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「ちっ…爆発テロ、か」
俺は倒れた男を脇道に放置し、壁を蹴りつけながら建物の上へと飛び乗った。
これでメインストリート、サブストリートなど全てを含めて見渡しやすくなる。
「まずは探知魔法で……」
膨大な魔力を精製し、ニートの街全てを探知できる範囲の探知魔法を発動する。
対象は先程の薄汚れた男のように、記入式魔法陣を書き込もうとする奴らだ。
「……なるほど、そういうことか」
爆発テロは周囲への被害が激しい。
なら首謀者達のように統治機関とやり取りをする必要のある人物達はどこに隠れる?
簡単なことだ、爆発の起きないところに隠れるはずだ。
「ここか…!サブストリート2番街」
記入式魔法陣が大量にセットされているなか、このストリートだけは何故か魔法陣が存在しない。
つまり首謀者達はここにいる…!
「さぁ楽しい楽しい殺し合いの始まりだ」
少しでも強いことを願うぜ、首謀者さんよぉ?
俺は2番街の建物を闇雲に探し回り始めた。




