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いすえる せんきょうと、もらった どれい しょうじょ??

「ああ、イスエルは国名ですので、

 この地は[ エルサム ]とお呼びください」

 

「ん?」


 なんだか、ライラっち、こだわりが

 あるっぽかった!


 もしかして、最初っから この街って

 [ エルサム ]って名前だった?


 

「いえ、国名が決まっていなかったので、この地の名を取って、イスエルと呼称いたしました。

 この地はリン様の生誕を記念して、[ エルサム ]と呼称することに決定いたしております。

 ちなみに、首都です」


 え、なんか恥ずかしいんだけど?

 お飾りで国王? になってるのは分かるんだけど、

 

「いえ、リン様は絶対君主です! リン様の ご命令は、

 この国で なによりも優先されます……ッ!!」


 なんか力説してくるライラたん。

 う、このひと ライラさん、

 こんな感じの人だっけ??



 ―――てか、戦況??

 


 

「あ、そうでした。今までは主戦力の勇者[ アンナ=ヴェンべり ]

 を中心に順調に前線を拡大していたのですが」


 ん? なんか聞いたことある名前?

 ああ! いっしゅん私の腕

 とか直してくれた人だ!

(別に忘れてなんか居ないよ??)


 

「リン様のお体の治癒方法につきましては、

 現在 可能な限りの手段を当たっており

 ますが、勇者級の完全なる祝福と成ると

 発見は非常に困難で、難しい状況です」

 

 なんか苦しそうに ぐるぐる伝えてくるライラ?

 いーよいーよ、たしかに不便だけど、片腕

 使えなくてもソフィとか おぶえたし、

 今のとこぜんぜん不都合ないからー。

 


「でも……」

「いいの!」


 リンネ村を出てから、私みたいにカラダが

 不自由な人は ぜんぜん見かけなくて、逆に

 私のほうがビックリしたけれど、私は

 あんまり困ってないから構わないのだー!


 

「かしこまりました? ……では、続きですが、リン様が連れ帰られた[ チイ ]? 様は、

 たいへんハルン聖王国に対して、圧倒的な力を見せつけておりまして、

 えー、いま現在、[ ひぃ ]様のお力を借りて、ぎりぎり制御を行っている状態です」


「???

 やばいの?」







 ライラの言ってる意味が よく分からない。

 戦争してて、敵国に対して とっても強いなら、それは

 勝つのがラクになって何も問題ないとおもうのだけれどー??

 


「あー 例えば、ソフィア様は歴史上の偉大な魔法使いで、

 一見 先遣隊3,000の兵の瞬殺は非常識ではありますが、

 魔法使いという範疇では 非常に常識的な

 強さであると申しましょうか……?


 チイ様は、既に世界の危機であると申しましょうか?

 ひぃ様の お力添えがなければ、今ごろ

 我々も滅んでいたと申しましょうか??」


 言葉を濁しつつ、危険な状況だと伝えてくるライラ。

 ……てか、イマイチ状況が想像できないんだけど??



「それ、ヤバイじゃん!」


 びっくりして、つい

 声が出てしまった。



 ―――すぐ、

 私も行かなきゃ!

 

 なんでライラが こんなに

 落ち着いてるのかが分からない。



 

「いえ、リン様はお待ち

 頂ければと思います!!」

「え?」


 予想外に 断固、拒否

 されてしまった……!

 

 

「ソフィア様が鍵を握ってると、ひぃ様から お聞きしておりますので、

 昨日まではリン様の ご回復、いまはソフィア様の体調回復までは、

 決して無理をなさらないように お願い いたします!!!」


「う!」


 なぜかすっごく

 強気なライラ!






 

「現在、ハルン聖王国の最終制圧に向けて、

 最後の調整に入っている局面でございます。


 現場には我が国の優秀な人材が投入されて

 おりますので、この段階でリン様に前線に

 赴かれると、前線が大混乱に陥るだけ

 でなく、今までの繊細な政治的調整等が全て

 水泡に帰す可能性が 非常に高いので、


 リン様に おかれましては、ぜひ吉報まで

 は ご自愛頂ければと 思います……!!」



「うー!」


 なんか、難しい

 言葉使ってくる!



 ……ようは、1年留守にしてて、今も 二人

 そろって体調が悪い時に、危険なトコ行って

 倒れたりヤラれちゃったら大変 たいへん!


 だから、安全に成るまでは待っててね?

 ってことなんだろう。




「ええ! まさにその通りでございます!

 さすがリン様、すぐに

 お分かりになるとは!」

 

 バカにしてるの? とも 思うけど、ライラ

 は これが素だったりするからタチが悪い!!

 


「えへへ?」

 

 照れたようにライラ笑うけど、

 別に褒めたわけじゃないんだからね??



「まあまあまあ!」 


 なんか、満面の笑みで

 私を なだめてくる!

 ……あー、いいや。

(なにかを あきらめる)

 


「では!」


 パン!


 ライラさんが手を叩くと、耳の尖った

 かわいい女の子3人が、あったか

 そうな食べ物を持って入ってくる!







