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009 異世界 サーシャ異世界へ行く

無事生還しました!

全身麻酔だったので記憶にはないのですが一時やばい状態に陥っていたらしいです

先生方の対処が良かったので死なずに済んだのでしょう 感謝しかありません!

しかし全身麻酔って凄いですね 手術台に横になった後一瞬にして記憶がなくなり

先生に起こされるまで全く分かりませんでした

手術開始は昼1230時だったのですが意識が戻った時には既に夕方

完全に覚醒した時は真夜中 かなり時間が飛んだ一日でした

「ギルマス!私専属冒険者辞めたいです!

辞めて師匠の旅に同行します!」


やっぱり言うと思ったよこの娘 

一ヶ月位の付き合いしか無いけどなんとなく性格は掴んでいる

思い込んだら一直線な所がある娘だ どうしても付いていきたいんだろう

この後の話し合いは長くなるので割愛して結論だけ

サーシャと旅をすることになった だが専属冒険者は辞められなかった

剣の腕がいい上に最近魔法まで使えるようになった人材 そう簡単に手放すはずないよね~

なのに何故同行出来るのかと言うと最初にサーシャが提案した

俺が護衛依頼出してサーシャが受けるという案に収まったからだ

昇段する条件に護衛依頼の完遂も入っているようで丁度よかったようだ

ついでに道中魔法の修行もやってこいってやつだね



「だけどサーシャ あの家はどうするの?長い間管理出来ないと困るでしょ?」


「それは大丈夫 お兄ちゃんにお願いするから」


「兄妹が居たの?」


「うん ユウちゃんも会ってるでしょ?ほら最初に町に来た時にあった門番の人

あの人が私のお兄ちゃんだよ 領主軍兵士だからいつもは兵舎に居るんだけどね」



なるほど あの時の門番の人あの暗さでサーシャを認識して心配してたもんね

兄妹なら当然か 因みに両親は里帰り中であと3ヶ月は帰ってこないらしい

この世界の里帰りは辛そうだね


「話は決まったな ではユウ、サーシャを宜しくな」


「任されました~ 所でギルマスに聞きたいことあるんですがギルマスの祖国は日本人が建国したのですか?」


「そうだ 初代ヤマト国国王はヤマト・オオガミという人だ

因みに初代国王は召喚された訳ではなく迷い人だと伝わっている」


『勇者召喚で開いた穴から落ちてきたんでしょうね 穴だらけのせいで迷い人自体は珍しくないんだけど

生き残るのは珍しいわね 大体が海に落ちるし運よく陸地でも魔物のエサになるから』


「迷い人・・・ねえ よく生き残れたわね」


「それがこの世界に来た時はゼロ戦という空飛ぶ乗り物で来たって習ったな

飛行中 突然空が割れて気が付いたら知らない土地の上を飛んでいたと伝わっている

こちらに来た後帝国に囚われて奴隷のような扱いを受けた国王をレジスタンスが救出

その後レジスタンスと共に戦い 圧政を強いていた帝国を打ち倒して初代国王になったって訳だ」


「知らない土地でレジスタンス率いて勝利する?凄いねヤマトさん」


「そのレジスタンスの切り札だったのが日本語だ 共通語の詠唱より日本語での詠唱の方が数倍威力が上がるんだよ

そのため数において劣勢だったレジスタンスが勝利したんだ

それで国王が終戦後 国力増進政策で小中学校を義務教育とし日本語を必須科目にした それが約200年前

で、いつの間にか母国語と呼べるまで国民に広がったって訳さ」



うわぁ日本語で魔法詠唱?中二病か!俺はやらんやらんぞ!

って200年前?第2次世界大戦勃発もまだ100年は経ってない・・・

時間軸がズレているのか?



「日本語を魔法言語として使っているのか~なるほどね 教育に力入れれば自然と魔法国家に成長するわけね」


「そのお陰で大陸一の国に成長したんだろうな 他にも種族差別することなく国民になる事も出来たし

教育も受けれた だから俺のような奴でも教養が身に付いている 亜種族には暮らしやすい国だ

まあユウ殿には必要ないかもしれないがヤマト国の魔法大学校は大陸でも最高峰だ興味があったら行ってみるといい」



まあ旅の道中通過する国でもあるし見て回るのもいいかも知れないな

しかしギルマスからいい情報を得ることが出来たな

やはりサーシャを日本に連れて行っていろいろ教育してみよう

言葉以外にも科学とか教え込んで最強の魔法剣士育成しようか

オラなんかワクワクしてきたぞ


さてこの後は姫騎士を参考資料に制作したドレスアーマーを受け取れば大体やることは終わる

暫くは日本に戻って動画の編集やサーシャの教育でも始めるとしようかな







「はい!ということでここが私の祖国日本!そしてここが私の家、私の部屋です!」


「え?日本って言われても・・・ちょっと変わった部屋としか・・・あと狭いね」


「日本の部屋は大体狭いんだよ これが普通!」


「普通なの?あとなんか・・・お父さんの部屋っぽい感じがするんだけど」



ぐ・・・部屋からもおっさん臭が滲み出るのか・・・

こればっかりは仕方ないのだよ!中身おっさんだし!女の子になってから部屋の模様替えなんてしてないし!

とりあえずここが異世界って証拠を見せつけないと信じて貰えなさそうだ

テレビが一番手っ取り早いかな 次にPCか





「かがくぎじゅつ?っていうのは凄いってのは分った このテレビ?ってやつとか

PCとかスマートフォン?ってのも凄い!おとぎ話で出てくる勇者の祖国みたいだよ」


「その勇者の祖国だよ ヤマト国初代国王の祖国でもある異世界

今から出かけてみようか どんなに違うか良く分かるし」



出かける前にサーシャの服装をなんとかしなくてはな・・・

今の格好はどこかの国の民族衣装だし目立つことこの上ない

まあ俺の服貸せばいいか 



「前から思ってたけどユウちゃんの持ってる服凄く高いんじゃない?この肌触り気持ちいいし・・・

この前貰った下着もそうだったけど」


「その服は高くはないわよ しま〇らで買ってきた服だし気に入ったのならあげるよ

その服私だと胸がきついし」


「また胸の話!ユウちゃんヒドイ!」


もし手術が失敗し死んでいたら私も異世界転生していたのかな・・・?

まだ完全に体調は戻っていないので更新の速度はゆっくりだと思います

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