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短編集  作者: 如月瑠宮
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加護

神秘的な話を目指した結果。

 ある日、彼女は言った。




 かごはかごである、と。




 ある日の出来事である。

 その日は猛暑日で、汗で張り付く服が不快だったのを覚えている。そう、彼女の服も。


 自分は彼女に惹かれていた。

 清楚で穏やかな外見、柔らかな声色と口調、花が咲いたような微笑み。全てが自分の好みだったのだ。


 そして、その日。

 自分は事をそうとした。

 だが、それは果たされなかった。




「許さぬ」




 その声が聞こえた瞬間、意識を失った。


 後に彼女は微笑みながらも悲しげに呟いた。


「かごはかごなのよ」




 そう、加護は「籠」なのだ。

 彼女を守り、逃がさない。

何でこうなった。

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