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宇宙警察ブレイバー~地味子の女子大生が深夜の土手で行き倒れ青年を助けたら、その人が宇宙の刑事で宇宙犯罪組織との戦いに巻き込まれた~  作者: XX
第2章 宇宙刑事と強制同居生活

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第24話 深夜の戦いの結末

 ゴリアブダーを撃破した瞬間。


 裕子たちは元の次元に戻っていた。

 深夜の3号公園だ。


 裕子は合一化を解除し。

 ブレイバーは電装を解除した。


 裕子との合一化が解かれたバルキリオンが去った後。

 深夜の公園に、タケハヤと裕子はふたりきりで残される。


 タケハヤは


「ありがとう。アブダーゾーンに来てくれて」


 早速、さきほど礼を言いそびれたことについて口にした。

 裕子はその言葉に首を左右に振り


「あそこで逃げたら弟に顔向けできませんから」


 そう、つい照れ隠しでそんなことを言ってしまった。

 話すつもりは無かったのに。


 だけど


「弟さんが居たのか」


 タケハヤは裕子の言葉にそう驚いた表情で返した。

 裕子はその表情を見て、少し


(しまった)


 そう思ったが。


「ええ……中学のときに行方不明になった弟が」


 少し言いにくかったが、正直にそのことを口にする。

 そしてポツポツと。

 弟が中学で行方不明になったことで、自分が受けた苦しみを言葉にした。


 弟が優秀だったこと。


 自分の方が行方不明にならなかったのは、間違いだったんじゃないかと思ったこと。


 両親が気の毒でならないこと。


 そんな裕子の話を聞き、タケハヤは


「……弟さんが消えたのはアブダーのせいかもしれないな」


 真剣な顔でそう言った。

 それに関しては裕子もそう思う。

 アブダーの存在を知っていたら、その結論になるのが普通だ。


 そしてタケハヤはそう言った後。

 タケハヤは


「攫う側からしてみれば、高品質な素材を取りたいと思うのは当然だ」


「キミだって十分立派な人間で、そのキミの目から見て優秀なんだから相当優秀だったんだろうな」


 そんなことを言い


「だから……こう言ってはなんだけど……」


 彼の方も。

 言い辛そうに。


「気にするべきじゃない」


 優しい声で彼女をフォローした。


 裕子はその言葉を聞いたとき。

 なんだか弟に言われた気になって、心が軽くなった気がしたのだった。





「あの子、大学辞めたみたいよ」


 そして数日後。


 例の友人3人と一緒に学食で食事を取っていたら。

 友人の1人がカレーを食べながらそう言った。


「あの子って?」


 別の友人その2がラーメンを啜りながら訊ねる。


「五味山に決まってるじゃん」


 名前を口にしたく無かったのか、友人その1は顔を顰めた。

 友人その2は「ああ、確かに」と自分の察しの悪さを詫びて


 そこに友人その3が


「辞めたのはどうして?」


 味噌汁を啜りながら。

 友人その1はそれに


「リボ払いの借金が返せなくなって、実家にバレて呼び戻されたみたい」


 そう、呆れ混じりの言葉を返す。


「……なるほど」


 友人その3も同じように呆れてるようだ。


 そして


「借金なんてしていいのは、家を建てるときだけでしょ」


 そう呆れ果てた気持ちが滲み出た声でそう言った。

 その言葉に裕子の友人残り2人は頷き。


 裕子も少し考え、自分も同感だったので。


 ワンテンポ遅れたが、彼女も頷いた。

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