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かえると、へんな しゅうだん!!

「ほんとどうかしてた、こんな発想、したいと感じたこと なんて無かった

 ハズなのに。ましてやリンになんて絶対しちゃいけなかったのに……!」


 どうせ私が この固有バレラ・ア結界デクォダー把握しないと

 助かりっこないから、それなら こっそり思いっきり

 やってしまおうと想ったって♪


 ……だがソフィアよ! 現在進行形で、

 何も隠し通せていないぞ がなっ!!!

(生まれて一番悪い状況に、

 ちょっと混乱してる!)




《――― 一定の情報量と魔量を確保いたしました。

 可能な範囲での肉体の復元を行いますか……?》


 おおー! 秘書ちゃん!

 あなた優秀な秘書ちゃんだよ!

 もちろんお願いするんだよ!!


《……/// 了解いたしました!》



……。



 魔王の秘書

 さまさまですっ!☆


 うん、足と右腕は だいたい治ったね。

 あのまま一生動けなかったらどうしよ

 うかと ちょっと心配しちゃったよ!


 片目は見えないままだけど、

 多分情報が足りないんだろうね。

 ……ひしょ、ありがとね?♪


《……♪》




「ごめんなさい……?」

「私の家だからね、しかたないね。誰でも引きずり込んでしまうのかもしれない」

「そうか……そういう固有バレラ・ア結界デクォダー効果なのか……

 心理系特化なのか……」

「ん?」


 どうやら固有バレラ・ア結界デクォダーっての

 には2つあるらしい?



「圧倒的な物量に物を言わして実現する自分の理想か、

 圧倒的な浸食に物を言わせて実現する必要な心、か」

「へー、町の人は誰でも出来るの?

 固有バレラ・ア結界デクォダーってやつ」


 田舎者の世間知らずの私にも出来たくらいなんだから、

 きっと町の人とか首都の人たちとかは、

 もっとスゴイに違いない!!

 きっと魔王とか勇者とかも、街中には

 ゴロゴロ居るに違いない!!



「たぶん、人間じゃないのも含めて、この世界で出来る存在、

 両手で数えられるくらいじゃないかな……??」


 両手? 1・2……10!


「10個か!

 じゃあ、町の人は10人くらい?」

「おお………かみよ……っ!!!」


 なんかソフィア、床を のたうち回ってる?

 このタイミングで心壊れちゃったのかなあ?

 ―――ざんねんだなあ……??



「しんぱい!」

「おまえがな!」


 こんな無敵なリンさまを前にして、

 魔術も力も今は私より弱いソフィアちゃん

 に心配されることなんてないですよー!!

(↑ ちょっとハイになってる!)


 けどなんか、口に出すと予想だにしない報復が?

 恐ろしいコト? が待ってる予感なので、

 とりあえずムッツリ黙ってることにする!



「……あ、忘れてた!」

「うむ……?」


 床と言えば、あの両親に言われた

 からトラップな気もしなくはないけれど、


「いちおう家宝と言うからには、何か金目な物かもしんない。

 売れるかも しんない。せいぜい役に立ってもらおう!」

「売る前提なのね……。ほんとリン、

 とことん両親信用しないよねー?」

「信用しないのが、安定の信用なのだー!!」


 またソフィアの背後で両親の死体が

 親指を上げてきた気がするけど、

 ……きっと、私の見間違いに

 違いないよね? ね??



 ……てことで、帰ることにする!

 ひしょちゃん……??


《―――かしこまりました!》




======




《現在 リンネ家・固有バレラ・ア結界デクォダー

 管理者権限を取得中……把握完了……

 空間転移魔術を発動中……座標軸の設定完了…》


 ……帰る準備を

 はたはた始める!



「……ちなみに私は? 一番強い時で

 10秒間だけ具現化出来ましたー!」


 何かソフィアは 告白

 して対抗してくる?


 さっきライラを飛ばした時より、自分

 とソフィアだと手間がかかる。


 ……つか、いじめたい人間とか魔物とか この小屋に閉じ込めたら、

 わたしクラス(実感ないけど一応魔王らしい?)じゃないと出れない

 から、使い方によっては けっこう最強なんじゃないだろうか??


