052_そういうことね
051、052、053 は春の九州旅行編という事で連投したかったのですが、
執筆のペースがなかなか上がらないので、無理せずに連投を避けました。
話の内容もそれぞれが独立していると考えていますので。 作者的には。
特に今回は、色々なことで『 そういうことね 』なお話になっています。
今回の旅行の目的地である別府温泉は源泉数世界一、湧出量は国内総湧出量の一割
に及ぶ日本最大の温泉地である。 九州という地理的不利が無ければ、間違いなく
日本一の人気温泉地になっていただろうと推測される、そんな場所だったりする。
でも俺としては、その地の不利そのものが逆に有難いのだ。 人混みが嫌いだから。
更には、健康上の理由でも人混みは避けた方が良いから。
・・・・・・・・・
そもそも、人混みが好きな人間なんかは居るのだろうか?
「 居ないんじゃないの? 人気がある、イコール魅力があるって考えるだけで 」
五十嵐が豊後牛のステーキに舌鼓を打ち乍ら答える。 何で海鮮料理の店に牛肉の
メニューがあるのだろう? 少し納得がいかない。 肉料理の店だと海鮮メニュー
なんか滅多に無いのに? いや、メニューに問題が有るという話ではない。 単に
肉料理って匂いがキツいから気分が悪くなる。 俺はそれが理由で肉が嫌いなのだ。
・・・脂が嫌いなのもあるが、先ずは匂いのハードルが高いのだ。 大蒜とかも。
・・・・・・・・・
目の前の関サバ・関アジ食べ比べセットを一切れずつ食べて、残りを昂輝にパス。
その昂輝の前にも大きなステーキが。 海鮮料理の店なのに、海鮮オンリーな注文
は俺だけで、他は肉オンリーか肉と海鮮のミックス。 皆、お肉が大好きなのよ。
・・・・・・・・・
正直、このスメル環境では食事が喉を通らない。 仕方ないから冷茶をチビチビ。
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母ちゃんが《もっと食べなさいオーラ》を放ち出すので仕方なく鯛茶漬けを追加。
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・・・うん、これならイケるかも? そんなことを思った遅めの夕食は8時過ぎ。
・・・・・・・・・
午後3時に門司を出て、別府に午後8時着は遅過ぎる。 普通なら5時前には着く。
それがこんな時間になったのは・・・母ちゃんが高速を3回もループしたからだ。
『 ほら、三人共乗りたがってたから、だから一回ずつね!』 はただの口実だ。
母ちゃんがドライブをしたかっただけだ。 別にそれを悪いとは言わないけどさ。
ただ疲れて眠っていた俺を、たかが食事如きで起こして貰いたくはなかったのだ。
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食事なんか、カロリーブロックを野菜ジュースで流し込んだら事足りるのだから。
何故か母ちゃんは携帯食を食事と認めてくんないが? 何でアレがおやつなのか?
そんでもっておやつだけで済ますことをヨシとしないのか? 喰えば一緒なのに?
「 美倉ってさ、夜の食事はいつも嫌々食べてるって感じね?」 ん? そうなの?
五十嵐の言葉に母ちゃんが反応を示す。 母ちゃんも同じことを感じていたのか?
・・・・・・・・・
確かに嫌々食べてはいるが・・・なるべく表に出さない様に心掛けているのだが?
・・・・・・・・・
五十嵐って結構鋭いからな・・・でも、それ以前に。
「 今、ここでソレを言う必要ある?」 「 いつもより分かり易いからよ 」
・・・・・・ふむ?
・・・つまり、にやこた達にも判ってしまう程だったという事か? これは失敬。
・・・・・・・・・
さて・・・どう答えたものか? 素直に夜に元気なのは健康に恵まれた者だけよ!
と伝える事が、NGなのは確かだとして、肉の匂いもNGだな。 皆が食べてるし。
・・・・・・・・・
「 ・・・眠いんだよ 」 時間はまだ9時前・・・やや苦しい言い訳かも知んない?
それなのに・・・・・・何故だろう?
全員あっさりと納得してくれたみたいだ? おかしい? 普段は11時就寝なのに?
そんで食べ乍らの居眠りなんかはしたこと無い筈だけど? 何か誤解されてない?
・・・・・・・・・
・・・まっ、別にどうでもいいけどさ。 いや、誤解を利用するという手もある!
食べ乍ら寝る様なお子様だと思われているのなら、食べ乍ら眠っても問題は無い!
