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ノーマン物語-サバイバル刑務所  作者: じゃむ
プロローグ
133/153

.8

次の日も次の日も、タダシ達は穴を掘る。

日が経つに連れて掘る穴は少なくなっていく。

死ぬノーマンの数が減ってきたという事だ。


100人近い遺体を運び、埋めたタダシ達5人は、感情がある意味麻痺していた。


殴打されてぐちゃぐちゃな顔の死体を見ても、なんとも思わなかった。


お腹から内蔵がこぼれてる男がかすかに息をしていたが、そのまま埋めた。


手足に着いた生臭い血も気にならない。


一番若いノーマンのこうちゃん…9歳。

小学校でいえば2年生。

身体は2年生の割りに体格は小さく、いつもオドオドとしていた。あまり喋らず、大人しかった。本名は石川コウジ。

こうちゃんですら吐く事も愚痴も言わない。


誰もがこうちゃんが、殺人を犯したなんて信じられなかった。

だがノーマンになったという事は、必ず人を殺した。という事だ。


人は見かけによらない。



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