表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/45

桶狭間の戦いの中で②

父こと信長が出陣を決めて城を飛び出して行った。遅れを取るなよ!とかけていく兵達が消えると城はかなり静かになった。


信長は敦盛を踊っていたとかで有名だけど実際のところどうなんだろうね……初陣の時とかになったらわかるかな?


人間五十年……か


戦中は史実がずれないこと祈るばかりだ。信長に何かあったらいまの織田家は崖っぷちに追い込まれるだろう。


今日は特に予定はなく弟達と会う約束もないので城をうろちょろしていた。特にどうということはなく自室に戻ると寧々がいた。


「桜捨丸様、ご飯の用意できてますよ!」


そういえば朝ごはん食べてないやと用意された座布団に座る。


鮭とご飯、味噌汁、漬物。美味しんだけど少し栄養の心配があるんだよね。ご飯は多いけど野菜は少ない。肉は禁止だし。戦が多いこの時代で骨とか筋肉が弱いのはどうかと思う。けどそれをとやかくいうのは食べさしてもらっている身としては違う気がして美味しく頂く。


寧々と侍女さん達が作ってくれてるんだけど贅沢だよね。


「ごちそうさまでした!今日も美味しかったです!」


俺が座布団から尻をあげて襖を開けると甲冑をきた男の人が来ていた。


「どうしました?」


俺が尋ねるとその人は膝をつき声を張り上げた。


「織田上総介様率いる軍が奇襲攻撃で今川義元の首をとりました!簡単な処理が終わり次第帰宅とのことです!」


俺はゾクッとして鳥肌が立つのがわかった。


自分が生きているこの世界でかの有名な戦いが起きたのだ。思ったより早かったなと太陽を見るともう11時くらいのものだった。朝ごはんというよりお昼ご飯であった。


「わかりました、ご苦労様です。父上にお気をつけてとお伝えください」


俺はそれだけいうと寧々のいる部屋へと戻った。


「戦は織田方の勝利です。ようやく藤吉郎も帰ってくるようです」


寧々はホッと安心したんだなとわかる息をつき笑う。


「おめでとうございます!」


さて俺がしないといけないことは明確だ。元服までに大きくなる織田家で地位を確立して守らなければいけない。それには弟達の邪魔をする気は無いと行動で示し、側で支えるような役職と領地が貰えれば良い。そのためには味方を多くつけなくては……


四面楚歌


そんな惨事にならないことを望みながら小さな足を一歩前に出した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