起きろよ?(ボソッ)」



大丈夫ですって、十分たったら絶対に一コマ目の終業のチャイム鳴るから、確実に起きますって。チャイムの音そこそこデカイし。


そう思いながら、うとうと眠っていった私であった。


はぁ、授業中に寝るなんて、『私』の時もやらなかったから、まともに寝るのはコレが初めてかも。私の席、窓から程よく日差しが入ってくるし…居眠りって、なかなか気持ち良いもんだね!




キーンコーンカーンコーン、キーンコーンカーンコーン、キーンコーンカーンコーン~。




アレ、思ってたよりずっと早くチャイム鳴ったぜ!?嘘、まだ私凄い眠いよ!ヴォルカン公は風邪の症状は治療してくれたけど、根本にある寝不足による疲労感は取ってくれませんでしたからねぇ。当たり前だ、寝不足で風邪引いたとか誰も分からないしな。


「あ゛あ゛、眠たい…。でもノート写さなきゃ…。」


ディオさんからノートを受け取り、キレイに書くことそっちのけでガリガリと写していった。


「コトハ…元気にはなったはずなのに、何か辛そう。何かあったのかな?」


「眠たいみたいよ?琴波を見た感じ、授業中でも相当うとうとしてたみたいだし。」


「そうなの?…そう言えば、コトハは寝不足だから風邪引いたんだっけ。」


「正確には、寝不足で体内の免疫力が低下したから風邪を引いたのよ。」


「…簡単に説明して?」

「だから、寝不足で体の中にある病気に対抗する機能が低くなって上手く働かなくなったから風邪を引いたのよ。(まあ琴波の場合はそれ以外にも、“あのヴォルカン公に会う”って言うプレッシャーもあって風邪を引いたのかもしれないけどね。)」


「ああ、成る程。…僕も寝不足には気を付けよ。…ソルも気を付けてね?ソルが風邪引くと、寂しいんだけどさ…、もう看病してあげられないから…。」


「うん、わかった。…ルナも気を付けてね?」


「うん。」


「(琴波がノートを写していてこの場に居ないから、ツッコミが足りなくてこの双子の言動が暴走しているわ…。)」



私の知らない、ルナさんとソルさんと由榎さんの会話。





「夜風、本当に大丈夫なんだよな?どこか辛いとことかないんだよな?」


「ええ、物凄く眠たい以外は平気です。(ディオさん、貴方はお母さんですか。)」


ルナさん達が話しているときの、私とディオさんの会話。


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