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         10  協力

 平原の村で医療行為から始めた。抗生物質を用いて大きな怪我でも炎症もなく治すのを見て驚く人々がいた。

            10  協力


 平原の村は200人ぐらいが暮らしているだろうか。医師も薬師もいない。怪我や病気をすれば自然治癒を待つだけだ。平原で活動を始めて医療協力が特に喜ばれれた。怪我人の治療で抗生物質を使えば炎症もなく大きな怪我でも治癒する事に驚かれた。

 住民が集めた物や住民に案内してもらって複製した物は今迄無かった珍しい物や貴重な物が多く大きな収穫があった。ここで取れる薬草は今迄にない効果があった。動物にも大きな薬効がある物が多い。野菜や果物、お肉や海産物は珍しい美味しい物が多い。一定の成果を上げマリアンヌは娘に挨拶に行った。娘は村長の娘だそうだ。マリアンヌは、

「お陰様で十分な成果を上げることができました。こちらが今回のお礼の品です。ご笑納下さい。」

マリアンヌは品物の数々を渡した。特に評判の高かったお菓子は多目に渡した。娘は、

「これはありがとうございます。怪我や病気の治療までして頂いた上このような品々まで頂くのは申し訳ありません。」

娘が恐縮していると、マリアンヌは、

「私達はこの地で一定の成果を上げました。今後の成果はそれ程多くないと思われます。更に西進する事には心が引かれますが、まだ領でやらねばならぬ事がございます。アンドロイドを数体残し我々は一旦引き上げます。色々ありがとうございました。」

娘は少し淋しそうな顔をして、

「淋しい事ではございますが、致し方ない事でしょう。貴方達の目的が複製を使った薬剤と物品の収集である以上お引き留めする事も叶いません。これは情報ですが、西の森を越えたところにある山にドラゴンがいてその心臓は万病に効くエリクサーだとエルフに聞いたことがあります。参考にして頂ければ幸いです。」

マリアンヌ達は、3体のアンドロイドを置いて一旦帰領した。マリエールに会った。マリアンヌ達はマリエールに報告した。マリエールは、

「成果は判っているわよ。大きな成果だわ。エルフと交流できなかったのは残念だけど平原の人間達を通じて交流できるかも知れないね。ドラゴンのエリクサーの情報は重要だわ。討伐部隊を編成する必要があるわね。その時はまた君達にお願いするわよ。冒険譚を書いてもらう必要があるからね。今回の冒険譚はできそうかい。」

マリエールは面白そうに聞いた。マリアンヌは、

「冒険譚と言うよりも紀行譚というようなものならできそうです。領がどんな活動をしているのか領民や国内の人々に知ってもらう機会になれば幸いです。紙芝居にして色々な人々に知らせるのも手だと思います。複製があるから一度作れば次々とできますから。」

 マリエールは王都にマリエール商会二号店を開いた。既に医師の資格を持ったアンドロイドは沢山いる。二号店は一号店の5倍ほど大きい。安くて良い商品が多いと好評だ。この店では酒類を扱っている。エール、ビール、ワイン、ウィスキー、ジン、ウォカ、焼酎、ラム酒、日本酒---------------。1年前から準備を始め、アイテムボックスで時間を調整して、最高級のお酒に仕上げて複製した。

 王都にマリエール商会二号店ができた。安くて良いものを扱っていると評判だ。お酒も扱っている。1年前から準備を始めアイテムボックスで時間調整をした。

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