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地脈龍様と融合する事で得られる利点だけ得て、体感的なデメリットは避ける方法、と考えて、私は能力で操る身体を追加で一つ用意し、それと地脈龍様と融合させる事を思い付きました。……これならまあ、そして地脈龍様に連絡を取る前に水霧さんに能力で身体を用意して貰います。
それで結果として得た身体は、黒髪ツインテな桜色の瞳で胸はCくらいのスレンダー体型。服装はかなり大胆で、前を開けた状態の黒色のチョッキの様な服装に黒のミニスカートで、ピンクの紐がアクセントに成っていて、黒のハイヒールを履いている感じ、ですかね。
「……やけに露出度が高い義体ですね」
「一応エロ売りモドキくらいはやる体でやる為の身体だし、多少はね?」
「……はぁ、私は他人が私で自慰行為するの最高な人種だったら融合のデメリットはデメリットじゃ無い気がするのですけどね」
「むしろそうじゃないのにやるのか?」
「他がどう思って居ようと別に私がそう言う事をやられる訳じゃないですし」
「それだと呪いの藁人形的には不味くない?」
「わざわざ別の身体を用意しましたし」
「うーん、じゃあ義体の感度調整しとく?」
「何をやる気ですか?」
「いやほら、そう言う事をされても快感来ない様に感覚絞って置いた方が良いだろ?」
「え? もう身体作り終わっていますよね?」
「いや、別にそう言う調整くらいは出来るよ?」
「セクハラをするつもりですか?」
「……なら義体の身体をネイトに感覚的に繋げたまま色々な場所を撫でなよ」
「代わりに自慰行為をしろと?」
「そうしなくて済む様に調整してやるって言っている訳だが、嫌なら良いぞ」
「……お願いします」
「じゃあ始めようか。呪いの藁人形理論なら、対策に性器とかにも触ってもらうけど勘弁な」
「やっぱりセクハラする気だったじゃ無いですか」
「最悪神経をごっそり抜いて終わりにしていたよ」
「洒落に成りませんね……」
「まあ、やるぞ」
そして暫く調整を行いました。……擬似的な自慰行為を水霧さんに見られる事に成ってしまいましたね……。
こういう事に快感を覚えられたほうが色々と良いのだとは思います。自慰行為を長々と見せて手を出されないのも色々とアレですけど。
「はい、調整終了っと」
「……手を出さないのですね」
「ルド様と一緒にするな。嫁居るからね、俺にも」
「ならなんでやったのですか?」
「そもそも神経ごっそり抜いて終わりでも基本的に義体で活動しないなら何ら困らないはずなのにやるってネイトが言ったから」
「え? つまり、私の自爆だと?」
「眼福でした。ごちそうさまです」
私は気付いたら水霧さんをどついて居ました。
「あのねぇ?」
「いや、悪いとは思うが、ちゃんと聞いたぞ?良いって言ったじゃん」
「貴方の嫁に水霧さんが浮気したと伝えに行きますかね」
「直接的な事をやった訳でも無いし、この程度なら今更だぞ」
「はぁ? 何を言って」
「ワールドシミュレーター内部でもっとやばい事を嫁達公認で一緒にやっていたし」
「やばい事、とは?」
「地脈龍様関連の話で俺の話が出たと思うけど……」
「つまり、もう地脈龍様と融合するレベルの事を昔にやった後だから、その程度は気にするレベルにそもそも無い、と?」
「そう言う事」
「……それ、色々とやばくないですか?」
「今回の場合、ちゃんとやらない選択肢も与えた上でネイトはやって居る訳だけど、売春自分からしといて私達は買われたとか言う類いの人だった?」
「……説明が、足りないですよっ」
私は能力で自分にバフをしてソニックブームが起きるレベルのスピードで水霧を何度も殴りましたが、水霧には涼しい顔をしながら指一本で何度も受け止められました。
「えっ」
「……はぁ……そもそも、自分の身体を地脈龍と融合させたくないから、変わりの義体を造ったのに、使う気で話を進めたのはネイトだと思うけど?」
「なっ、はっ、あっ、ふざ、なん、ねぇーっ」
