………なんだろうこのカオス
すみません以前投稿した、予告とはかなり違います。
結果的にこうなりました。
「ヤバいわ!寝過ごしたわ!」
いざお邪魔しようとアジトに踏み込もうとしたら、奥から勢いよくこちらに向かう人影が見えた。
とっさに私は後ずさった、なんだ?なんなんだ?この人?
とりあえず鑑定してみた、そしたら驚きの鑑定結果が出た。
「とりあえず敵………ではなさそうね、あなた何者なの?」
「え?こんなところに女?しかも2人だけなんて?へ?あ!?ここのボスが!あぁ~あ………まぁ仕方ないか………」
「ねぇ、あなたここの連中じゃないよね?何してるの?」
「………………この状況は………はぁ、素直に話した方がいいわね、で?どこから話せばいいかしら?」
「そうね、あなたがここに来た動機とその状況になった周辺の経緯を教えてくれるかしら?」
「いいけど、長いわよ?」
「別にいいわよ、時間なんて気にしてないし。」
「分かったわまずは経緯からね。」
すべての始まりは、あのはぐれダンジョンの発見したところかららしい、グリードウルフがはびこる深い森のなかにどこの誰かがはぐれダンジョンを見付けた。
私も経験した通り、そこは一人で攻略しないといけないダンジョンであり、かつ自身との戦いの場であるためにいつしか腕に自信のある冒険者達のちょっとしたスポットになった。
森に潜むグリードウルフは、強いことには強いだが、耐性が低いためグリードウルフの嫌う魔物避けの香水をつければまず遭遇しない、さらにグリードウルフは森の死神と呼ばれるだけあってグリードウルフ以外に手強い魔獣が存在しないのもあり、さらにダンジョンは人気がでった。
大勢で行っても仕方ないダンジョンの性質と腕自慢の冒険者の性格などから単独、あるいは少数精鋭での攻略が主だった。
だがそこに犯罪盗賊たちが狙いをつけた、数の暴力によりダンジョンの攻略はままならなくなり、グリードウルフの件もあるため無理に他の冒険者たちを呼ぶわけにも行かなかった。
次第にダンジョンの攻略は少なくなり、どうにかしないという状況のなかこの人は単独で行動を起こした。
ここまでが経緯、でだこの人の動機が問題なのよ、それは………
「いやぁ、いずれ死ぬ相手にしても先ずはせっかくの沢山の男たちと遊ばないと勿体ないからね、ただちょっと身が持たなくなっちゃたね、うっかり寝過ごしちゃったのよ。」
そう、この人は一言でいうとビッチなのだ。
しかもかなり特殊なビッチである。
「男たちと遊ぶのに街だと不都合だからね、こうして犯罪集団を襲えば罪にならないから問題ないし小銭稼ぎにもなるからお得なのよね!」
これである、見た目は凄く美人で清楚なのだがとにかく(この世界にいるかどうかわからないが)サキュバス並みに男が好きなのだ。
まぁ一般人には襲わない辺り常識があるのか、とりあえずいろいろと危険なことには変わらない。
「で、寝過ごして慌てて体を洗って出てみればここのボスが死んでるんだもん、はぁやっちゃたわ。」
正直よくわからない感情だか少なくとも私たちには恨みはないみたい。
あとちょっと思い付いたことを聞いてみる。
「重犯罪者が収容されている監獄とかでその欲望をはらすことはできないの?」
「それ、一度考えたのだけどほとんどの重犯罪者は極刑か奴隷になるのよ、それに奴隷は自ら望んだ性奴隷でもない限りその身分は保証されてるの。」
この人が言うには奴隷を性目的も含めた私利私欲のために扱うのは重罪に当たるらしい、この世界での奴隷に関してはちゃんとしているようだ。
で、いくつく先が犯罪者を襲うという、どこぞの監獄天使みたいな考えになったようだ。
あとこれは全然話関係ないだけど………
「ねぇそろそろ突っ込んでいいかしら?」
「気にしないでちょうだい、ちょっと疲れたのよ。」
「はぁ」
私はリンゴに膝枕している。
そう、玄人からの解除と先までの怒りがなくなったせいでかなりダルいのだ。
まぁ解除直前に魔法で地面を柔らかい草原にしたから、生命溢れる草木の香りとリンゴの徐々に私の体温で温くなる気持ちよさとこのポヨポヨで、かなり気だるい。
まるで真冬の布団の中みたいでかなり気持ちがいいから、これ突っ込まれるのは………ヤダ!!
というわけで膝枕している双子にビッチな美人、それにすぐ近くにぶっ倒れてる盗賊のボス。
かなりカオスな状況からお送りします。
因みにリンゴは………寝とる!?
まぁここ、分かりづらい場所だけに木漏れ日が気持ちいいからね、仕方ないよね。
それに草原の感触も気持ちいいし、ますますしょうがないよね、と言うかこの会話に飽きてるなこれ。
………可愛いから問題なし!、話を続けよう!
それに、これ聞かないといけないからね。
「聞こうかどうか悩んだけど、やはり聞くね、あなた男だよね。」
そう、この美人、鑑定で男と出ているのだ。




