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この話を、「ピュア☆・キュア☆・フレッシュハート♡」の皆さまにお伝えした。

会社から帰宅して、晩御飯食べて、お風呂入って、寝る前の1時間だけログインをした。

キョロキョロとあたりを見渡すと、ゲーム内の居酒屋に入っていく彼らがいたのだ。

『居酒屋』?と思うかもしれないが、『居酒屋』で合っている。最近バージョンアップして、『お食事処』のバリエーションが増えたのだ。

私も彼らの後を追って、同席させて貰って、私が考えたことを伝えると、

「えっ?君すごくない??バフにバフを重ねるなんて!!それって付与術師が数名ですることだよ?」

と、シーフの人が教えてくれて、私は驚いた。

「私ではできないのでしょうか?」

「う~~~ん、それは試してみないとね。確か、ログアウト後も付与術師の術式は自分の書に記載できるんだよね?」

「はい、そうです」

付与術師特有のことなのだが、ログアウトした後でも「ギルド内掲示板」などと同様に「自分の書に術式を書き込める」のだ。

何の気なしに思うときとかあるじゃない?

そうだな~その時にはわからなかったテストの答えとか?

そういうのを書き留めておけるようになっている。だからといって、仕事中にはしないけどね。

社長の、一条先輩の、二葉先輩を裏切るわけにはいかないから。

「では、飲んだら試してみよう!!」



ということで、皆ビールを各5杯ずつ飲んで(飲みすぎ)から、誰にも邪魔されない広大な草原へ、運んでもらいました。

女帝の『俊足』というスキルで。

この3人は、そのスキルを最終限界突破させているそうです。

えっ?そこじゃないって?ではどこです?

ああ~『女性に運ばれた』ことですか!

女帝は一言でいえば『ゴリラ』ですね。でも、すんごくカッコいいんですよ!私をお姫様抱っこで軽々と抱え上げ、優しい笑みで「辛かった言うのよ」って!!!

キャーーーーーーーーーーーーー惚れてまうやろぉぉぉぉぉぉ!!!!!

そして、一気にビューーーーーーーーーーーーーンと草原へ到着!!!

大変満足です!!!


「さて、さっそくやってみて頂戴。そうね~~~ヒョウゴ手伝ってあげて」

「へ~~~い」

ヒョウゴさんは、ホルスターからタガーを取り出しました。装飾が一切落された軽量かつ実用的なモノです。ですが、どこか禍々しくて無暗に触ると呪われそうです。

「ん?あ~~~これ?闇属性を纏わせているからね」

「あれ?私声に出してました?」

「いや顔に出てたよ。これはボス戦で手に入れたタガーで、効能にエンチャント可能になっていたから、アイテムショップで闇の膏薬を購入して、塗ったんだよね~。そしたらこうなった!すんごいでしょ!!」

「そういうのがあるんですね。では、その『闇』に『風』を纏わせプラス『強風』と『そよ風』を交互に行いますね」

新たにエンチャンターとなったけど、武器は弓矢のまま。エンチャンターには特定の武器はない。杖でも剣でも槍でも何でもよい。対象に『当てる』ことが目的の道具だからだ。だけど、『矢』は変えた。というより、

「では、いきます!」

私は構えて、力を弓に変化させて

「『ウェンティス(風)、エンチャント』『プロケア(暴風)、エンチャント』」

「えっ?うわーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!」

「「「あっっ!!!!」」」

ヒョウゴさんが空高く飛ばされてしまいました。

「ヤバい、やりすぎたっ!『アウラ(そよ風)、カンビーレ(変える)エンチャント』」

慌てて私は、風量を調節しましたが、ヒョウゴさんがあまりに遠くまで飛んでしまっていて届きません。次第に暴風は止み、勢いよく落下して来ます。

再び慌てて、

「『ウェンティス、アウラ、エンチャント』」と叫びました。

すぐにヒョウゴさんの落下速度は落ち着き、無事地面に怪我無く着地成功!!!

「かはっ!息がっ!!すごいけど、死ぬかと思った」

「ん~、改良の余地ありね」

「はい。力の抑制などの訓練を地道にします」

「それがいいわね。ヒョウゴじゃなければ死んでたわ。私で試されなくてよかったわ」

「・・・・・・・・・・・姉さん、ひどいっす・・・」

「ごめんごめん。明日の弁当ちょっと豪華にするから許せ」

「許せって、許せるわけありますよねぇぇぇ」

変な日本語。

「それ、私も一緒に食べていいのかい?」

「えっ、もちろんよ。もう作ってあるから大丈夫」

このお三方は、同じ職場なのでしょうか。だから、仲がよろしいのですね。

羨ましい!!!!

ん?そういえばこの方たち、お互いの呼び方が先輩たちにそっくりな気がします。

まさかですよね~~~。まさか、あの社長が女帝の下僕に成り下がっているなんて、ありえないですよね・・・・・・・

ね??それに、気軽に社長が女帝たちとランチだなんて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

いや、うん、ありえるな、これ・・・・・・・・・・・・・・。

とりま、私がもっと強くなって、この人たちに認めてもらえるようになったら、「たのもう!!」ってギルド入りしようかな。


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