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第18話:決断
太郎は真美との結婚を決断する。
「愛してるかは分からない」
真美に正直に気持ちを伝える太郎。
まだ美香の物語も続いていく。
数日後。
太郎は真美のマンションに来ていた。
ドアの前でしばらく立つ。
インターホンを押す。
真美が出てきた。
「来たんだ」
太郎は部屋に入る。
そして。
真美の前に立つ。
「決めた」
真美は黙って聞く。
太郎は深く息を吸う。
そして言った。
「結婚しよう」
真美の目が少しだけ大きくなる。
太郎は続けた。
「子供」
「俺が育てる」
「逃げない」
真美はしばらく何も言わなかった。
やがて。
小さく笑った。
「そう」
太郎は言う。
「でも」
「何?」
「愛してるかは」
「分からない」
正直な言葉だった。
真美はそれを聞いても怒らなかった。
むしろ。
嬉しそうだった。
「いいよ」
そして。
ゆっくり言う。
「それでも」
「一生一緒にいれば」
「いつか」
「本物になるかもしれない」
太郎はその言葉を聞いて思った。
これが――
浮気の罰なのかもしれない。
愛していた人はもういない。
でも。
自分が選んだ行動の結果は残る。
子供。
結婚。
責任。
それを一生背負う。
太郎の人生最大の選択は。
こうして終わった。
だが――
この物語はまだ終わらない。
なぜなら。
美香の物語も。
まだ続いているからだ。




