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宇宙警察ブレイバー~地味子の女子大生が深夜の土手で行き倒れ青年を助けたら、その人が宇宙の刑事で宇宙犯罪組織との戦いに巻き込まれた~  作者: XX
第3章 宇宙刑事の婚約者と裏切りの宇宙刑事

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第25話 新しい訪問者

 バルキリオンを貸与されて以降。

 タケハヤは常時一緒にいるわけではなくなった。


 まあ、彼は宇宙の刑事で。

 アブダーを壊滅させることが任務なのだ。


 別に裕子と同居するために地球にいるわけでは無い以上、そうなるのは当然。


 ただ、毎日裕子の家に必ず帰って来た。

 そこに他意は無いのだろうが、それでも裕子は嬉しかった。



 そしてある日の夕刻。

 裕子が1人で部屋にいると、チャイムが鳴った。


「はいはーい」


 そう返事をしながら、モニターを確認する。

 内心タケハヤかなと思いつつ。


 タケハヤは日用品の買い出し行くと言って、部屋を出ていて。

 時間的にそろそろ帰って来てもおかしくないなと思っていたのだ。


 だが


(えっ)


 モニターに表示されている人物は違っていた。


 女だったのだ。


 しかも、面識がない。


 日本人かどうかも怪しい。


 銀髪のショートで。

 眼鏡を掛けてて。


 クールな感じのほっそりした美人である。


 で、着ている服は白いブラウス。

 なんとなく、下はスカートを穿いてそうだなと裕子は思った。


「……どちら様ですか?」


 当たり前だが。

 モニターに映ってる人物は知らない人である。


 で、これが重要な事なのだが。


(エントランス前からじゃない)


 玄関の前だ。

 またである。


 この訪問者はエントランスの扉を潜り抜けて、ここに来ているのだ。


 ということは


(宇宙人)


 その可能性が高い。

 経験則に基づくものだが、彼女の中の常識ではそういうことになりつつあった。


『ええと、タケハヤはいますか?』


 モニターの中の人物はそう言う。

 そのときの彼女の表情は……


(……不安?)


 不安さを感じた。

 なので


「今、開けます」


 念のため。

 バルキリオンを召喚する準備で、スマホを起動させつつ。


 裕子は玄関ドアの鍵を開け、チェーンを外し。


「どうぞ」


 招き入れた。


 するとその銀髪ショート眼鏡のスレンダー美人が部屋に入って来た。

 入って来て分かったのは


 やっぱり女性は茶色のタイトスカートを穿いていたことと。


 中身がぎっしり詰まったスーパーのレジ袋を抱えていたことで。


 そこで

 本来入る前に訊くべきで。

 順番が逆であるが


「ええと、お名前を伺ってよろしいですか?」


 そう訊ねると。

 彼女は


「私はクシナダです……タケハヤの婚約者です」


 そう名乗って来た。

 ちらちらと裕子の姿を確かめるように視線を向けつつ。


(タケハヤさんの婚約者……)


 その言葉に裕子は別にショックは受けなかった。

 逆に


(多分この人嘘は言ってないよね)


 そこに確信を持った。

 婚約者だったら、気になるはずだ。



 自分の婚約者が、未開の惑星の現地人の女と同居してるなんて。

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