表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ノーマン物語-サバイバル刑務所  作者: じゃむ
プロローグ
60/153

.26

夜になりドミトリーとドクターが位置を計算する。

正確な場所は星だけでは分からず、ドラム缶の存在は非常にありがたかった。


風で雪面の模様…サスツルギで、一定方向からの風が吹いてるのが分かる。


ドラム缶が転がってきた方向に基地がある…つまり風に向かって進めばいいのだ。


翌朝早くから行進が始まる。

今までと違う事は、誰もが周りを見渡しながら歩く事だった。


なだらかだが小高い雪丘に登り、地平線を見渡す。

何もなければまた戻り風に向かい進む。

変則的なジグザグ行進で移動。


もう見つけてもよさそうなはずだが、見渡す限り白面の世界。


複雑な迷路も迷うのだが、逆に線も何もない迷路も迷う。

ゴールはどこにあるのだろうか?


風が強くなり、寒さに冷気が増し痛く感じる。

ここは小高い雪山に囲まれた盆地らしく冷気が集まってきてる。


それは雪質でも分かる。


いつの間にかペリカンの皮で作った靴が完全に雪にめりこまなくなった。

地面は氷に変わってる。


基地は平地に建てる。風避けに峰や小高い丘に囲まれた平雪に。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