手紙を見せた
A子さんからの手紙は私宛だったけど、さっき仕事から帰って来た夫くんにも見せました。
にゃにゃ子にA子さんの面倒みさせた夫くんのデリカシーのなさについてもまあまあディスってあったから読んでもらおうと思って。(←感謝知らずのA子さんを嫌いになれ〜という気持ち有り)
夫くんは手紙を読んで「…らしいなぁ」とつぶやいた。
その様子がなんだか正直に不満をぶちまけてきたA子さんを愛しんでいるように見えてちょっとムッとした。
私がムッとしたのに気づいた夫くんは、改めて
「にゃにゃ子、色々迷惑かけて、嫌な思いをさせてごめん。」と言った。
で、その後「ところでにゃにゃ子…ほんとは前に付き合ってた人、いた?」と聞いてきた。
「えーいないよ、なんでー?」
「いや、この前元カレを家に連れて来たら…なんて話をしたからさ…」
「例えばの話だって言ったじゃん?」
「ふーん…まあ…別にいいけど…」
夫くんはそう言いながらお風呂に向かったけど、別にいいけどって顔はしていなかった。
嘘は…ついてませんよ?私。
二、三回一緒に食事して、一回バイクの後ろに乗っけてもらった男の子がいたけど、彼氏と呼べをるほどの間柄じゃなかったんだから。
でも夫くん、この前の会話で私に対して疑いを抱いてしまったみたい…
ふふ、ねえ夫くん、人を疑うって、けっこうしんどいことでしょ?




