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ノーマン物語-サバイバル刑務所  作者: じゃむ
プロローグ
118/153

.35

外壁の幅は約5メートル。

外壁の上は風はなく、向こうの壁にロープ20本、堀の向こう側まで繋がっていた。


堀の向こうには銃を持った人間はいない。

ギャングのような風貌の人間がごくたまに、外壁の方を見上げていた。


明らかに今夜の脱獄劇を解ってるようだった。


ムダウ・カレラの側近が調べた結果を説明していた。

ダニエルはマイケルとワラを丸めた簡素なボールで遊びながらそれを聞いていた。


ボールはダニエルがマイケルの為に作ったモノだった。


外では全員が武器を外し、川原で体を洗ったり、話しをしたり、殺気や殺伐とした影はどこにも見当たらなかった。

壁一枚向こう側の人間の世界ではごく当たり前の風景だった。


ダニエルはそんな風景をボンヤリ眺めていた。

脱獄の時間までイヤに長く感じる。

時間潰しにダニエルはムダウ・カレラに刑務所を見せてくれと言った。


ムダウ・カレラは自ら案内すると言った。


落ち着かないのは誰もが同じだった。

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