十年くらいしてメンツが集って、何故か続きをやることもままある話
ブーンブーン! そこでミザリィはうって出た!
GMさまが叫ぶ。
敵のボスもヒサシの猛攻にタジタジだ!
「何をやっているのだ。GM殿」
神聖皇帝が呟くとビクンと震えるGM。巨乳どころか爆乳もプルルンである。
「だって、だって皆遊んでくれないもん。一人で小説書いたり一人でGMとプレイヤーかねてセッションするしかないもん」
泣き言をいうGMさまに思うところがあったのか、魔王様が彼女を抱き寄せる。
「このおっぱいください」
そっちかよ。
「胸など飾りだ。偉い人にはそれがわからぬ」
さすがですオリジナル様。
「結論を述べると、ミザリィ、ヒサシ、サラマンダーの三人は見事に王国を平和に導き、ヒサシは結婚を固辞したためにサラマンダーと姫は結婚して幸せに過ごしましためでたしめでたし」
「適当すぎるぞ!」
三人がツッコミを入れる。
「だって、次のシステム買っちゃったもん! こっちを遊びたいもん!」
四人は夏用コタツに入り込み、冷房をオンにする。
外は新型コロナの影響で皆マスクにフェイスシールド着用だが、この四人には毒も病気も無効だ。
「さてさて、次の冒険は……」
(おしまい)
ミザリィ:えっと……さんざん放置してこのオチなの?
サラマンダー:所詮活動報告に収めきれなかっただけの話ですから。
ヒサシ:由紀子にお土産買って帰ろう。
姫:なんだかんだいって私が一番幸せに。
公爵はじめ敵たち:もう終わってほっとしました。また遊んでください。




