032 異世界 日帰り勇者
「ちょこまかと動きやがって!これでも喰らえ!」
ダンジョンに通い始めて一ヶ月・・・
ステータスの伸びは全くなかったものの 徐々に戦いにも慣れ
女神様のアシスト便りにして来た癖を直し・・・切れてないがそこそこ
魔力の薄い場所でも火力を発揮することが出来るようになってきたのだが・・・
「燃費が悪すぎるわ」
『そうね だけどあなた真面に魔法に向き合ってからまだ一ヶ月ですもの
これでもマシにはなって来てると思うわよ』
「この身体スペックが高すぎて調整が難しいんだよ・・・
女神様のアシストも効かなくなるし」
『センスの問題では?』
「うぐ・・・」
『正直スキルが無ければ今も魔法が使えない状態だったでしょうねえ スキル様様ですよ』
ダンジョン奥まで行くと女神様のアシストも効かなくなり
高スペックな身体に振り回される雑魚である ニュータイプじゃないんだよ!
こんな感じでスペックに振り回され冒険者駆け出し程度の実力も出せない
まあ・・今まで女神様に頼り切っていたツケが出まくった結果ですが!
このままでは先に進みたくても進めんわ
「ソニックブーム!」
うわぁサーシャちゃん 剣で遠距離攻撃してるよ
纏めて狼の魔物が消滅していったわ
サーシャちゃんの話だとスキルを得た時に色々な剣技が使えるようになったとかで
かなーりパワーアップしてるんだよねえ
だが流石にお荷物抱えた状態での攻略は無理っぽい
やっぱりギルドマスターの力を借りて仲間募集しようかな・・・
だけどうちら秘密が多いから外部の人間入れたくないし・・・どうしよう?
ねえ日帰り勇者やらない?
ヨウコ
いきなりどうした?
サクラ
え?勇者?
ちょっとねダンジョン攻略で躓いちゃってね
先に進めなくて困ってるんだ
サクラ
面白そう!やる!
ヨウコ
危なくない?
サーシャ
私が守るよ~
勿論危険 一応安全マージンは取って
攻略するけど安全とは言えないよ
サクラ
危険なのは覚悟の上だよ
ヨウコ
こっちで修行するよりも効率的
だよね?多分
効率で言えばかなり効率的
世界の理 スキルを得られるから
ヨウコ
それを早く言いなさい!
スキル欲しい!
行く!絶対行く!
サクラ
スキル!いいね!
良し!日帰りJK勇者確保!
その週の土曜日
「二人ともおはよう 道に迷わなかった?」
そう 今日はJK勇者組の装備を買いに行くため来てもらったのだ
装備に関してはまず日本でヘルメットや防刃ジャケット、ズボンを買い
異世界で残りの細かな装備を整える予定だ
大切な娘達だ 安全の為にもお金は惜しまないつもりだ
ネットで調べて置いた店は既にナビに入れてある
「さあ 乗って乗って」
「ユウちゃん免許持ってたの?」
「うん この前取った 初心者マーク付きだけど安全運転で行くから大丈夫だよ?」
「う~ん なんか心配だ」
失礼な 俺は初心者じゃない初心者マーク付きなんだよ!




