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ノーマン物語-サバイバル刑務所  作者: じゃむ
プロローグ
81/153

.47

通り過ぎると思っていたヘリコプター5機が下降してきた。


[なんでだ?]

ドミトリーは叫んだ。

隠れた事が分かるはずがない。


脳みそをフル回転させる。

懐中電灯を外し乾電池を取り出す。中をまさぐる。

何もおかしな所はない。


[なんで分かったんだ?]

ドミトリーはもう一度叫んだ。


ヘリコプターの騒音が頭上から降ってくる。


雪と風の静寂な白い世界が一変した。


雪がヘリコプターのローターで不自然に舞う。

地響きのような騒音。

目が開けられない位まぶしいライト。


天地がひっくり返ったような気分になった。


ドクターとドミトリーはライオンに囲まれた小動物のようだった。


ヘリコプターと多くの人間に囲まれる。

逃げ場所はもうどこにもなかった。


いや、一ヶ所だけある…死の世界。

荷物からナイフを取り出す。だがそこへの脱出は出来なかった。


[命は助かるだろう…]

ドクターは観念してドミトリーを優しく抱いた。


ドミトリーは泣いた。涙は流れた瞬間、頬に凍りつく。


2人は這い出ると両手をあげて地面にうつ伏せになった。


雪はこんな状況でもいつもと変わらない冷たさだった。

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