「お食事お持ち致しましたが、なにか

 御入用のものがございましたら、

 なんなりとお申し出くださいね?」


「……自由に遊べる

 女の子??」 


 つい、右から左で答えてしまった!

 ……うーん、最近なんか

 溜まってるのかもしんない?



「この者たちは、リン様 専用の奴隷です

 ので、どんな命令にも従いますよ…??」


 わちゃわちゃ嬉しそうに

 説明してくるライラさん!

 

「リン様の身の回りの お世話をさせて頂きます

 が、チェンジしたかったら お申し出ください。


 ただ、リン様を主人として完全に魂に刻み込まれて

 既に変更不可能ですので、できれば末永く

 かわいがって頂けると、助かります、光栄に存じます」 

 


 

「え、私が手放す

 と どうなるの?」

 

 なんか、ライラさんは意味深な事を言ってき

 たので、気になって突っ込んで聞いてみる。

 

 

「一般的な奴隷関係とは違って、この者たちは

 既に最高契約をしており、他の奴隷としては

 再利用 不可能ですので、秘密保持の

 ためにも ―――廃棄処分―――ですね。

 

 安楽死させたあとミンチにして、皇帝エムペラー・ピッグ

 食用肉として使うほか、頭髪は女性用かつら(ウィッグ)

 に、その他 余すことなく

 有効活用することに成ります」

 

「うは!」


 ……なんで、私の世界はこんなにも残酷な

 ことは徹底的に残酷なのだろう??

(ちょっと衝撃で、頭まわってない)

 



◇ ◇ ◇




「もしリン様に気に入って頂けなかった

 のなら、この者たちの運命が

 足りなかったのです

 

 それに、リン様は身近なものに思考や感情を

 伝える特殊な体質の方ですから、こういった

 者たちでないと、悪用される

 おそれが ありますし」

 


 うーん、そっかぁ。

 

 

「せいいっぱい がんばりますので、あたい

 たちをいっぱい つかって

 やってください!!」

 

 わたしに おそるおそる声を掛けてきたのは、

 私の奴隷となった(?)少女3人で一番幼い子。

 ―――私の妹とかリイラちゃんと似た年だ。

 

 ぺったり土下座とか してくる!!

 


 

「どうか、偉大なご主人様で

 あられますように……」

 

 続いて真ん中の子。

 おとなしい。

 

 

「……!!」


 上の子は、なんにも言わないで頭を下げる。

 うん、契約で強制的に動かされてる感じだね。

 敵意がビンビンに伝わってくるよ……??


 

 

「ライラ、この人選は?」


 わたし、このままだと今夜に

 でも暗殺されそな予感ッ!♪

 





「リン様は、無能な味方より、有能な

 敵の方を好まれるかと思いまして。

 この者たちは我らイスエルによって壊滅させた、

 エルフの小国の最大血統の者たちです。


 能力の高さは折り紙付きですが、なにぶん

 国の制圧が荒っぽく、特にこの者たちは



 イスエルの我らと、特に最高権力者の

 リン様に深く憎しみと恨みを

 抱いております……ッ!!」


 なんか熱く語っ

 てくるライラ??

 

 

「ほーん?」


 そういうセレクト?

 ……つか、敢えて

 そこ選ぶワケ??


 

 

「通常の者ではとうてい御し得ず、もともと

 処刑予定だったので、こうしてリン様に

 (たまたまタイミングが良かったので)

 お目見えしてみた次第です。

 

 普通の奴隷がお好みでしたら、すぐに

 お取り替えいたしますが……??」


 

「ふーん?」


 私が気に入ればラッキー、ダメでも

 もともと予定通りだったってことか。


 じゃ、わたしが この子達断ったら、

 すぐに殺されちゃうってワケ……?

 

 

「ええ、呪い素材(カース)と穴豚は足りており

 ますので、皇帝エムペラー・ピッグの豚肉ですね。

 これだけ因果が絡まっていれば、よい

 ベーコンが出来上がりますよ??」


 ……それを誰が食べるのか、

 小一時間問い詰めたかった!!



「ライラ…?」


 分かってて私に振ったでしょ?

 こーいう系統、私が大好きだって。







「ええ、リン様の ご趣味は、この国でリン様

 を待っていた身としては、誰よりも深く

 理解していると自負しておりますので!!」


 自慢げに ふんと胸を張るライラ!

 こーいうとこは、年取っても

 ぜんぜん変わってない。

 

 

 くくく♪

 なんだかおかしくて、

 2人で笑い合う。

 

「「「ひぃ…ッ!!」」」


 エルフ奴隷たちは予想していなかった展開

 だったのか、可愛い顔を引きつらせて悲鳴を上げる。


 ああ、悲鳴が おなかに じんわり心地よく響く♪


 

「この人たち」


 どーしても、

 いいんだっけ……?

 


「ええ、足りなくなっ

 たら補充いたします」

「その時はお願いね?」



「あわわ…!」

「ひぃ……!」

「くッ、ころせ…ぇ…!」

 

 エルフ少女たちからは

 ほそぼそ悲痛の叫びが上がる!


 

「えへへ?♪」


 気分がワクワク高揚する☆ 

 地球から帰ってきて考えていたことで、

 ちょっと、試してみたい魔法があったのだー♪

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