表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
まぁ、頑張りましょうか。【学生編】  作者: 和水 璃雨
二章 学園編 初等部
30/2202

27話 バスの中でのヒトコマ

あの教室で起こしたリアマ嬢一団のドタバタの後、ルナさんにに誘われて気分転換がてら購買に行くことになった。(私も行きたかったから、二つ返事で承諾。)



「ふぇ~、学校の中でバスに乗るとは思わなかったよ!て言うか、バスあったんだね、初めて知った。シートふかふかだぁ~!!」


「そりゃ、ここめっちゃ広いですし、一応私立ですからね。学費がそれなりに高い分、設備もしっかりしてますよ。……わぁ、図書館も大きい…。(図書室じゃなくて図書館なんだ、この学校…。まあ、本が沢山あるなら気にしないけど。)」



ジー。



「……コトハ、一体さっきから何見てるの?」


「何って、正門の所にある装置でダウンロード出来るこの学園の情報ですよ。今はマップを開いていて、現在地を確認中です。」



結構今さら思ったんだけど、何で小学生にスマホ持たせてんだろうちの親。普通持たせても二つ折りのケータイだろ。(キッズケータイとかは……デザインや機能的な意味で絶対嫌だけど。)



このスマホ使い勝手が良いし、もう使い慣れたから、気にしないけどね。(タッチパネルに指紋とかが着くのは、少しばかり気に食わないけど。)



「良いなぁ、コトハはケータイ持ってて。僕たち、いまだにケータイの類い渡されてないんだよ。」

羨ましそうに私のスマホを眺めるルナさん。


「アハハ、これケータイじゃなくてスマホですよ。(どこら辺が違うのかは、イマイチ分かんないけど。)……それを思うと私の家が結構特殊過で、ルナさんの家が普通なのかもしれませんね。…にしても、何でまたケータイを持たせてもらえないんですか?」


「『私の子だから、絶対ケータイ持たすと分解するかもしれない。てか、まだ子供にケータイは早い!』って。分解なんてしないっての!……うん、分解なんてしない。」



何だよその微妙な沈黙は。…分解する気は、少なからずあるってことか。


念のため、そぉっと自分のスマホを体で隠す。


「だから、そんなに警戒しなくても分解しないってばぁ!!」


ちょい涙目になりながら、ルナさんは叫んだ。


「警戒なんてしていませんよ。ただ、光の関係で上手く画面が見えないので、こっちに移動しただけです。……あと、車内で大声を出すと周りに迷惑ですよ。」


「うぐぅ、分かったよ。…大声を出してごめんなさい。」



ルナさんは素直だなぁ。リアマ嬢もこれくらい素直だったらいいんだけど…。あの子高飛車系ツンデレ属性だから無理か。無理って言うか、限りなく望み薄そうだな。


「…ルナさん。お昼ご飯、購買で何か買って食べましょうか。」


「お、良いね。どうせならソル達も呼べば良かったなぁ。」



「後ろの席に、お二人居ますけどね。」


「!!!?」


バッとルナさんが振り返り、後ろを見たら、窓際に頬杖をついて欠伸をしているディオさんと、ディオさんの隣でソルさんはこちらに手を振っていた。


「俺達も購買に興味があってね。」


「だったら一言言ってよ!ビックリしちゃった!」


「ビックリさせたかったんだよ。」


「もぉ…許す!」


「アハ、ありがとう。」




「…ソルさん、席変わりましょうか?(甘すぎんだよ、君達。私の隣でイチャイチャしないで下さい、お願いします。せめて、二人だけでイチャイチャして…。)」


「え、良いんですか?コトハさんありがとう!!」


私の内心などつゆ知らず、嬉々として提案を受け入れるソルさん。



「あの夜風も、やっぱりあのノロケは耐えられなかったか。(ボソッ)」


「も、って、ディオさんも?…って、“あの”とはなんですか。」


「俺やファイスカの奴に説教はかましたのに、あの双子のノロケは耐えられなかったか……って意味。」


「アレとコレは、全くの別物ですよ…。」



ふっと前へ視線を動かせば、何かハートが飛んでも可笑しくない雰囲気になっていた…。




購買へ行く道のりは、果てしなく遠いようです。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