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15話

俺はゴーレムを狩り続けない。

虹ドロップはおろか、金ドロップすら出ない。

出るのは粘土。石。粘土。粘土。石。

だめだ、もう心が折れた。誰かに相談したい。。。


「すみません受付のお嬢さん」

俺は受付に聞いてみることにした。


「はい。ああ、あなたはチとツを間違えた馬鹿ですね」

3つ目のすべてを細めて軽蔑した目で見てくる。俺が何をしたというのだ。


「(小声)なんか虹ドロップしなくなったんですけど何か知りませんか」


「は?虹ドロップなんてしないですが。虹アイテムはガチャかイベントでのみ入手可能です」

何を馬鹿なことを言っているんだとさらに目を細める。


「いやいや、実際にスキルの書も出ましたし。ほらステータス見てくださいよ」

スライムを狩り続けて虹ドロップが出たことと、ゴーレムを狩り続けても何も出ないことを相談した。


「!?これはバグ?。。いや、、、でも、、、システムに、、、」

なにやら呟いている。3つ目が順不同に左右上下に動いている。混乱しているのか。

美人なのもあいまって、少し気味が悪い。


先ほどの反応からしても虹ドロップはありえないことだったのだろう。

ゲームの序盤には稀によくあることだ。

何にせよこれ以上ゴーレムを狩らなくていいことが分かったのは大きい。


さてこれからどうするか。

目標というのはモチベーションの維持に関わってくる。

受付嬢もフリーズしている。まるで屍のようだ。


そんなとき、突然物凄い突風が襲い掛かった。

ここは室内なのに何が起きているんだ?そう思って振り返ると遠くの方で

ヒョロヒョロのジャガイモ顔がなにかやっている。


両手を叩いて、ピース。マルを作って望遠鏡?

ああ、パンツー丸見えか。この令和の時代でそれやってるのはお前だけだと思うぞ。


俺が呆れているとヒョロジャガ君が視界から消える。

そして室内には再度突風が吹き荒れる。

今回は俺も見逃さなかった。そしてヒョロジャガ君と目が合い2人でシンクロした。

両手を叩いて、ピース。マルを作って望遠鏡。パンツー丸見え。


これが俺とヒョロジャガ君。いや、韋駄天マンとの美しい出会いだった。



-----

D-カード

Name:マッハパンツマン

レベル:823

攻撃:1805

防御:1508

速さ:25

魔力:999

スキル:経験値256倍


-----

D-カード

Name:韋駄天マン

レベル:172

攻撃:230

防御:12

速さ:928

魔力:40

スキル:経験値256倍






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