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東堂兄弟の冒険録〜悪のヤドリギ編〜  作者: 涼森巳王(東堂薫)
第七部 決戦! ミルキー城 十九章 ミルキー城潜入作戦
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火竜戦!1



 国境でいきなりボス戦かぁ。

 さきが思いやられるなぁ。

 ワレスさんから条件をつけられたんで、僕らは前衛で戦う四人を相談した。ワレスさんが援護してくれるなら、全滅することはないだろうしな。


「自動発動はいいんですよね。でしたら、バランは外せないです」

「今の最強メンバーで行ったほうがええんちゃうん?」

「そげだねぇ。わのトドメはHPの高い相手には、あんまし効かんけん、今回はやめとくわ」

「かーくんの風神のブーツは自動発動のうちですよね?」

「自分で呪文となえるわけじゃないからね」

「じゃあ、かーくんは素早さ上げて、ガンガン叩いてほしいです。クリティカルも出やすいし」

「ロランのクィーンドラゴンの鞭って、ドラゴン系に二倍のダメージだよね?」

「じゃあ、僕とかーくん、バラン。残る一人は誰にしよう?」

「クマりんか、ぽよちゃん。モリーでもいいかも」

「ケロちゃんの自動石化、効くかなぁ?」

「レベル高い相手には効きにくいよね」

「じゃあ、クマりんかな。実質、三体いるのと同じだから」

「だよね」


 やっと相談がまとまった。


「では、行くぞ」


 ワレスさんが歩いていくので、僕らはそのあとをついていった。

 ワレスさんなら一人で火竜も倒せるんだろうなぁ。

 数値をちょこっとのぞくと、レベルが53になってる。職業マスターボーナスの補正値も、この前より上がってる。今の職業はまた聖騎士に戻ってるけど、マスター中だけ新しい職業に転職してるんだな。

 この人、全職業制覇するつもりなのかな?


 でも、僕だって、けっこう負けてないぞ。ふふふ。この三日間、職業おぼえるついでに、せっせとつまみ食いしたからね。僕の今の数値は、これだ!

 レベルは26になった。

 HP1074『949』、MP570『389』、力243(279)『225』、体力255(293)『190』、知力254『132』、素早さ247『176』、器用さ246『145』、幸運99998。


 レベル26でHPなんか、ワレスさんに匹敵するんだよっ?

 しかもそのうちの950ほどがチューチューで得た数値だ。つまみ食いしてると、反動でレベルアップ時のステータスの増加が激減するとは言え、もともとの数値のなんて低いこと。

 つまみ食い様々だね。

 職業は大富豪。職業補正で力と体力が15%アップしてるしね。


 火竜が目の前に迫る。

 近くで見ると、ほんとデカイなぁ。

 特訓前の僕らなら、尻尾を巻いて逃げだしてるとこだ。


 ジャラララーンジャラーンと激しい音楽が流れだす。

 戦闘圏内に入った。



 火竜が現れた!

 火竜の先制攻撃。

 火竜の雄叫び。

 火竜のブレス攻撃の威力が高まった!



 ああっ、先制攻撃されてしまった。

 まあね。ずっと遠くから見てたから、ドラゴンだって待ちかまえてるよね。

 でも、攻撃にはいたらない。

 よかった。素早さがこっちのほうが高いんだ。


 戦闘開始!

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