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短編集  作者: 如月瑠宮
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二人目の王妃

何となく思い浮かんだ物です。

 私の国の王は英雄である。そして、愛妻家でもある。

 しかし、数年前にその愛妻である王妃は無くなった。そして、王妃との間に生まれた幼い王子と王女は父である王と共に三人仲良く暮らしていた。

 幸せだった。

 だが、その幸せは終わりを告げる。




 ある日、王は新たに王妃を迎える事にした。家臣達の声が煩くなってきたのだ。

 自分の娘をと薦めてくる己れの野心が見え見えで、王は辟易としていた。そして、幾つかの条件を満たせば王妃とすると家臣達に告げた。


 一つ、王妃に相応しい女性である事。

 一つ、生家との縁を切り、王の縁戚としての権力を与えない事。

 一つ、王妃となった女性との子供は庶子扱いとする事。


 それらの条件を認める相手は存在しないかに思われた。だが、居たのだ。

 彼女はひっそりと存在していた。

中途半端に終了。

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