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とりあえず地脈龍様は盛大に嫌われているのだし、そう言うアンチ団体を調べてみる事にします。具体的な批判内容は此処では省きますが、地脈龍様憎しで有ること無い事ソースも無しに言いたい放題ですね。……と言うか、これ、司法に持っていけば普通に有罪判決くらうレベルの物も含まれています。
只、数が多すぎて全員訴えたら必要経費が富豪でも洒落に成らない額に成りそうなレベルですし、現実的には一部だけ訴えて大抵は放置安定、なのでしょう。ヘイトを買う理由はともかくとして、憎かったら殺○していい、なんて理屈が腐ってない法治国家で通って堪るかって話なのですが、それすら見えなく成る程に地脈龍様はヘイトを買っている、と言う事ですかね。
……下手な荒らしより荒らしをしている方々が正義(笑)を語り一人を糾弾する、か。……民度が終わっていますね……。ソースを出してその範疇だけで批判するならまだ正当性は有るのに捏造を根拠にした批判を足して正当性を潰して自滅しちゃってまぁ……。
地脈龍様が悪いにしても相手方も結構悪い形に相手方からしているから、相手方から司法に訴えるの無理だろこれ状態ですね。訴えたら訴えたで裁判で条件整理する際に盛大に自爆する未来が見えますし、相手が犯罪者で有ろうが余所者が私刑をしまくると社会的制裁を受けたとか扱いで肝心の刑罰が減刑されるらしいので、司法に任せる気なら中途半端な私刑はむしろ馬鹿の所業なのですがねぇ……。批判者が無能だからむしろ悪いはずの地脈龍様に勝ち目が出ているとか……。批判者は無能としか言えませんよこれ……。司法に任せる気なら黙って通報だけしとけよ、この馬鹿としか言えない検案です……。
だって地脈龍様は要するに暴言を言われれば言われるだけ司法的には有利に成るじゃ無いですか……。そりゃ地脈龍様も批判者を放置しますよね……。まあ、黙って通報だけしても、化身系へのヘイトスピーチ的な通報に成るので、通報した奴はそれが原因でお縄に成る気もしますが……。いや、地脈龍様が権力者だからとかとは関係なく、通報者の方がヤバイ事をやって居るから捕まると言うだけですが。……思ったより世間には馬鹿が多いのですかね……。ヘイト野郎が地脈龍様への事実無根のヘイトを喋れば喋るだけ地脈龍様が有利に成る状況ですから、決め付けなヘイト発言をしている時点で最早負けですし……。思ったより世間には無能が多いのですかねぇ……? いや、地脈龍様的にはそれは都合が良いわけですが……。其処でルクトさんから連絡が来ました。
『ネイト、今から来られるか?』
「あ、はい、急げば十分くらいで行けますが」
『急がなくて良いから十五分後くらいに来い。只、ちょっとVIP扱いの人から連絡が来たから協議がしたくてな』
「……水霧さんの嫁からですか?」
『いや、違う、アルファザード・ストレイン様、通称ルファ様だな』
「……マジですか?」
『……ん? 彼は最近別の世界で活動しているから最近の知名度は低いはずだが、知っているのか?』
「……いえ、地脈龍様が名前を挙げて居ましたので」
『なら、具体的にどんな人かは知っている?』
「いえ」
『なら、具体的に言うとだな、召喚魔法の天才で、ルド様の試作品モンスターの試運転を任されている奴の筆頭』
「……は?」
『言い換えるとルド様の用意する召喚獣とかの類の運用のテストパイロット筆頭』
「……それ、地脈龍様も含むとか無いですよね?」
『少なくとも昔は含んで居たそうだ』
「……意味が解らないのですが、比喩表現と言う落ちですか?」
『言葉通りの意味でしか無いが。……と言うか地脈龍経由で用事が君に出来たとかなんとか言っているのだが、心当たり無いか?』
「それはもう、盛大に有ります……あのですね?」
地脈龍様が私に提案してきている事を伝えると……。
『……ふむ、地脈龍様が今も彼の召喚獣の扱いだった場合、地脈龍と融合したらそれは面倒な事に成りそうだな。例えば彼の召喚獣扱いにされるとか』
「そんなの死んでもごめんですが」
『それが解って居るから彼も連絡を寄越して来たのだろうし、どうにかしてくれるだろう、流石に、多分、うん』
「……自信無さ過ぎないですか?」
『流石に交流がそんなに無いから読めん』
