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奈落の王

 間違えて間違えて前話を投稿してしまいました。ごめんなさい……

 お知らせいただいた方ありがとうございました。

 ああ……恥ずかしい。顔まっかです





 ベヒモスは陸の王者とも呼ばれる魔獣。


 ゲーム的には大型ボスモンスターでしょうね――いや、これ、乙女ゲーなんですけど。なんで疑似恋愛を楽しむゲームで、バトルばかりやってるんでしょうね、私。


 全長は4、50メートルはあり、全身が鎧のような皮膚に覆われています。これが硬いのなんの……Sランク冒険者であるエラの魔法でもさっぱりダメージが通りません。


 こいつさえ倒してしまえばスタンピードも討伐完了までの道筋がつくのですが。


 エラの魔法でほとんどダメージないというのですから、かなり困難なミッションとなりそうですけどね。この場合、困ったとこに撃退という選択肢がないところ。


 まさか、あの蠱毒みたいな立坑に戻ってくれと頼んだところで応じてくれるわけがありませんし、力尽くでアグリファットまで押し返すのは討伐以上に難易度が高い。


 逃げるのもねぇ……私1人だけならいつでも離脱できます。飛んでいけば空まで追いかけてこられないですし、ストランブール王国に帰ることもできますから。


 マグリティア帝国なんてどうなっても知らねーって、ね。


 ただ、これだけ帝都の冒険者を煽っておいて、全滅を免れるためとはいえ突撃させたのに、いきなり見捨てて「自分の国に帰るので、みなさまごきげんよう」と手を振って、それ以後は無関係というわけにはいかないですよね、さすがに。


「これなんですの?」






『ベヒモス


HP 80213/80956


MP  2355/4522  




奈落の王           』




 鑑定の結果は――一流の冒険者のHPが100くらいなのに、8万って。HPバーが何本も並んでそうです。


 ただ少し削れてますよね。エラの魔法攻撃は無駄ではない様子。えとえと……あと何発、大きいのを撃ったら死にますか? 削りきるまでMP持ちますか?


 奈落の王というのは称号ですかね。私も侯爵令嬢とか持ってますけど、それよりずっと強そう。まあ、欲しいかいらないかで言えば、絶対にいらないですけど。恥ずかしい異名は1つでもいらないのに、さらに増えてどうするんだ? と思いますけど――討伐したら『奈落の王殺し』とか呼ばれますか? いえ、むしろ『奈落の覇者』かな? 


 たぎるバドルがはじまるというのに、いきなりテンション下がります。


「こいつも狩るぞ!」


 ディランが参戦しました。


 私もサイプロクスをまとめてマジックバックに押し込むと、次のベヒモスに突撃です。


「紅蓮の炎! これ、なんですの? 切り裂く水の刃! これ、なんですの? 荒ぶる風の槍! これなんですの?」


 雷属性の魔法はエラに任せて、私はどういう攻めかたをしましょうか? 効率がいい属性を探そうと、いろいろ撃ったり、鑑定したり。


「なんとかひっくり返せねぇか? 剣だと足を切りつけるのがやっとだ」


「倒す以前に、そもそもダメージがなかなか通りませんわ」


 ディランに頼まれますが、それ、かなりの難題です。いろいろ試してもHPがちっとも減りません。属性問わず、耐性があるみたい。


 あれだけエラがキツいのを撃ちまくっているのに、たったの1%すら削ることができないでいるのですし。


「こんなの殺すことができますの?」


 私の弱音混じりの質問に対して、Sランク冒険者の先輩たちは頭悪そうな回答をよこします。


「生き物だったら死ぬだろ」


「魔法いっぱい撃てて楽しい」


 まあ、確かに攻撃を続けていればそのうち死ぬでしょうし、これだけ頑丈な的はめったにありませんから魔法の試し撃ちには最適かもしれません。


「右の足を集中攻撃。まずは止めて、全力で叩く」


 ディランの指示の直後、2発の魔法がベヒモスの右膝に命中します――ところが、指示した本人は左足のスネに斬りつけたのでした。


「なにやってますの?」


「だから、俺から見て右の足だろ!」


 Sランク冒険者だというのに、連携がまったく取れてませんね。相手に合わせる気もなければ、相手にわかるように指示を出すこともできない駄目冒険者じゃないですか。








 この作品と、次に書きたい物語と、その次に書きたいネタと、合計3つ、一気に作者の頭の中に流れ込んでいて、ちょっと収拾がつかない感じ。おまけに新型コロナウイルスのせいで外出する気があまりしない上に図書館が閉館中と書く場所もない。困ったことです。

 いや、別に自宅で書けばいいんですけどね。どうしても家にいると他にやることがあるので集中できない――という言い訳で、なかなか進まないのですよ。


 次回の投稿も未定です、ごめんなさい。



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