第8話 私、本気出します!
『モテたいならこいつを真似ろ!絶世の美女を二人手に入れるそのモテ力を!!!!』
今回は皆さんが大変注目している香月黎【ハーレム野郎】さんについて、調べあげました!
これを読めばモテ力があがること間違いなし!
いざゆかん!我等がエデンへ!
中略
今回、私が調べ上げた結果から分かるように、困っている女子にはすぐに手を差し伸べる。
または、傍にいてあげることが大切だと分かったはずです!
皆さんも香月さんを参考にしてモテ街道をつきっきりましょう!
追伸 現在の香月ハーレムでは雪野さんが優勢のようです。
このまま行くと正妻は雪野さん、第二婦人は東華さんになりそうです。
発行者 2年 花園優花
・・・・
新聞には僕と咲良の出会いや、約束。
東華を昨日おんぶして保健室に運んだことまで書いてあった。
お姫様抱っことうるさかったのはこのためか……
それよりも、
「花園ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!何やってんのぉぉぉぉぉ!?」
僕はこれ以上ないほど驚愕をあらわにした。すると、
咲良はたいそううっとりした顔で正妻という言葉を連呼していた。
「えへへ~私が正妻……お嫁さん!」
なんか、わからないけど嫌な予感が……
「へぇー私が第二婦人と…殺されたいのかな?かな!」
好きじゃない相手の第二婦人とか言われたら怒りますよね!
そりゃ普通!!!!
「ぷっ…第二婦人とか」
咲良さんが突然東華をこれでもかというほど煽り始めました。【冷やし中華風】
「喧嘩売ってるのかな?かな!」
売り言葉に買い言葉…
本日二度目の戦いが始まるところで
「おーい!お前ら今何してるんだ?」
野生のくずが話しかけてきた。
「おい、香月!お前これでも担任だぞ!その濁りきった眼をやめろ~!」
ちっ…誰かまともな先生なら、止めてくれると思ったのに…はぁ、こいつじゃ無理だ。
「まぁ、よく分からんが、話を聞かせろ!」
カクカクシカジカ
「これは問題だな!花園~ちょっとこっち来い!」
嘘だろ!
うちの担任がまじめに行動してる…だと!?
くず担任がそう呼ぶと少ししたら花園がきた。
「なんですか~くZゲフンゲフン先生?」
とりあえず出会い頭に暴言をさり気なく吐きやがった。
なんて奴だ!
「香月~お前も似たようなもんだからな!でだ、呼んだのは新聞のことだ。」
「よく出来てるでしょ!」
花園はそれはそれは誇らしげに胸を張った!
「ああ、よく出来てるが…新聞をはるなら先生に話を通しなさい!」
誰だお前!?
えっ…彼女でも捕まえれたの?
「すいません先生…すぐに撤去しますね」
いつもの独身教師の残念さがなかったためか、花園は珍しく反省し、新聞を撤去しようとした。
すると、
「まぁ待て!よく出来てるんだ。ある条件をのんでくれたら貼ったままでいいぞ!」
ばかな…くず担任の霊圧が消えた…
次の瞬間、先生は花園にある提案をした。
「現在の香月と雪野の状況をレポートにまとめればいいぞ!」
「「「「「はぁ!?」」」」」
こいつが関わるとすぐに皆の気持ちが一つになるなー
「実はな、アレクサンドラさんから二人の状況を教える命令が下っててな、だから今回のこともレポートにまとめれば不問にする!」
見直した僕達が悪かったから…もう辞めて!
すると、幽鬼の如き足取りで東華がKUZUまで近づいて行った。
すると、東華は何か担任の人生のソロプレイヤーに話しかけていた。
「先生、わ…し、実は……の家…で」
「ははは、いい…だ…な…だろ」
東華はポケットからスマホを取り出すとどこかに電話した。
すると、数分後ボッチのスマホがなった。
「もしもし、井上です。えっ…嘘!?本当なんですか…はい、分かりました」
電話を終えた担任は清々しい顔で笑うと、
「新聞は問答無用で撤去だ!」
と言い放った。
「「「「「何があったぁぁぁぁぁぁァアー!?」」」」」
to be continued !
はい、昨日更新できませんでした…テへ。
いや、ちょっと最新作を軽めに書いて…
題名は『最弱の召喚士』って奴です!
その新作の更新頻度は皆さまのリアクションで決めます!【他力本願】
長くなりましたが、この作品を気に入った方はブクマと評価をよろしくお願いします!
評価欄は後書きの直ぐしただよ!




