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俺とお前(ら)の壊れた青春  作者: 井石知将
そして何かが動き出す
9/20

全力で疾走した後で

連日投稿出来たんで、投稿します。

不審者は廊下の中央にいた。

星屑は階段のギリギリ不審者から見えないとこにいた。クラウチングスタートの構えをする。


星屑は左腕を凍らせた。さらに、右手には炎を持っている。

今星屑がしようとしていることはこうだ。

まず、全力疾走で出来るだけ不審者に近づく。そして炎を後方に噴出し一気にスピードをあげ、不審者をぶっ飛ばす!

そんな感じだ。

さぁ、やってやる!

3…2…1…スタート!星屑は全速力で廊下を駆け抜けた。

「うぉりぃやーーーー!」

本人が不思議に思う程速く走れた。

後は………。


足音……走って………こっちに来てる!

永遠は足音のする方を向いた。

「加那太!」

星屑を見た瞬間、永遠は自分が一粒、涙を落としたのに気付いた。

不審者は星屑に向かい、信じられない。と言った感じで叫んだ。

「と……止まれ!じゃ…ねぇと殺」

「知るかぁぁあ!」

不審者が何か言ってたが、どーでもいい!

人質という理由で他人(むかんけいなひと)を巻き込み、自分の立場が上と確信して、誰かを苦しめるような奴を絶対許せねぇ!

俺たちはクズでも、何かをするための道具でも無い!

大人に裏切られるのはいい。ただ…利用されるのは、ゴメンだ!

人質として人を利用する犯人が許せなかった。

「ふっっっっっざけんなぁーー!!!」

心からの叫びだった。

炎を後方に向け、加速し氷で固まった腕で殴った。

「永遠!逃げろ!」

不審者をぶっ飛ばし、永遠を助けた。後は。

頼んだぜ。

「先輩!」

鍵矢はよろよろと立ち上がる不審者に向かい、水を纏った手で掌てい突きをした。

(スイ)(ショウ)!」

水が弾け、不審者は気絶した。


「永遠…大丈夫か?」

息を切らし、肩で息をしてる星屑は聞いた。

「うん。」

永遠は少し顔を赤くして言った。

「……ありがとう…加那太。」

そしてとても可愛らしく微笑んだ。


意を決した永遠は思い切って聞くことにした。

「ねぇ、加那太……一体、あれ…なに?」

いきなりされた質問に星屑は戸惑った。

「そっ………………だな。鍵矢先輩。」

鍵矢に言ってもイイか確認をした。

「別にイイだろうなこれだけ騒ぎになってんだから。それに……こいつ等にもな。」

やっぱ、そうなるのか……。

そこには、我が部、都伝部の面々がいた。

「聞いても、後悔しないんだな。」


三本鎖(フィフス)ってのがあってな。簡単に言うと、特殊能力だ。

んなことが出来るようになった原因はわかってる。

突然変異でDNAが三本になったからだ。

突然変異ってか進化だな。

でDNAが三本になってなんでそうなるかは奴の方が詳しいと思う。


「奴って誰?星屑くん。」

月見が聞いた。

「さっきの不審者……いや、村雨だ。」


気絶していた村雨は、重たい瞼をゆっくりと持ち上げた。

「あぁ、君たちか……僕を殺すか?」

「なんでお前らは、殺す。とか怖いこと言うんだ?」

村雨の前には星屑などの都伝部のメンバーが、立っていた。

「なぁ、目的は何だったんだ?」

星屑を嘲るように村雨は答えた。

「そんなの第18次報告書を読むために決まってるじゃないか。」

「それなんだよ。聞きたいのは。」


第18次報告書ってのは三本鎖(フィフス)についての最終的な研究結果を書いた誰かに対する報告書だ。

それを書いたのは、ヤハウェという研究チームなんだ。

そのチームにいたのは光野玲という助手と………。

一瞬躊躇い言った。

「そこの主任、村雨大刀、僕の父さんだ…。」

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