・・・・・・・・・
うん、いい考えだ! 後は右隣の母ちゃんと左隣の沢瀬、どちらを枕に選ぶかだ!
・・・俺はシスコンであるがマザコンではない。 由って選ぶべきは沢瀬になる。
しかし、沢瀬だけが既に食事を終えていて、俺を撮影する体勢に入っているのだ。
つまりこちらを向いていて、もたれ掛かることが出来ないのだ。 膝枕を狙うか?
・・・・・・・・・
う~ん、もたれ掛かっての居眠りは良くても、食事中に膝枕は行儀が悪いよなぁ?
・・・・・・・・・
・・・にやこたすーが見てないのならともかく。
・・・・・・・・・
・・・仕方ない。 母ちゃんにもたれるとするか? ・・・・・・すぅ。
「 あらあら⁉」 「 「 はわ~っ ♡ 」 」 「 「 「 ・・・マジか⁉」 」 」
「 流石は蒼先輩! 可愛いの底が見えないのです!!」 「 うふふっ ♡ 」
「 ( ・・・ぅぇぇぇぇっ!?・・・ ) 」
◇ ◇ ◇
朝、目を覚ましたらベッドで寝ていた。 そんで母ちゃんに抱き締められていた。
「 おはよう、蒼君 」 母ちゃんは既に目を覚ましてたようだ。 今何時だろう?
「 6時5分よ、今からお風呂に入る?」 きょろきょろしていたら、母ちゃんから
回答と質問。 確か昨夜は風呂に入っていない筈だ。 何故か浴衣で寝ていたが。
テラスに出て温泉に入る。 専用風呂だから他の客は居ない。 だから俺でもOK。
・・・なのだが、「 撮るな、馬鹿沢瀬 」 後からカメラを構えて入る珍客が居た。
「 大丈夫ですよ、大事な処は編集で隠しますので 」 う~ん、ホントに大丈夫?
・・・母ちゃんも気にしてないので大丈夫なんだろう? カメラも防水ケースに
収まっているようだし。 でもなんか違う気がする? なんか、アップ過ぎない?
なんというか・・・カメラがむっちゃ近いのだ。 まるで肌に触れんばかりなの。
「 私の趣味ですよ。 当然セル版では究極シーンはカットしますし 」
それならいいか・・・いや、ホントにいいのだろうか? まっ、どうでもいいけど。
・・・・・・・・・
ところで、沢瀬は俺たちと同じ扉から出て来たのだ。 つまりは同じ部屋だったと
いうことになる。 勿論ベッドルームは別だったが。 どういう部屋割りなんだ?
「 部屋割りですか? 五十嵐さんも一緒ですよ。 後は・・・ 」
俺たちと五十嵐で一室、下級生組で一室、そして男子組に別れて計三室とのこと。
無難は部屋割だと思う。 どんな間取りなのかは知んないけど。 興味もないし。
「 んで、五十嵐は?」 「 まだ寝てますよ。 起こして来ましょうか?」
「 起して来たわよぉ!」 「 ぅん・・・あー、おはよう・・・ 」
母ちゃんが寝ぼけ眼の裸五十嵐を連れて来た。 全員で裸の付き合いなんだとか。
よく五十嵐が承知したものだな。 「 いえ、承知はしていないと思いますよ?」
確かに湯船に浸かり乍ら、何度も舟を漕いでいる様に見える。 まだ寝てるかも?
・・・コレ、目を覚ましたらどうなるんだろ?
