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ノーマン物語-サバイバル刑務所  作者: じゃむ
プロローグ
146/153

.21

病気や怪我で死んだノーマンは、タダシ達が土に埋める。埋める前に必ずこうちゃんのオモチャになる。


月に一度フードサプリや物資が届く。それで計算すると三ヶ月に一人は必ず新しいノーマンがやって来た。一年は平和だったが、新しく来た兄弟のノーマンが不安な空気を入れた。

兄弟はボクシングをやっていて、同じ年代の友達にボクシングを教え始めたのだ。


別に他人に危害を加えたり、横暴な態度はとっていないが、危惧するノーマンの、ヤバイんじゃないか。の声が聞こえるようになった。


タダシ達は、自分のグループ以外どうなろうとかまわないし、関わりたくもなかった。ので、相手にしなかった。


そのうち、ボクシングをやるノーマンと、やらないノーマンの二グループに別れた。


そして、兄弟から、学校と校庭の分断をしないか。と案が出された。


不安な空気が濃くなっていく校舎で、こうちゃんが病気になり、あっけなく死んだ。


本当に、あっけなかった。病気になって死んだノーマンの解体をした僅か三日後の朝、こうちゃんだけ二度と目覚めなかった。


死ぬ病気が移ると誰もが怖がり、こうちゃんが悪者にされ、死体を触ったタダシ達グループが除け者にされた。


兄弟がこの学校を仕切るようになり、タダシ達はまた最上階の部屋に移動させられた。


フードサプリはちゃんと分けていたが、余ったフードサプリは全て兄弟の物になった。

それと、精神や脳が病んでるノーマンの面倒を押し付けられた。

障害を持ったノーマンや精神がおかしくなったノーマンは意外と厄介だった。

夜中に奇声をあげたり、所構わずクソを垂れ流したりするのだ。




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