「……其処まで嫌がる?」
「やらなくて良かったって事じゃ無いですか」
「だから重ねて言うけどやるって判断したのはネイトだよ?」
「だったら配慮してよぉっ」
追加で私は水霧に更に力を込めて蹴りを叩き込みますが、水霧にあっさり片手で受け止められます。
「正直すまんかった。けど実際に手を出すのはスプリンガーにも悪いだろ」
其処にスプリンガーが久々に来ると、
『今でも十分アウトだろうがこの野郎』
「はぁ、あくまでもやるって言ったのは彼女だ。それは良いな?」
『説明が足りんって話だろ』
「はぁ……美人局みたいな事しているのじゃねーよ。それで此方が悪いに持って行くにしても此方は物理的には手を出してない訳だし」
『はぁ……頭痛いな、普通にセクハラだろ?』
「注文に必要な事をやっただけだし、やらない選択肢は彼女にも事前に提示したが?」
『だから事前説明が足りんと言う話を』
「彼女が事前に俺にやらない様に提案すれば済む話だったと思うのだけど?」
『セクハラがセクハラじゃ無いみたいに言われてもな』
「ネイト。じゃあ聞こう。なんで義体調整に応じた?」
「…………」
『それで、どうだ?』
「二人ともいじわる過ぎないですか?」
「ならこの話は此処までと言う事で、良いな?スプリンガー?」
『……ネイト。ちょっと場所移動しようか?』
「いや、ネイトはこれから地脈龍に会いに行くのじゃ無いのか?せっかく義体用意したのだし」
「……少しくらい地脈龍様の件は後回しにしても問題無いので、スプリンガーさん、行きましょうか」
『……解った。たっぷり可愛がってやる』
「勝手にやっていろ」
『お前の嫁相手に同じ事をしてやっても良いのだが?』
「まあそう挑発する気持ちは解るけど、それが出来るならそもそも俺を直接的にどうにかするはずだろ?それをしてこない時点でお察し」
『……けっ、そりゃあやったらルド様が黙って無いから滝宮さんには無理だが、他の嫁はどうかな?』
「何故俺がそう言う事に対する対策をやってないと思うのか……」
『そうは言うがな』
「そもそも地脈龍との融合辞めろとか言わないのに此方には文句を言うとか……地脈龍に喧嘩売った方が根幹的に解決出来るのに……」
『……そっちもやったらルド様が出張って来るだろ。ほぼ間違い無く』
「まあ、それは確かに。てめぇの能力は創作作話が能力モチーフのベースなら、いくら息巻いても根本的な原作者には根本的には勝てなかろう。いわゆる非公式な二次創作でしか無い訳だから」
『煩いな……それが正しいとしたらてめぇやてめぇの嫁達にやる分には問題無いって解るだろ? その後がアレだからやらないだけで』
「抑止力ってそう言う判断をさせる為の物だろ。と言うか、てめぇが異世界造って皆を其処に移住させるくらいやれよ。それでその世界で世界観として付喪神の概念を排除すれば良い。そしたら色々と皆笑って終われるぞ?」
『……其処までする義理は無い。それにその世界だと神格も否定されている。信仰を向けられる敬意と言う感情扱いにするのなら、神と付喪神は向けられる感情が違うだけの物だし』
「やるだけの理由が無いだけだ、か。貴様の能力が謳い文句通りなら、てめぇは諸々から膨大にヘイトを向けられても文句は言えんぜ?解決策を持っている奴が傍観しているだけだからな」
『……やれば良いだろ、やれば』
「ぜひそうしてくれ」
『それはそれとして、ネイトにやった分は何かやるとして、何をしてやろうか。そうだな』
するとスプリンガーさんは女性を何人か生成し、何かをぶつけ全自動で嬌声を上げさせ、その後生成した女性達を消しました。
『これでよし』
「……ディープフェイクネタなんて散々今までやられているから今更では有るが、それで良いなら良いさ」
『もっと怒るかと思ったが当てが外れたな』
「今見た感じ、理屈的には非公認の二次創作活動的な能力、かな? 彼女等には魂が宿っていない。創作的に考えるなら原作者の意思が宿って無い紛い物と言うべきかも知れないが」
『見た目的には同じだと思うが、怒らないのか?』