◇ ◇ ◇
このホテルも朝はビュッフェだった。 しかもがっつりメニューもサラダも豊富。
昨夜の海鮮料理の店といい、門司のホテルといい、多分はインバウンドの影響だ。
だから肉料理が必須でわんぱくなメニューなのだ・・・外国人の胃袋って凄いわ。
で、日本人チームの胃袋はというと、昂輝、母ちゃん、田辺の三人は完全に世界に
匹敵するかそれ以上。 伊藤と沢瀬がそれに続き、五十嵐とにやこたが後を追う。
・・・・・・・・・
俺と江澄さんは完全に周回遅れな足切り対象。 仲良くのんびり食べればいいか。
「 江澄さんはいつも少食なの?」 「 ・・・ぉ菓子の方が好きだから 」
そういや、いつもお菓子を食べている印象がある。 気のせいじゃ無かったのか。
チョコを作った時も、バラで余った分をむっちゃ摘まんでたという記憶があるし。
「 ひょっとして、デザート待ち?」 「 ・・・ぇ、ぁ、はい 」
「 みーちゃん、遠慮は要らないのです! 待つ必要は無いのです!」
「 「 そうですよ、ご自分のペースで、好きに召し上がればいいと思います 」 」
「 「 お姉様もそう思われますよね?」 」 「 うん、そう思うよ 」
サラダメインの朝食を食べ乍ら江澄さんと会話をして、にやこたの問いに応える。
というのも、今朝は彼女たちと同じテーブルに着いての食事となっているからだ。
・・・・・・・・・
今朝は俺と母ちゃんが入れ替わりになった。 多分は母ちゃんなりの気遣いだろう。
・・・・・・・・・
なんとなく感じる事だが、江澄さんは強く大きい人間を怖がっているようなのだ。
だから俺と母ちゃんが入れ替わりになった。 半ば強引に誘った江澄さんの為に。
彼女に最も懐かれているだろう俺が、下級生テーブルに移動する事となったのだ。
決して俺が一番小柄だからではない! 五十嵐と1センチしか違わないのだから!
・・・とにかく、そんな理由で入れ替わったのだ!
だから江澄さんと話をすることになり、いそいそとデザートコーナーに向かう彼女
の背中を目で追うことになっている。 遠慮の意味がイマイチ理解出来ないままに。
・・・・・・・・・
そんなに畏まった場ではないのだから、食べる順番なんかどうでもいいだろうに?
俺なんか基本前菜だけだし、たまにアイスを追加する程度だし、気分次第では何も
食べずにいきなり退出するけどな? ビュッフェなんかはそれで十分じゃないの?
・・・知らんけど。
水菜が欲しかったなぁ・・・なんて思い乍ら五十嵐に目を遣る。 いつも通りだ。
・・・・・・・・・
朝一番の、風呂でのことを考える。 意外に女性らしい、丸みを帯びた身体つき。
華奢でとても綺麗な身体だった。 頻繁に筋力の無さを嘆くのが納得出来る程に。
少女の身体だと思った。 とてもか弱い。 幼気な寝ぼけ顔さえもが良く似合う。
田辺よりも幼く感じてしまう少女の身体。 本当にか弱そうだと驚いてしまった。
・・・普段は元気一杯な五十嵐の寝ぼけ顔。 可愛いと思った。
・・・・・・・・・
入浴中の居眠りは危険だから冷水タオルを当てた。 顔に。 そしたら怒られた。
悪戯したわけじゃないのに? 怒った後に狼狽えた。 状況を理解したのだろう。
暫くあわあわした後に大人しくなった。 意外に冷静なのか、それとも開き直った
のかは不明だが、とにかく静かになって俺を睨みつけていた。 恨めしそうな目で。
『 あんた、なんで、ソレで、男子なのよ・・・ 』 とか云われた。
ソレが何を指していたのかは判らない。 多分胸? ちんKOじゃないと思いたい。
男子と思えない程粗末なモノだと云われたら、流石の俺も傷付くからな。 少しは。
・・・・・・・・・
・・・五十嵐と目が合った。 直ぐに目を逸らされた。 顔・・・真っ赤じゃん?
・・・・・・どしたんよ?
◇ ◇ ◇
美倉と目が合った。 私を見ていたのだ。 判っている。 窺われていたのだと。
今朝の事を気にしてはいないかと? 心配されていただけだ。 そんな奴だから。
・・・・・・・・・
美倉と目が合った。 ただそれだけなのに頬が熱くなり、目を逸らす事になった。
今朝、あのひと時に感じた、胸が苦しくなる様なときめきが蘇ってしまったから。
自分でも変だと思う。 おかしな感情だと思う。 でもときめいてしまったのだ。
それ程迄に美倉の裸体は美しかったのだ。 普段は青白さを感じさせる乾燥気味の
肌が薄桃に染まり、しっとりとした艶を帯びていた。 ただそれだけの変化なのに。
見ているだけで胸が痛くなる。 それ程の美しさ。 沢瀬が狂うのも無理は無い。
そう納得出来てしまう程の美しさ。 グラビア誌の表紙を飾っていてもおかしくは
ない美女二人に挟まれて尚、ひと際眩く感じられる程人間離れした美貌の同級生。
・・・なんでコレが男子なのよ? そんな感情を漏らしてしまったかも知れない。
そんな気がする。 寝起きで頭がはっきりしてなかったから、ヤバい事を言った?
