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ノーマン物語-サバイバル刑務所  作者: じゃむ
プロローグ
130/153

.5

その夜中に校舎から火の手があがった。

誰もが校庭に出るも、何もする事がなく立っているだけだった。


タダシ達も、他の人同様、外で眠れない夜を過ごした。

朝方には火は消えたが、食料だけでなく住処も奪い合う一つに、加わった。


タダシ達が座ってる鉄棒の場所に棒を持った男達が数人来た。

[お前ら、死人を外に運び出せ]


校舎の窓からはまだ黒い煙が出ている。

[返事はどうしたぁ?殺すぞ]

違う男が近づき怒鳴った。

[な、なんで僕達が]

陽一君が震えた声で言った。

[はい。死刑]

とその男は陽一君の横顔めがけて思い切り棒を振った。


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