表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王様!?桃源郷(ハーレム)創成記!  作者: 日鏡ロイ
第4章 最弱高等学校
44/356

8

「まさか……!こいつ地下のマグマを!」


剣を握り直し『一閃』で対抗しようと考えるが、この数を防ぎきるのは不可能に近い。



一つくらいなら破壊できるかもしれないが、同時に攻撃されればひとたまりもないだろう。


「くっ、刀音!掴まれ!」


脇の方で頭を伏せて避難していた、刀音の手を掴んで肩に担ぎ上げる。


魔力を足に全集中……『イグナイト』


ダァンッ!と、普通なら考えられない強さで僕は地面に足を踏み込んだ。


振り落とされるなよ……刀音!


光属性特有の輝きに包まれて僕はその場から逃げ出した。



「……へぇ」


赤髪の少年はフワリと音もなく空中に浮かび上がると、猛スピードで退避をしていく勇者に狙いを定めた。


「『インフェルノ…』いや…やめだ」


この程度の距離なら簡単に潰すことも可能だが、まだその時ではない。


それにこんなにも面白い相手が見つかったんだ。


次に見つけた時は、全力を出させてやるよ……!


最初は嫌々ながら勇者に襲撃してきた少年は、楽しそうな笑みを浮かべて地面に下りたっていった。






「……くっ、身体が重い…!?」


「ねぇ!それって私が重いってことだよね!?そうだよね!?」


違う……と言おうと思ったが、僕達の食料を食べ尽くした刀音だ、重くなってても仕方ないかもしれない。


僕は街を駆け抜けていき、かなり離れたところまで行ったところで体力の限界を感じて走るのを停止した。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