・・・可能性を否定出来ない程に彼の裸体に見入ってしまった。 我乍らヤバい。
忘れるしかない! 今更どうにも出来ないから、全てを忘却の海に流すしかない。
・・・・・・・・・
幸い、あの場に居た三人は揃って口が堅くて情に厚い。 筈・・・よね? 多分?
・・・・・・・・・
で、問題は頭から離れてくれないあの煌めき。 艶めかしくも嫋やかなあの肢体。
そして圧倒的な美貌。 神が至高の美を模索した結果だろうと思える奇跡の造形。
・・・もはや呆れるしかない。
嫉妬とか羨望とかの対象外。 私たちが比較しようと思えるレベルではないから。
本当に呆れるしかないのだ。 完全にお手上げ。 それでも目を逸らしてしまう。
アレには見入ってしまうから。 正気を保っていられなくなる程の美しさだから。
目が合えば思い出してしまうから。 正気を保っていられなくなる程の美しさを。
・・・私はまだ狂いたくない。 ささやかな夢が、やりたいことがあるのだから。
・・・だから今は目を逸らすしかない。
幸い今日は美倉が休養日で、夜まで別行動になる。 クールダウンに都合がいい。
・・・・・・・・・
本当に都合がいい。 正直言って助かった。 今日を凌げば大丈夫だと思うから。
・・・明日になれば、今迄通りの私に戻っている筈だから。
◇ ◇ ◇
珍しい事もあるものだ。 沢瀬が遊園地に行ったのだ。 絶叫系なんか好みかも?
それとも、色々と気を遣った結果なのか? どちらにせよ好ましい結果だと思う。
沢瀬にも皆と一緒に楽しんで貰いたいから。 俺に付き合う必要なんかないのだ。
・・・・・・・・・
今日は長距離移動の疲労を考慮した上で、初めから予定されていた俺の休養日だ。
移動の疲労回復なら門司で休むべきかもれないが、修学旅行との被りに配慮して、
第二目標地点で温泉地でもある別府を休養の地としたのだ。 ギリセーフだった。
実際今日は無理。 動き回れないという自覚が有る。 慣れているから判るのだ。
部屋に戻って寝るとしよう。 目が覚めたらまた温泉を楽しむ。 それのループ。
そう、今日は食っちゃ寝ならぬ、湯っちゃ寝な一日だ!
◇ ◇ ◇
「 蒼君、今日はちょっとだけママに付き合って貰えないかな?」
室内着用のジャージに着替える為、荷物を漁り出したら母ちゃんの制止が入った。
「 何処?」 ジャージが駄目な処? お洒落なお店でも俺は気になんないけど?
「 すぐ隣の大分市、久喜のお義父様の処 」 残念、ジャージが駄目な処だった。
・・・・・・・・・
久喜のお義父様、つまりは糞親父の親父、俺にとっては爺さん。 俺が最後に大分
を訪ねたのは小学生の時。 4年か5年の頃、大柄な熊といった印象が残っている。
流石昂輝よりデカい糞親父の父親!って感じの熊・・・違った、人だったと思う。
しかも強面を超えて完全に悪党面って感じ、最初見た時は熊のヤクザだと思った。
母ちゃんは・・・そんな爺さんを訪ねようというのだ。 その目的は推測出来る。
糞親父の実家が、一族が所有する九喜グループを美倉が呑み込もうというM&A。
( あんの糞親父!・・・あんな人のいい爺さんに迄面倒を掛けやがって! )
等と、糞親父一人を責めるわけにもいかない。 一番の問題は糞親父以外にまとも
な後継者を育てて来なかった、育てることが出来なかった久喜一門の怠慢なのだ。
・・・・・・・・・
ホント、御蔵と同じじゃん。 何故人は《 驕り 》の怖さに気付けないのだろう?
十分な知識を持ち乍ら、何故肝心な処で客観視しない怖さに気付けないのだろう?