「……嘘でしょ……と言うかルファ様って要は管理者側ですよね?」
『ルド様が好き勝手造る化物を人間で制御出来る様にする調整役と考えると、ヤバイ事をやって居るのは確かだが』
「……ルファ様は調教師か何かなのですか?」
『と言うより現状の召喚関連のシステムのフォーマット作成者、だね。召喚獣とかの何かを召喚してどうこうする奴を扱う人は頭が上がらない奴』
「もうそれだと召喚魔法の権威とか重鎮とか言われるべき人では?何故知名度が低いのか」
『僻地で異世界からの侵略者と戦いまくって居るから話題に上がりにくいだけ』
「……侵略者が来まくって居るのですか?」
『世界としての敵対者が居ない訳じゃ無いからね』
「……もう、何が何だか」
『だがルファ様は化物で有る事は間違いない。召喚師の召喚する一般規格の奴を召喚する召喚獣以上の基礎スペックの奴を膨大に出せるからね。調整前の奴を召喚すれば良いだけだし』
「……召喚獣を一般規格に組み込む為にデチューンされた部分をデチューン無しで扱える、ですか。イメージ的には一般規格は劣化コピーを召喚する物ならルファ様はコピー元の原本を持ってくる、みたいな?」
『そのイメージが解釈として正しいと思う』
「召喚獣じゃ無い奴がルファ様を介さず召喚獣に成った場合はどうなります?」
『それ、要するにシステム構築をしたからそれを使う奴にはマウント取れるって奴にシステム外の奴を使うから関係無いって言いたい訳か?』
「まあ、そうなりますね」
『システム的な意味での優位が無い≠必ず負ける……なのだがね。それにシステム的に規格外の奴を膨大に扱う立ち位置の奴な訳だし』
「ですがシステム的に優位だから勝てるとしか言われていませんし」
『規格外の奴の調整役が何で規格外の奴を従える実力が無い前提で話され無ければ成らないのか』
「武力的な意味での実力は無い研究員的なパターンも有り得ますし……」
『召喚魔法の天才って説明もしたよね?』
「……話しまくるのもアレですし、もう其方に向かうので切りますね」
『……じゃあ十五分後な』
電話を切り、移動して、先の場所に着きました。すると、頭の中に声が浮かんで来ました。
『……君がネイトか、地脈龍の事に付いて話が有る。応答に付いては頭の中で言葉を思い浮かべてくれれば結構だ』
『何ですか、いきなり』
『驚かないのかい?』
『テレパスなんて創作ではよく見るじゃ無いですか』
『……うーん、それが解って居るなら君は割とアレな状態な事も解ると思うのだが、ね』
『……と、言われましても』
『……軽く説明するとサイコキネシスとかも有名だから解るよね?』
『ああ、はい、脳波で物を動かす奴ですね?』
『俺の他人へ向けてのテレパスは自分が特定の事を考える際の脳波の動きを対象者に無線で飛ばして対象者の脳に模倣を強制する事で成立する。まあ、つまり、このテレパスが成立しているのは君の脳にダイレクトアタックが出来る状態って訳だ』
『……その理屈だと脳の構造が違う奴には言葉として伝わらなさそうですね』
『そうだな。まあ、幸い立場上色々な奴の頭の構造の一般規格なら俺の頭には入っては居るから、調整は可能だが』
「……説明に不足が有る気がしますが」
『此方が調整に関わった事が有る種族なら適当に同じ種族を召喚してそいつにテレパスを使わせれば済むだろ』
「ご、ごり押しですね……」
『この程度がごり押し?色々な奴を召喚して能力を使わせる、程度の事も出来ない程度の召喚師がデフォみたいに言われるのは心外だな』
『あはは……』
『さて、本題に入ろうか。地脈龍に融合しないかと言われたそうだな』
『ああ、はい、そうですね。何となく予想が付かない訳じゃ無いですが、どうしてアルファザード様が出張って来るのですか?』
『……俺、もう名乗ったか?』
『いえ状況的にそうかと』
『まあ、間違っちゃ居ないから其処は流すとして、俺の事はルファで良いが、地脈龍は競合相手への対抗の為に融合する人間を用意したい、その相手にネイトさんが選ばれた、と言う事で良いよな?』
『はい、ルファ様。そうなりますね』
『……融合するにしても感覚共有はお勧めしないとは言っておく。星全てが自分と言う事は、まあ、うん、具体的な説明は避けるが』
『……碌でもない事なのは解るのですが、代わりに得る物も相当だと思いますけど』
『うーん、自尊心とかに囚われて居るなら止めろって言うべきだったかな?』