 

「へー、ソフィアちゃんの固有バレラ・ア結界デクォダー

 キラキラしてそー!」

「なんでそう思ったし!」

「……ちがうの?」

「まあ、否定はしないが……」


 というか、ソフィアちゃん強いか弱いかよく分かんないな?

 戦ってる姿も対狼人ワルフしか見てないからな―。



「じゃあ私の見せたから、こんど

 ソフィアちゃんの見せてね?」

「おま…、そんな簡単に言うなって…?

 いま私、魔法はおろか魔術さえ

 一個も使えないんだぞ?」

「……でも、ソフィアちゃん

 なら、すぐ回復できるでしょ?」


 ……そうだ! こんどソフィアちゃんと

 町一番の強者つわものと闘わせてみよう!


 特訓だー!



「まー、禁忌使えば3日だけど、師匠ししょー

 禁じられてるからな―。まともにやったら10年くらいかな?」


 ―――嫉妬の炎が また渦巻く。

 師匠ししょー師匠ししょー、あなたが

 自由に生きられないのは、

 その人があなたの貧しい心の村となって、

 あなたを中に閉じ込めているからなんだよ??



「……いやなの?」

「まあ、そのうち、ね?」


 まんざらじゃ

 無さそうだった。



「にしても、もう固有バレラ・ア結界デクォダー具現化は6時間以上は経ってる。

 こんなに長時間展開できるなんて、いったいリンって、なんで出来てるの……ッ??

 あ……夢魔スクブか! 人間じゃなかったんだ……!!

 初めての夜に襲ってきたのも、なんか納得だわ―!」


 あの、聞こえてます。


 そして私たちは、愛おしき現実世界へ戻ってきたのだった!!

(わたしとしては、家以外ならどこだって素敵です……☆)




「ふはー!」

「戻ってきた―!」

「……こわい、

 リンの家、こわい!」



 転移の長いトンネルを抜けると、

 そこは大量の信者たちでした!


 心の底が、

 白くなった。




======




「おお! リン様がお帰りになった!

 あ、ついでにソフィアさんもな!」

「おー! 今日は宴だー!」

「「「 ウォー!!! 」」」

「私は ついでかっ!!」


 ……ここは私が石

 から戻った洞窟か。

 あ、人間じゃないのも

 ちらほら居るね??



 ……なにやら盛り上がってる??

 わーい、お肉もたくさんあるよ?

 みな酒を浴びるように飲みー?

 洞窟で服を脱ぎ始め……ー?

 ―――うはぁ……!? ///


 私たちが凍ってると、そのまま

 ドンドン進んできそうだったので。




「いやいや……、

 ちょっとちょっと!」

「あれ? リン様はお嫌いでしたか?

 酒肉乱交パーティー」

「しゅにく らんこう ぱーてぃー」

「あれだ、カルトの洗脳に使うやつだ!

 ムリヤリ仲間にしたい時、

 快楽漬けにするのっ!」


 ソフィアちゃんは難しい

 ことを よく知っている。


 知らない言葉が出てきたけれど、

 なんとなく雰囲気はわかる。

 …せっくすは、きたないこと?

 きたないことは、わるいこと?


「心の声でソフィアに尋ねられ

 ても、お答えできません……っ!

 ちゃんと声に出して ください!」



 てへ♪ ソフィアに おこられた!

 ……うん、てことはこの人たちは悪い人たち

 だから、潰しても いいということだろうか??



「あ……リンの

 目 本気だ!」


 やっちゃって?

 ひしょ ちゃん?



《……??》




======




《彼らは敵意より好意をリン様に多く抱いています

 ほんとうに殲滅しても宜しいでしょうか……??》


 めんどうごとは、事前

 に潰しておくに限るっ!


 ……あれ? 最初に話しかけてきた親玉らしき人が、

 手信号送るソフィアちゃんに気付いて、

 めっちゃくちゃ慌ててる……?



「いっかーん! お子様向けの内容に変更だー!

 プラン(ズエッッッットォ)だー! プラン ゼットへ変更だ―!」

「リンに いきなりは、刺激強すぎだって!」



 そうして わたしは、信者たちにガッツリ

 対策を取られることに なったのだった!?

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