・・・・・・・・・
母ちゃんは実家を捨てたが、糞親父は追放された。 過程は異なるが結果は同じ。
無能な身内に縛られた名門が衰え、有能な個人が自由裁量を揮った新興が伸びた。
根が腐っているから、切り分けた枝の方が育ち、逞しかった幹が朽ち衰えるのだ。
自らは立たず、大樹に頼ろうとする者が、大樹と共に埋もれ去ることになるのだ。
・・・・・・・・・
ありふれてはいるが、何とも皮肉な話だ。
・・・つまりはそういうこと。
糞親父の追放で後継者不在に陥った爺さんが、企業存続を懸けて美倉に降るのだ。
豊後の熊鬼はプライドをかなぐり捨てて、従業員の生活を守ることを選んだのだ。
外資なんかに吞み込まれたら、骨までしゃぶられて、後は捨てられるだけだから。
だから同国人である十二支会を、中でも縁者である美倉を頼ることになったのだ。
俺や姉ちゃんが久喜の直系であることも重要だろうな? そしてこの為に爺さん
は離婚後に糞親父を追放した後も、母ちゃんとの交流を絶やさなかったのだろう。
・・・多分は互いに、完全に実利のみを求めて。
・・・ホント、母ちゃんにしろ熊爺にしろ、有能な経営者なんて人種は強かだわ。
・・・・・・・・・
一応、確認してみるか?
「 だから九州を選んだの?」 江澄叔母さんという抵抗勢力の懐柔まで行って?
「 えっ⁉ あぁ、違うわよ? こっちはついで。 近いから、ちょいと、ね?」
衰えたとはいえ、未だ従業員数18000人を超える大企業を、ちょいとの、ついで
扱いか。 この傍若無人なやんちゃぶりこそが、母ちゃんらしさではあるけれど。
・・・ちょっと馴染めないものが有るな? 俺が庶民派なお子様だからだろうか?
・・・・・・・・・
でもまぁ、そんなことは昂輝に考えさせたらいいか? 俺は聞きたいことを聞く。
「 じゃあ何で九州なの? 修学旅行は知ってたでしょ?」 完全にただの好奇心。
「 ほら、どこかの国の主席さんが、勝手な理屈で渡航自粛とか騒いでたでしょ?
だから今年は九州旅行のチャンスなのよ! 騒がしくない湯布院なんてホント
久しぶりで、今年を逃したらもう楽しめないかも知れない! なんて思うの?」
・・・・・・あー、そういうことね。
俺たちを乗せたコンバーチブルは、光吉ICで降りてから210号線を西に移動中。
熊爺の家までは後10分も掛からないだろう。
夜の食事は :朝から活動していると、夕方には疲労感で食事を楽しむ事なんか
とても出来ません。 単純に必要な作業をこなすというだけです。
仕事終わりの飲み会なんて、純粋に重労働でしかないのですよ。
だから金曜以外は不参加確定、参加したら土日は寝込んで終り。
誤解を利用 :こんな発想が出る時点で、蒼の疲労は限界点に近付いています。
居眠りは良くても:多分、一般的には駄目です。 ちなみに個室でお座敷です。
にやこたすー :終に、にやこたにと江澄さんをミックスしてしまったようです。
俺が一番小柄 :なんです。 蒼は164cm、53kg で、五十嵐が165cm、55kg 。
しかも蒼はマイナス補正が、五十嵐はプラス補正が働きがち。
ちなみに蒼より小柄なのは、田辺と江澄と小田部の三人です。
食べる順番 :一般的にはコース料理同様に前菜、メイン、デザートの順です。
それで十分 :一般的にはマナー違反です。 でも作者的には同意しかない。
会社の飲み会では一切飲食をしないことが何度もありました。
出席するだけで限界一杯、な状態で飲食なんか無理ですから。
筋力の無さを :五十嵐はJKとして考えたら十分にパワフル。 ただ比較対象と
している沢瀬が怪物クラスだから自分を非力だと言ってます。
少女の身体 :女性の裸は見慣れている蒼ですが、蒼の周りの女性は皆蒼より
逞しい為、五十嵐の華奢な身体に新鮮な驚きを覚えたようです。
遊園地 :城島高原パークですね。 作者は行ったことないけど。
九喜グループ :元々九喜姓だったのを、西南戦争の頃に久喜に改姓しました。
改姓理由は当時の当主しか知りませんし、誰も気にしません
でした。 ただ屋号だけが九喜のまま残されたという事です。
糞親父の追放 :先ず離婚理由は茜へのセクハラでした。 それだけでも熊爺さん
切れる寸前だったのに、蒼への乱暴でぶち切れ! 有能な後継者
の追放となりました。 ただその時に糞親父が直接指揮していた
会社が挙って糞親父の後を追うことになり、久喜グループが形成
されることになったのです。十二支会は企業でなく個人の繋がり
なので、その時に九喜は十二支会から外れることになりました。
糞親父・元隆氏はインセストタブーという概念が希薄なのです。
そんでもって美人相手ならいつでも戦闘可能な下半身なのです。