『……そんなにヤバイ奴が有ると?』
『例えば、ゴミや下水や汚泥を掛けられるなんて日常茶飯事だよ?それに対してブチ切れて暴れるなんてするくらいなら、付喪神なんて居ない方が本人含めて皆に取って良い』
『……なんでむしろ地脈龍様は問題無く流しているのですか』
『もっと酷いパターンを知って居るからそれよりかはとか、受け入れなければ規模をかなり縮小しないといけないから武力的に心許なく成るから仕方なくとか、そもそも生物として感覚が違うのとか……』
『マイナスとマイナスの天秤的にマシだからセーフとか言われてもそもそもマイナスですが……』
『あくまでも再解釈しただけに過ぎないとは言え、全てに宿る奴はレ○プ未遂かレ○プされまくって居るとか、真の全知の奴に関してならゾーニングは一切無いから見たくない物だろうが全部見ているし、プライバシー権の侵害をしまくりの犯罪者とか、星の化身はゴミや汚水や汚泥に常時触れまくって居るとか、シンプルに全部の能力を一つ一つ全部持つ全能能力者は最悪なデメリットの効果の能力も全部持っているとか、具体的な能力を考えずともちょっと精査しただけでこれだからな』
『もうちょっと、こう、手心を……』
『いや実際、脳死的な意味での最強とか、実情的にはメンタルがオーバーキルレベルの事が日常茶飯事でも何ら可笑しくない訳で……』
『……地脈龍と融合する事は止めとけ、ですか』
『普通のメンタルの奴ならな。それでもやる奴はやるだろう。正気の沙汰ではないが』
『……なんかある程度以上強く成りたければ、何かしら妥協しろって感じなのですかね』
『此処で言う妥協の対象は強さじゃ無く、それに伴うデメリットの事だがね』
『例えばデメリットをどうにかする能力が有れば良くないですか?』
『例えば全知だったらゾーニングされた情報だけの全知ってか? 身も蓋もないだろ』
『……ならなんでそんな仕様のまま放置されているのですか』
『それを許容出来る奴に取って出来ない奴等の猿真似コピーによる追い付きを潰せる。デメリットの強制共有系能力と似た結果に成るからね』
『問題点を解決した構成に成れば良いじゃ無いですか』
『じゃあこれ以上具体的な話は止めとくし、そう言う奴は勝手に事故ってろと』
『……地脈龍様と融合する事は止めないのですね?』
『正気の沙汰じゃ無いから止めた方が無難だとは言って置くぞ』
『地脈龍様はまだルファ様の召喚獣だとか有ります?』
『それは違う……と言うかルド様に取り上げられている』
『何故です?』
『遠隔地に召喚するタイプの召喚を地脈龍だけにしたら宇宙空間で生きられる類いの奴以外全員瞬殺出来るから』
『……そりゃ取り上げられますよね。……なら、私が如何するか次第、か……』
『忠告はしたからな。それじゃ、また会う機会が有るかは知らんが、またな』
その後テレパスが断ち切られました。……。其処にルクトさんが来てどうだったかを聞いてきます。
『それでどうだったよ?』
「地脈龍様なら今はルファ様の召喚獣では無い様ですが、地脈龍様との融合をする事は正気の沙汰では無いと警告されました」
『まあ、警告されるに足る事だろう。それでもやる奴はやるがな。シェリーさん然り、水霧然り』
「……どういうスタンスでやって居るのでしょうか……」
『簡単に言えば、融合する事で嫌な事を四六時中間接的にされる事の価値の否定、かな』
「……相手に取ってなら価値は有るままかと」
『四六時中成っている事にわざわざ神経尖らせるのが馬鹿らしいから無価値扱いにするって話だが。四六時中やって居る事に嫌悪感を抱いたり、怒ったり、興奮したり、なんてメンタルの安定上していられんだろう』
「……少し考えてみます」
『そうしろ、そうしろ。只まあ、君がやらないなら多分水霧に地脈龍様は交渉するかもね。何せ、類似検案の実績が有るし』
「……今は失礼します」
……さて、考え無いと……。
ルファはルドがデザインした召喚可能な奴の大抵の奴のスペックを調整してシステムに落とし込んでいるし、何ならルド様に召喚権取り上げられてなかったら作中の味方側の化物全部の類似品をシステム的なデチューン無しで召喚可能。
……つまり作中でルド産の化物が作中に追加される度に強さにアプデが入るキャラ。
……なんでそんなキャラが僻地で手一杯か?
敵の数が無尽蔵レベルに多いんよ、敵の数が。




