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魔王様!?桃源郷(ハーレム)創成記!  作者: 日鏡ロイ
第3章 超科学能力と魔法
31/356

16

「だがしかし!」


巨大な雷が降り注いだが、俺は『バニシングノヴァ』を発動して雷を防ぐ。


「くくく、聞かぬと言ってるだろうロリっ子!!」


あれ?ロリっ子?


「ちょい待て何でお前このクラスいんの?

ロリなのに」


「あんたと同い年なんだよこの変質者!!」


俺の座るはずだった席の前に座っている女の子、ミイは俺に向けて魔法を発動した。しかもかなり大きい魔力を含んでいるぞ……!


「なんてこった……せめて中学生……って、水はだめぇぇぇぇっ!!!!」


バニシングノヴァで消せるように設定してあったのは雷だけだったので水属性の攻撃は普通に通ってしまうのだ。


「ごぼぼっ! 転校初日から大ダメージぷぎゃぁぁぁぁっ!!」


俺は悲鳴を上げるとミイの放つ水魔法を受けながら教室から逃げ出していった。









ガラッ!


「こんにちは皆さん!転校生のレン=アクセルです!

職業は気持ち的に魔王やってます!」


テイク2だ。


俺は何も無かったかのように再び教室に戻ってきた。


空いた時間もかなり短かったので全員はまだ黙ったままだ。


「よろしくだぜ!キリッ」


ウインクをすると指定された席へ歩いていく。


「……レン…レンって昔行方不明になったレン=アクセルじゃないか!?」


「…あ、何か見たことあるなーって思ってたらレンじゃん!」


周りの生徒達が俺の事に関して様々な事を話し始める。


まさか、エレナ以外にも昔の知り合いがいたとは。


記憶喪失設定で受け流すとしますか!


「でもこんなキャラじゃなかったよね」


「そういえば……そうだな」


誰も話しかけてこない。


完全にクラスで浮いた。


いいもん!ミイが喋ってくれるもん!


ツンツン


「……」


ツンツン


「……」


ミイは完全に俺を無視した!


泣けてくるぜ……


クラスで浮いたら俺はどうやっていけばいいの!?


「ま、まぁとりあえず皆仲良くしてね!」


先生も俺に気を使って皆に声をかけてくれた。


先生……


そんな引きつった笑顔で言われても皆仲良くしようと思わないよ……


魔王様涙目




そんなこんなで俺の学び舎生活はスタートしたのだった。


この時は皆、転校生が後に豚マスクのクソ豚魔王として第十高等学校に君臨することなることを誰も思ってもみなかった。「なんてな!」


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