「逆にある程度以上人気の作品でそう言う事を一切合切されていない人気キャラって居るか?」
『いや、創作ではなく現実の話だろこれ』
「現実としてディープフェイクネタなんてある程度の回数既にされているから、それで此方にマウントを取ってきてもそれで脳破壊される分はもう破壊され済みだってだけ」
『……沢山された後だから今更切れる様な精神構造なんてしていない、か。貴様は貴様の嫁は大事じゃ無いって事か?』
「大事さ。只、ディープフェイクネタは既に散々されているから、またか、程度の認識しか無いだけだが」
『嫁が疑似レ○プされても怒らないのに大事、か。どうでも良いから怒らない、ではなく?』
「重ねて言うが、その程度で崩れる精神は破壊され済みなだけなのだが」
『……それはそれでアレだな』
「とは言えされた回数が回数だからな。他所がそう言う事をやって来ようが前提条件上紛い物と断言出来るから、只の煽りと認識出来るのも有るが」
『本人とやって居るとか言われる奴だぞ、それ』
「創作的には幾らそう主張されても此方は非公認で非公式の願望の産物扱いするだけだしなぁ……」
『それは普通嫌なのでは無いのか?』
「そりゃあ当然諸手を挙げて歓迎する訳じゃ無いけど、それでブチ切れるには回数多すぎて今更過ぎる」
『何度されようがブチ切れるべき検案だと思うが……』
「他所がそう言う事をしてこようがガセ扱いして取り合って無いだけだが?」
『……本人がされて居てもそう言えるか?』
「他人が本人扱いして居る他人に義理立てするような好感度なんて流石に無いが」
『国旗を燃やされても国としては知るかって事か?』
「本人相手にされるよりかはマシだろ」
『……だから本人が実際にされたらどうするよ』
「此処で言う他人が言う本人は俺が身体を与えている都合上俺だし、対策なんて幾らでも有るが」
『……普通に考えてお前は何を言っているのか検案だろ』
「ディープフェイクネタが何回目の話だと思って居るのか……例えば俺の嫁に見た目的に似ている奴を用意されてそいつが他人をご主人呼ばわりしているのを至近で見せられた事はもう体験済みだぞ?」
『お、おう』
「それはともかく楽しんでおいで。だが地脈龍様の方に行く体力は残しておけよ?」
『余計なお世話だっつうの』
「はいはい。……これで良いなら良いか」
『何が良いって?』
「いや、何でも。それじゃ、義体も忘れんなよ」
「……」
『じゃあ行くぞ、ネイト』
「あ、はい、ありがとうございます。ではまた」
そしてスプリンガーさんとラブホに行く事にします。練習として義体を制御しながら移動して居るのですが、……水霧さんが言い淀んだのって絶対この義体の事関連ですよね?スプリンガーさんは突っ込んで来ないのがアレですが、先の話の水霧さんの主張と合わせると俺の与えた身体を持って居るから俺だ理論だと? まあ、私が自前で作った奴を融合に使ったら義体を造る意味が無いのですが……。
説明の補足
擬似的に自慰行為を見せたとか言っているが、要は義体の感覚のチューニングで一通りのモーションをして感覚を調整した行為の事。
…………ま、本来義体を何時もは使わない前提なら性器周りの神経だけを全部ぶっこ抜いててもなんら困らない。
……只、全部ぶっこ抜くと地脈龍の力を使う上で不都合有るんですけどね。今回の義体は地脈龍の力を使う上での操作コンソールみたいな物なので。
義体=水霧、だとすると今までの水霧の義手義足生成授与周りがアレな事に成るが、セーフティ周りの理由から意図的な物。
身体を与えた対象は俺だ、は、物質や物理的な意味で言葉通りの意味。
そうなると色々アレな事をやっているが、アーバーン関連の体験から最早それを気にする精神性じゃねぇ。
……何でこんな事やってんだお前?か。
水霧の越えないべきラインはアーバーンとの兼ね合いで凄くゆるゆるなんですよ。
まあ、やった事に価値を感じているかは別として、だけど。
…………価値感じてたら憤死検案大量に有るしなぁ……。




