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エレシア、村長になる?
領地に帰って来て暫くが経った。
王都にいた頃と違い時間に余裕があり過ぎて暇を持て余している。
そろそろ私も領地の為に何か行動を起こさないといけないのだけど何をやればいいのかわからない。
「それだったら村長をしてみないか?」
「村長、ですか?」
お父様に相談してみたら返事がコレだった。
「王妃教育で得た知識を沈めておくのは勿体無いからな、将来の勉強としてまずは村の運営をやってみると良い、それに領民からも相談を受けていてな……」
領民からの相談、というのは廃村状態にある村を立て直ししてほしい、という物だった。
その村は深刻な人手不足で農地も荒れ放題だという。
なるほど、確かに私の知識がどこまで通用するか試してみたいしスローライフにも興味がある。
「わかりましたわ、私挑戦してみたいと思います」
「そうか、早速手配する事にしよう」
この時、お父様が怪しい笑みをしている事に気づかなかった。
お父様がやり手の公爵である事をすっかり忘れていた。
これがお父様の企みの1つで私は試練を与えられる事になった。




