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コタツと魔王とミカンが繰り広げるTRPG  作者: 鴉野 兄貴
GMやプレイヤーがPCの世界に介入できるなら、その逆も権利を主張してよいと思う

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26/26

十年くらいしてメンツが集って、何故か続きをやることもままある話

 ブーンブーン! そこでミザリィはうって出た!

 GMさまが叫ぶ。


 敵のボスもヒサシの猛攻にタジタジだ!


「何をやっているのだ。GM殿」


 神聖皇帝が呟くとビクンと震えるGM。巨乳どころか爆乳もプルルンである。


「だって、だって皆遊んでくれないもん。一人で小説書いたり一人でGMとプレイヤーかねてセッションするしかないもん」


 泣き言をいうGMさまに思うところがあったのか、魔王様が彼女を抱き寄せる。


「このおっぱいください」


 そっちかよ。


「胸など飾りだ。偉い人にはそれがわからぬ」


 さすがですオリジナル様。




「結論を述べると、ミザリィ、ヒサシ、サラマンダーの三人は見事に王国を平和に導き、ヒサシは結婚を固辞したためにサラマンダーと姫は結婚して幸せに過ごしましためでたしめでたし」

「適当すぎるぞ!」


 三人がツッコミを入れる。


「だって、次のシステム買っちゃったもん! こっちを遊びたいもん!」


 四人は夏用コタツに入り込み、冷房をオンにする。

 外は新型コロナの影響で皆マスクにフェイスシールド着用だが、この四人には毒も病気も無効だ。


「さてさて、次の冒険は……」


(おしまい)



ミザリィ:えっと……さんざん放置してこのオチなの?

サラマンダー:所詮活動報告に収めきれなかっただけの話ですから。

ヒサシ:由紀子にお土産買って帰ろう。

姫:なんだかんだいって私が一番幸せに。

公爵はじめ敵たち:もう終わってほっとしました。また遊んでください。

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